ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

10月1日(土)八ヶ岳で演奏いたします~♪

2016年08月04日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
先日の小さな旅で訪れた
山梨の小淵沢。

小淵沢の駅前から出ている
リゾートバスに乗るとその終点は
「ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳高原」です。
http://yatsugatake.izumigo.co.jp/

ここの敷地内に
「Hilltop Garden」という
とってもとっても素敵なカフェがあります。
http://www.hilltop-garden.com/home.html

2年前に小淵沢のポリアンナに泊まりに行ったときに
駅前から出ているバスに乗って
なんとなく終点まで行ってみました。
(↑ 人生は「成行き!」がモットーなので(笑))

かなり標高が高くなるので
空気がひんやり
緑がいっぱいの木立ちのなかで見つけたのが
この「Hilltop Garden」です。

「わ~、素敵なカフェ♪」
と、さっそくコーヒータイム。

上品な素敵なオーナーさんは
ずっとピアノの先生をしていらして
別荘がある八ヶ岳高原でカフェを
1からオープンなさった行動派です。

ライアーって楽器を弾いているんですよ~と私が言うと
ライアーに興味を持ってくださり、
わざわざCDをお求めいただきました。

それから2年ぶりに訪れたカフェは
変わらず
涼やかな風のなか
おだやかにたたずんでいました。

「こんにちは~!」
「あら~、みのさん、ようこそお越しくださいました♪」

2年ぶりなのに名前を憶えていてくださり感激!

いろいろお話しているうちに
「ここでライアーコンサートしましょうよ~♪」ということに!

ということで、前置きが長くなったのですが(笑)
八ヶ岳高原でライアー演奏いたします。
このブログを八ヶ岳周辺の方々がご覧になっているといいのですが・・・

八ヶ岳のさわやかな風の中
木々の緑に囲まれたカフェでのコンサートです。

以下詳細です。

*************************

ライアーコンサート in Hilltop Garden

♪ 日 時:2016 年10月1日(土)   
   開演 14:00 (開場:13:30) 
♪ 場所: ヒルトップガーデン 
  山梨県北杜市大泉町谷戸字並木上8728-3
  電話:090-2630-7257 
HP http://www.hilltop-garden.com/home.html
中央自動車道「小淵沢」I.C.から八ヶ岳高原ライン経由約10分
JR中央本線「小淵沢」駅からタクシーで約10分

♪ 参加費:2500 円 お飲み物付き(お席に限りがございますので、ご予約をお願いいたします)
♪ 出演: 三野友子 ライアー演奏 うた
♪ 演奏予定曲: パッヘルベルのカノン、アメージング・グレース、ジュピター、ケルト音楽 他
♪ お問い合わせ・申し込み: ヒルトップガーデン 090-2610-7257 までお願いいたします。
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アメージング・グレース

2009年05月05日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
CD「ライアーのおくりもの」に収録している最後の曲は
アメージング・グレース(Amazing Grace)です。

グレース(Grace)とは、英語で「恵み」という意味で・・・
アメージング・グレースという題名は
「素晴らしい、驚くべき恵み」ということになります。

とっても、とってもシンプルなメロディーで
メロディーがシンプルであればあるほど、
ごまかしがきかない。
演奏の腕前がすぐに露呈してしまいます。

素直で、なんの小細工もないメロディーラインは
すっと心の奥にとどいて、
聞いたとたんに「涙腺直撃っ!」という事態に陥ることもあります。

そういうライアー演奏を・・・目指しておるわけです・・・

この曲はアメリカのゴスペルソングにもなっていますが
ルーツはどうやら、スコットランドだという説があります。
スコットランド民謡にこの曲の原型があって、
アメリカに渡ったスコットランド人の移民たちが
教会で歌っていて、広まった・・・らしいのです。

確かにメロディーはケルト色がありますね。。。

CDでは弾き語りなのですが、最近では歌なしのインストの曲として
ライアーで弾くことが多くなってきました。

ライアーで弾いていて、
この曲は「祈りのうた」だな・・・としみじみ思います。

私のCDには歌詞カードをつけていないので
ここに1番だけですが、歌詞を掲載いたします。

♪♪♪

Amazing grace!
how sweet the sound
That saved a wretch like me
I once was lost but now am found
Was blind but now I see


