パク・チャヌク監督の新作 『こうもり』 のソン・ガンホの相手役に、うら若きアガシが決まったというニュースを読んで、そういえば、Hong Kong Asia Film Financing Forum (HAF) 2008 Project にネタバレがあったなぁと思い出しました。英題は『The Bat』 から 『Thirst』 に変わったようです。
ネタバレ平気という方はちょっとのぞいてみてはいかがでしょうか。ガンホ兄さんが吸血鬼という設定であることはすでに報道済みですが、吸血鬼になるまでの過程、思い切りネタバレしてます(笑)。ま、この通りになるかどうかわからないので、違っていたら、当初の筋書きと違うじゃないかと、あとでツッコミ入れることもできます。
監督からのひとこと(Director's Statement)欄に、この作品は、単なるスリラーでも、ホラーでもなく、許されない愛の物語・・・と書いてあったのですが、あらすじ (Synopsis) を読んだ限りでは、クスリと笑ってしまった部分があったので、えっ、コメディあり? と思ったのですが・・・。
だってF.B.I.でも H.I.V.でもない、F.I.V.ですから (ダジャレじゃないのか・・・)。
どうやら、私の大きな勘違いだったようで、シリアスでメローな愛のお話のようです。
復讐劇じゃないけど、吸血鬼だけに、やはり大量の血糊が登場しそうな予感です。
ついでに、HAF の同プロジェクトにポン・ジュノ監督の 『Mother』 もあります。これは新作なのでしょうかね~ 犯罪者に仕立て上げられてしまう息子をもつ母親が主人公で 「最も悲しく、最も美しいクライムドラマ」に仕上げたいとか。
イム・サンス監督の 『A Woman in Paris』。アジアからパリに亡命した女性が、パリでさまざまなことに巻き込まれるという社会派っぽいドラマのようです。
あと韓国がらみでは、日韓合作の 『Sharaku』 も入っていますが、なぜいま、日韓合作で写楽なのでしょうかね。不思議です。昔、真田広之主演映画で 『写楽』っていうのがありましたよね~。
日韓合作といえば、突然思い出したのですが、「半島を出よ」 の映画化ってどうなったのでしょうかね。原作の上巻読んだきりで、下巻を放置したままだった・・・ 架空の時代設定になっている 2010 年は、もう再来年じゃないですか・・・
ついでに HAF 2007 Project だった 『ノム、ノム、ノム』。おそらく導入部と思われる場面のちょいネタバレがあります。これまでに Cine21 で紹介されているものをもう少しわかりやすくしたもので、それほど目新しくはありません。
ウェスタンというからには、決闘はバンバンありだと思いましたが、『ジャンゴ』 と同じくお宝探しゲームありか・・・ふーん。そういえば、キム・ジウン監督は 『オーシャンズ』 っぽくしたいみたいなこと言ってましたね~。泥くさいナショナルトレジャーとかじゃなくて、オーシャンズって言っちゃうところがオシャレさん(?)。
* HAF っていうのは、アジア映画の投資促進を活性化させる組織だそうです(公式HP)。