8月29日の記事『郵政事業に税金は使われていない』にいただいたコメントへの返信の中で、「国庫に毎年何千億円も納入しています。」という記述をいたしましたが、事実に反する記述でありましたので、訂正とともにお詫びさせていただきます。
郵政事業の利益の50%は国庫に納入するという規定になっていますが、郵政公社設立以来、まだ納入されておりませんでした。郵政公社の自己資本の積み立てが7兆円に達するまでは、納入を免除されております。詳しくは、下記資料をご覧ください。
規定と利益額だけを見て、納入の事実確認をせず記述した僕の完全な過ちでした。謹んでお詫び申し上げます。
また、丁寧なご指摘をいただきましたまゆこさんには、こころからお礼を申し上げます。
下記資料も、まゆこさんからいただきました。
重ねてお礼申し上げます。
生田総裁講演模様
平成16年8月27日(金)14:00~ 於:日本プレスセンター
(自己資本不足)
自己資本の方は、10兆円ないしは、10数兆円でスタートすべきものだったのだろうと思いますが、国家の財政も厳しいということで、約1兆3千億円でスタートしています。その代わり、7兆円までは、利益を上げれば、それを自己資本に積み増ししなさい、その間、事業税、法人税等は免じますということになっています。すなわち嫁にやるのに持参金は持たせない代わりに、仕送りはいらないので利益が出たらそれを持参金代わりにしなさいと言われているということです。
それで、7兆円を超えたら、50%は国庫に納付しなさいということになっているわけでありまして、今回出ました利益はすべて自己資本に積ませていただきまして、平成15年度末で4兆6千億円ぐらいの自己資本になったわけですけれども、民間から比べますと、まだまだこれでは足りないので、早く、できれば7兆円までいきたいという感じであります。
(見えない国民負担??)
この辺の仕組みを民営化の準備室の方は、「見えない国民負担」ということで、1家庭、2万何千円か損したようなことをお書きになって、いかにも税金で公社が賄われているように、国民の世論をリードしようとする感じがないわけではないのですが、それは誠に事実に反しているわけであります。
本来、頂くべき資本金がないのを自分で7兆円まで作りなさいというプロセスの過程にあります。逆に7兆円を超えると50%を国庫納付するわけです。一般企業の法人税率40%より、まだ10%実行税率が高いわけですから、「見えない国民負担」で国民が養ってあげているというようにお考えいただくのは、いかがなものかなと思うわけであります。また、そうやって出てきた利益というものは、資本としてバランスシート上、きちっと積まれるわけですから、まさに国民に良く見える、国民の財産として積んでいるわけですから、できるだけマスコミの方々も事態を正確に見ていただいて、正確な報道をしていただきたいと思います。
http://www.japanpost.jp/interview/kouen0827.html
郵政事業の利益の50%は国庫に納入するという規定になっていますが、郵政公社設立以来、まだ納入されておりませんでした。郵政公社の自己資本の積み立てが7兆円に達するまでは、納入を免除されております。詳しくは、下記資料をご覧ください。
規定と利益額だけを見て、納入の事実確認をせず記述した僕の完全な過ちでした。謹んでお詫び申し上げます。
また、丁寧なご指摘をいただきましたまゆこさんには、こころからお礼を申し上げます。
下記資料も、まゆこさんからいただきました。
重ねてお礼申し上げます。
生田総裁講演模様
平成16年8月27日(金)14:00~ 於:日本プレスセンター
(自己資本不足)
自己資本の方は、10兆円ないしは、10数兆円でスタートすべきものだったのだろうと思いますが、国家の財政も厳しいということで、約1兆3千億円でスタートしています。その代わり、7兆円までは、利益を上げれば、それを自己資本に積み増ししなさい、その間、事業税、法人税等は免じますということになっています。すなわち嫁にやるのに持参金は持たせない代わりに、仕送りはいらないので利益が出たらそれを持参金代わりにしなさいと言われているということです。
それで、7兆円を超えたら、50%は国庫に納付しなさいということになっているわけでありまして、今回出ました利益はすべて自己資本に積ませていただきまして、平成15年度末で4兆6千億円ぐらいの自己資本になったわけですけれども、民間から比べますと、まだまだこれでは足りないので、早く、できれば7兆円までいきたいという感じであります。
(見えない国民負担??)
この辺の仕組みを民営化の準備室の方は、「見えない国民負担」ということで、1家庭、2万何千円か損したようなことをお書きになって、いかにも税金で公社が賄われているように、国民の世論をリードしようとする感じがないわけではないのですが、それは誠に事実に反しているわけであります。
本来、頂くべき資本金がないのを自分で7兆円まで作りなさいというプロセスの過程にあります。逆に7兆円を超えると50%を国庫納付するわけです。一般企業の法人税率40%より、まだ10%実行税率が高いわけですから、「見えない国民負担」で国民が養ってあげているというようにお考えいただくのは、いかがなものかなと思うわけであります。また、そうやって出てきた利益というものは、資本としてバランスシート上、きちっと積まれるわけですから、まさに国民に良く見える、国民の財産として積んでいるわけですから、できるだけマスコミの方々も事態を正確に見ていただいて、正確な報道をしていただきたいと思います。
http://www.japanpost.jp/interview/kouen0827.html
コメントする場所を間違えちゃった。ゴメンナサイ。
要するに「郵政民営化」が自分の「利益」になると信じ込んでいるいる人を説得するのはむずかしい。「国民」の利益じゃなくて自分の「利益」を優先しているから。
問題は「利益」で判断されるべきことじゃないとおもうのですが。む・・・うまく説明できない。
わたしのHPにリンクさせてください。
失礼しました。
多分、読者は、前回のまゆこさんとの
やりとりを お読みになり
充分納得していらっしゃるはずです。
真摯な姿勢に 頭がさがります。
”郵政事業に税金は使われていない”
この事実が、どれだけの国民が知っているか
何故、民営化とさわいでいるのか、
少しでも 私たち庶民は考え、選挙に臨みたいと思います。
HP拝見させていただきました。
郷土への深い愛情のつまった詩と写真にこころが和みます。これからじっくり拝見させていただきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
感謝と深い尊敬の念をこめまして・・。m( _ _)m
国民の借金である国債の問題と、無駄づかいNo.1の特殊法人の問題とが、郵政を民営化することによって解決するわけではない、ということになぜか気がつかない人がまだまだ多いんですよね。それに、過疎地域やユニバーサルサービスに関しては、どのような形であれ、なんらかの税金を投入せざるを得ない。それはやむをえないわけで、そもそもの民営化論(構造改革)とはあまり関係ないことなのに。
日本国民はここまで理解力を失ってしまったのかと、国の将来が心配でなりません。中司さんのblogを全国ネットでテレビ放映したいくらいです。いいからこれを読めと。
自民党や公明党の嘘っぱちなんて、私のように単なる素人でもわかるようなことなのだから、メディアはもっと深く追求してほしいものですね…。
間違いを犯すことよりも、それを認めないことの方が、はるかに深刻な問題をはらんでいるように思います。
自分の最大の敵は、常に自分のこころの中にいるのだと思います。
暖かいお言葉に感謝いたします。
後の歴史には、20世紀は「戦争の世紀」として表記されることになると思いますが、では、この21世紀は何と表記されるのでしょう。このままの状態で世界が進んでいけば、「20世紀から何も学ばなかった世紀」、そう表記されそうな気がします。
僕自身の能力には限界があり、また「郵政民営化」だけに集中することもできませんが、できる限りその本質を伝えていければと考えています。「
今後とも、まゆこさんの眼でこのブログを監視し続けていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。