アメージング グレース!
何とやさしい響きよ
私みたいな愚か者までも救ってくれた
かつて私は道に迷ったけれども
正しい道を見つけた。
今まで見えなかったことも、見えるようになった。
                (みのともこ意訳です。あしからず)
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やくそく (その2)

2009年05月03日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
CD「ライアーのおくりもの」の8曲目に収録している
オリジナル曲「やくそく」の続きの話です・・・

「ライアーのおくりもの」は2005年夏に録音をしました。
なんとか1曲オリジナルを入れたいと思い、
生まれて初めて作った自分の曲・・・

音楽の経験も浅いし、今までオリジナルを作った経験もなかったので
ライアーをいじくりまわしながら、なんとか作った
「やくそく」は・・・実は・・・
・・・とっても自分では稚拙に感じていました。

「ライアーのおくりもの」をお聞きいただいた方に
「みのさんのオリジナル『やくそく』が好きです!」というご感想を
いただいても、当初は
「うそっ・・・あんなに幼稚な曲がいいのっ???」と、
頂いたご感想をすなおに喜べない、ひねくれた自分がいました。

だから・・・この曲はCDに収録するために練習して
録音が完成した後は、ずっと・・・まったく弾いていませんでした。

ところが・・・
この曲をつくってから2年がたったころの話です。。。

「ライアーのおくりもの」を買ってくださった知人がいました。
この方はパフォーマンスをする方で、
ある日、その方からメールが届いて。。。

「みのさんのCDに合わせて体を動かしていたの。
 そして、みのさんのオリジナル『やくそく』の曲が流れたら
  生命の永遠の流れ・・・のようなものを感じて涙が出てしまった。
   今度の私の定期公演で「やくそく」に合わせて踊りたいから
    みのさんの「やくそく」を舞台で使ってもいい??」

という、うれしいメールでした。

「もちろん、私の曲でよかったら使って下さい!
  もしよろしかったら、友情出演して
   舞台でライアーで「やくそく」を演奏させていただきますよ♪」

と、突然決まった「やくそく」の演奏の話。
それから、私は2年ぶりにこの曲と再会したのです。
2007年の秋のことでした。

どういうふうに弾いていたかすらも
記憶のかなたとなってしまったこの曲と、
毎日、毎日向き合い・・・
毎日、毎日ずっと練習していました。

そして・・・この曲を作ったときのことを思い返して
私が生まれたときに自分にしてきた「やくそく」って何だろう?
自問自答を繰り返しながら、ずっとずっと練習していました。

今のわたしは、私との「やくそく」を果たしている?
今の私のように私は生きたかったの?

「やくそく」という自分で作った曲を
自分で練習しながら、私は今まで見ることが怖かった部分に
直面することになりました。

ちがう・・・ちがうよ・・・
自分の「やくそく」とは違う生き方をしている・・・

大きな気持の変化が・・・起こってしまったのです。

久しぶりに再会した「やくそく」という曲
いまでは大切に、大切に、心をこめて
コンサートでも演奏するようになりました。

自分の「やくそく」に思いを馳せながら・・・
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やくそく

2009年04月30日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
きょうは、CD「ライアーのおくりもの」の8曲目に収録している
「やくそく」というオリジナル曲のことです。

CDを作ろうと思ったときに、自分のオリジナルの曲を
1曲だけ入れたいと思っていました。
そのときには、曲なんて作ったこともなかったのに・・・です。

自分のこころの中の風景をメロディーとして表すことができたら
なんて、素敵なんだろう・・・ずっと思っていました。

ところが、ちゃんとした音楽教育を受けていない上に
音楽歴が短すぎるしで、どういうふうに「オリジナル」を作っていいのか
皆目見当もつかず・・・

よく「メロディーが天から降ってくる!」とかいう話を聞きますが
そのようなうれしい「神秘体験!」的なことは
残念ながら、私には起こらず・・・(爆)

ひたすら、ただひたすら、ライアーをいじくりまわして
「あっ、このフレーズきれいかも・・・」というのを
暗号のように書きとめていきました。

そして、この曲の輪郭が見えてきたときに
海の・・・波・・・
永遠に寄せては返す・・・海の波のイメージが浮かんできました。

題名をつけようとして、
ふっと浮かんだことは・・・
人間だれしも、きっと生まれた時に
自分で自分に「やくそく」をして生まれてきたに違いない・・・
「私はこんなふうな人生を送りたいのです!
 そのために生まれてきましたから!」という
自分への「やくそく」を・・・

