きのうは私がドイツでライアーを習っていた
アネマリー・ローリングさんの85歳のお誕生日でした。
私が彼女にライアーを教えていただいていたのは
もうかれこれ6年以上も前の話。
ライアーを弾き続けて50年以上。
いま、ドイツのドルトムント市に住んでいる彼女は
ライアー界の重鎮中の重鎮。
ライアーと一体化したような演奏は今でも忘れることができない。
半世紀をライアーとともに生きてきた彼女は
とっても物静かで、チャーミングで、
2週間に一回のレッスンはとても楽しみでした。
家から片道80キロ、往復160キロの道のりを
子供たちが学校に行っている間、
車でアウトーバーン(ドイツの高速です)を
ぶっ飛ばしてレッスンに通っていた日々が懐かしい。
緑がたくさんの日当たりのよい部屋で
彼女とライアーとすごした時間は
私にとっては、きらきらと光る宝物のような時間でした。
85歳の今でも現役でライアーのレッスンをやっていらっしゃるとのこと。
ブラボー!
先生のご存命中に再会できるかどうかはわかりませんが、
これからも私はライアーといっしょに
今度は自分の力できらきらと光る宝物のような時間を
ひとつ、ひとつ集めていきます。