Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

DVD鑑賞 『小さな恋のステップ』

2006-09-16 23:50:13 | J.J.Y. Filmography

最近とりつかれたようにひたすらK-Movieに走っているけど、良い作品に当たると、小躍りしてしまいたくなるぐらい嬉しくなってしまう。

この『小さな恋のステップ』(2004年)は、『拍手する時に去れ』のチャン・ジン監督の作品。『拍手・・・』ですっかりこの監督びいきになった私としては、もう無条件でお勧めしたいところだけど、ええ、個人的にはかなりお勧め品

チャン・ジン監督の作品にはほとんど出演しているチョン・ジェヨンssi がいいのよね。劇団出身俳優ならではの、ちょっと濃いめの演技が、
妙に「美味しい」のよね。彼とイ・ナヨンssiがずっとでずっぱりなのだけど、このコンビ、まったく噛みあわないところがまたこれ、いいのよね。わざとやってるのか、天然なのか読めないけどね

最初はね、余命3ヶ月の宣告を受けるところから始まって、おや、どこかできいた事のあるストーリー。来年はもうないとか言ってるし・・・。出たよ!さすが韓流エンターテインメントには不可欠のエレメント、「病気」。宣告を受けても、感情を押し殺したチョン・ジェヨンssi の演技が胸に迫ってくると思ってたら
・・・ええ、確かに「病気」なのだけど・・・これ以上は言えない。そして、ちょっとウルっと泣かされるのだけど、こんな風に泣かされるとは想像だにしなかったなぁ。

劇中劇の映画などがあって、伏線があちこちに張り巡らされた凝ったつくりで、『拍手・・・』の時同様、自分の貧相な発想では展開が読めないし、思い切り裏切られるところがこの監督作品の面白いところ

邦題『小さな恋のステップ』って、誰が考えたのだか、『小さな恋の物語』みたいで、いかにもマーケティングの意向で作られたようなタイトル。原題は、『아는 여자(知り合いの女)』。英題は、『Someone Special』。この3つのタイトルに共通するものがないよ(爆)。もちろん原題がこの作品を最も端的に表しているのだけど、それは見ないと分からないからタイトルとしてはインパクトに欠けると判断されたのかしらね。