そんなことを思いながらこの曲を作っていき、練習してました。
そして、CDに録音する時に
エンジニアの方に本物の海の波の音を
最初にすこ~しかぶせてもらったのです♪

この「やくそく」という曲の話し、まだもう少し続きます・・・
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赤とんぼ

2009年04月29日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
久しぶりに「ライアーのおくりもの」の曲目解説に戻ります。

7曲目は「赤とんぼ」です。
山田耕筰さんの不朽の名作・・・

CDの中に1曲日本の曲を入れたいなと思って
選んだのがこの曲でした。

「ライアーのおくりもの」を4年前に作ったときに
ドイツでお世話になったライアーの先生や、ドイツ人の知り合いに
「私いま、こういうことやっています♪」
と、近況報告を兼ねて、CDを贈りたいと思っていました。

だから、日本の曲を1曲入れたかったのです。
そして、外国の方にも曲目が分かるように
曲目表記を日本語と英語の併記にしました。

シンプルなメロディーの中にとっても
広がりと、透明感が感じられて、好きな曲です・・・

イントロと、間奏の部分は
赤とんぼの」もつメロディーの広がりを
もっともっと広がる感じに表現したくて
・・・一生懸命考えましたっ・・・

秋になると必ずコンサートでも演奏する曲です♪
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グリゴール・クリード (いとしのグリゴール)

2009年04月11日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
CD「ライアーのおくりもの」6曲目に収録している
「グリゴール・クリード」(いとしのグリゴール)について。

この曲は私の独断と偏見に満ちた
「みのともこ お気に入りソング ベスト10!」に堂々入る曲です。

スコットランドの西部にある「ヘブリディーズ諸島」の中の
とある島に古くから伝わる、まあ、いわゆる「島唄」です。

この曲の説明をするときに、
「スコットランド民謡」の代わりに「ケルト民謡」です!
と言うことが多いのですが・・・
それは、私自身、「ケルト」という言葉の持つ曖昧模糊とした
幻想的な響きに酔いしれているからなのですが・・・(笑)

この曲は、サリーガーデンなどのアイルランドの音楽を教えてくれた
2人目のライアーの先生
(イギリス人女性 シュタイナー学校の音楽の先生だった)
から教えてもらいました。

いい曲なのよ~って、
手渡された半ばぼろぼろになったカセットテープ。
そのカセットのラベルにはぎっしりと
ゲール語(スコットランドやアイルランドで古くから話されている言葉)
の曲の題名が書かれていました。

「トモコ、これダビングしていいよ~♪
  グリゴール・クリードって、いい曲だから今度やろうね~」

と、その先生がカセットテープをかけてくれ
初めて聞いたその曲・・・
「ううううう・・・なんという世界っ・・・
       ワタシこういうの好きかも・・・」

ダビングさせてもらったスコットランド民謡のテープは
その後ずっと、ずっと私の宝物でした。
演奏しているバンドは「MAC TALLA」とだけ
手書きで表記してあるのみ・・・いったいどこの誰なのだか・・・

ところが、数年前にふとアマゾンで調べてみると
「ををを~っ! あったぁ! こういうジャケットだったのかっ!」
と、即お買い上げ。
ちなみにアマゾンではこちら↓
http://www.amazon.co.jp/Mairidh-Gaol-Ceol-Mac-talla/dp/B000002NNM/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1239454307&sr=1-1

アイルランド系というか、スコットランド系というか
そういう音楽がお好きな方にはぜひお勧めしたい1品です。

かくして、私は初めて出会った「ケルト音楽」と
数年の時を経てご対面したわけです。

この「グリゴール・クリード(いとしのグリゴール)」
の歌詞内容は、部族の長であった夫を戦いによって亡くした妻が歌う
夫への追悼の歌なのですが。

この曲の旋律がたまらなくなつかしくて、すてきなのです♪
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主よ人の望みの喜びよ

2009年04月05日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
(写真:バッハの生家があるドイツのアイゼナッハにある銅像です)

今日は、CD「ライアーのおくりもの」の5曲目に収録している
ヨハン・セバスティアン・バッハ(J.S.Bach)の
「主よ人の望みの喜びよ」についてのお話しです。

この曲はバッハのことをあまり知らない人でも
(私もそうですがっ 汗)
どこかで、一度は耳にしたことがあるかも・・・
というくらい、かなりポピュラーな曲です。

正式には
カンタータ147番 (BWV147)
「Herz und Mund und Tat und Leben」(心と、口と、行いと人生)
の中に収められているコラール(合唱)です。
「カンタータ」とは、
ルター派のプロテスタントの教会音楽のことを言うそうです。

このカンタータは7月2日のマリア訪問の祝日のために作られました。

♪♪♪

この曲を意識して初めて聞いたのは
もうずいぶん前のことですが・・・
まだ、娘が小学校の低学年のころのこと。
その当時、ドイツに住んでいました。

そのころ、娘はドイツの現地の小学校に通っていたので
日本語を忘れないために
日本語の補習校というものにも通っていました。

その補習校でのクリスマス会で
ある子どものお母さんがこの
「主よ人の望みの喜びよ」をピアノで弾いてくれました。

ろうそくの明かりの中で聞くこの曲は
本当に美しくて・・・おごそかで・・・
なみだが出そうになったほど、感動してしまいました。

そのころの私はまだライアーを始める前、
音楽を始める前だったので
この曲がいったい誰のどういう曲なのか知る由もなく・・・

ずいぶん経ってから、
バッハの「主よ人の・・・」という曲であることを知りました。
そして、ライアーでなんとか弾けないものかと
楽譜を知り合いの音楽家の方からコピーさせてもらいました。

3連符が延々とつづいてメロディーが流れていくさまは
まるで、「3連符」というはしごを次々にかけて
天へと昇っていくようなイメージが浮かんできます。

途中の短調からアルペジオを経て長調に戻るところは
天からの一すじの希望の光が
さ~っと、差し込んできているように感じられます♪

今でもライアーの演奏をするときは
ほとんど必ず弾く曲でもあります。

この曲・・・大好きです・・・
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ラルゴ (コンチェルト二長調より)

2009年03月30日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
今日の「ライアーのおくりもの」の曲紹介は
4曲目のビバルディの「ラルゴ」です。

この曲を初めて聞いたのは・・・
確か中学の時に見た映画の中で。
その映画の題名は「リトル・ロマンス」でした。

大昔「小さな恋のメロディ」というかわいらしい映画が
大ヒットしたのですが、
(マーク・レスター、トレイシー・ハイド なつかし~♪)
その2番煎じのような映画でした。

・・・「小さな恋のメロディ」と聞いて、
目を細めて懐かしげに遠くに視線をやったアナタっ!
 きっと私と同年代でしょう!(爆)

「リトル・ロマンス」という映画の舞台はイタリアのベネチア。
14歳くらいの男の子と女の子が
「ため息橋の下でキスをした恋人たちは永遠に結ばれる・・・」
というロマンチックな言い伝えを信じて、
いろいろな妨害にあいながらも、
ため息橋の下にゴンドラに乗っていく・・・
というお話だったと思います。
何しろ大昔のことで、ちょっと記憶があいまいで。

ベネチアの美しい風景の中で展開される
ストーリーののバックを流れていたのは
今から思うと、ビバルディの曲だったんだな・・・と。
ギターで演奏されていました。(もしかしらリュートだったかも?)

ビバルディはイタリアの作曲家ですからね。

CDに入れた「ラルゴ」のメロディーが
中学の時に見た「リトルロマンス」以来ずっと頭から離れず・・・
その後、ふとした時にラジオやテレビからこの曲を耳にしたら、
「あ~、リトルロマンスで聞いた曲だ~♪」って思っていました。

でも・・・悲しいかな・・・
音楽知識が全くない私はビバルディも知らなかった(汗)

あのきれいなメロディーはいったい何という曲だろうな~って
ずっと、ずっと思っていました。

ライアーを習い始めてから数年たったときに
アイルランドで開かれたライアーのワークショップに
参加した時のことです。
同じ参加者にイギリス人のギターを弾くおじさんがいて、
そのおじさんと話しているときにふと、
この曲のことを聞いてみたのです。
おじさんの前で「ら~ら・ら~ら・ら~らら~ら♪」って歌ってね。

そのおじさんは即答してくれました!
「あ~、その曲はビバルディのコンチェルトDのラルゴだよ~♪」って。
さすが!!!

さっそく楽譜を入手し、
時のつれづれに練習を開始したのはもう6年以上も前の話。

この曲を弾いていると、なんだか
イタリアの古い街の石畳の風景が浮かんでくるんですよね・・・
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サリー・ガーデン (Sally Garden)

2009年03月28日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
ここのところ、寒い日が続いています。
「わ~い♪ はるだ~、はるだ~」って
ふくらみ始めた桜のつぼみたちが
「きゃっ、さむ~い~・・・」と、首をすくめています。
来週末あたり・・・見ごろかな?

♪♪♪♪♪

CD「ライアーのおくりもの」の3曲目は
アイルランド民謡のサリー・ガーデン(Sally Garden)です。

この曲は私にとって二人目のライアーの先生(ドイツ在住のイギリス人)から教えてもらいました。
初めて聞く曲なのに、なんだかとっても懐かしい・・・
ふと、昔の風景が浮かんできそうな曲です。

CDには歌詞カードをつけていなかったので
ここに歌詞を載せてみたいと思います。

サリー(sally)は、アイルランド語で「柳」という意味だそうです。

若者が自分の失恋を嘆いている歌。
まあ、なんというか・・・
彼女は「恋も、人生も自然体に、気楽に考えましょう~♪」って
言っているのに
彼女に夢中な青年は、若気のいたりで、
ついついアツく、先走ってしまったのですねぇ・・・
あらま~。。。

歌詞の内容はともかくとして・・・
メロディーは素敵!

♪♪♪♪♪

Down by the salley gardens
My love and I did meet;
She passed the salley gardens
With little snow-white feet.
She bid me take love easy,
As the leaves grow on the tree;
But I, being young and foolish
with her did not agree.

In a field by the river
My love and I did stand
And on my leaning shoulder
She laid her snow-white hand.
She bid me take life easy,
As the grass grows on the weirs;
But I was young and foolish
And now am full of tears.

柳の木のそばで 僕と彼女は出会った
彼女はその白雪のような足で
柳の木の間を歩き 僕に言った
「恋はあせらず 木の葉が茂るように、自然にね・・・」
だけど若く愚かだった僕は
彼女の言っていることが分からなかった

川のほとりでたたずむ僕と彼女
僕の肩に差し伸べた白雪のような手
「人生も川の堰に草が生えるように、自然にね・・・」
だけど僕は若く愚かで
今はただ涙に暮れるばかり・・・
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ブラインド・メアリー

2009年03月25日 | CD 「ライアーのおくりもの」曲目解説
今日はCD「ライアーのおくりもの」の2曲目に収録している
ブラインド・メアリー (Blind Mary)です。

この曲は、1曲目のブリジット・クルーズと同様に
アイルランドの盲目の吟遊詩人 オカロランの曲です。

ブラインド・メアリーは直訳すると
盲目のメアリーということになりますが、
この曲についてのエピソードなどは残念ながら残っていません。

この曲はアイリッシュ音楽愛好家の方は
けっこう好んで演奏する曲です。

讃美歌のような優しいメロディー。
この曲をライアー弾いていると、なんだか、すごくほっとします。
たとえば・・・

いろいろなことに、とっても疲れて「あ~あ」って思っているときに
ふと通りすがりの素敵なカフェに入って・・・
そしてあたたかい暖炉の前にすわり、
あたたかいお茶を出してもらって、こころがほっとする・・・って感じ。

「いつでもまたここに帰っておいでね~」って。

ライアーを弾いていて、こういう感覚を私が味わえるのは
私の場合は、アイルランドの曲が多いですね。
たとえば、「ロンドンデリーのうた」も私にとってはそんな曲です。

ライアーで弾いていると
自然体の自分に戻れる曲、そんなメロディーですね
ブラインド・メアリーは・・・

そして、そして!!!
今日、3月25日はオカロランの命日なのですよ。
別に、この日をねらって
オカロランネタにしたわけではなかったのですが(笑)
グッドタイミングでした♪

彼が67歳で亡くなったのは
1738年3月25日でしたから、今日で没後271年ということになります。

なくなってから300年近い時が流れているのに
アイルランドから遠く離れた極東の日本でも
オカロランの曲が演奏されて、愛好家がたくさんいるということに
きっと彼自身、び~っくり!でしょうね♪
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