ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

東西ライアー愛好者の相違点

2012年09月11日 | 2012年ドイツライアー大会
いつまでも残暑が続きますね~。
今日も東京元気に33度っ!
皆様夏のお疲れが出ませんように・・・

ドイツでのライアー大会のこと
なんとなくだらだらと書いておりますが、
また今日もライアー大会のことです。

写真は会場となった
ユーバーリンゲンのシュタイナー学校のホール。
とっても立派なホールでした。
ここに参加者270名がライアーとともに
毎朝集って、ライアー弾いて演奏しました。

今回このような世界的な大きなライアーの集いに参加して
改めて実感したことのは・・・
それは、どんな人がライアーを弾いているかということです。

つまり・・・
日本を除くほかの国の人たちは
ライアーを自分の「仕事」に結び付けて
弾いている人がほとんどです。

シュタイナー学校の先生であったり
音楽療法士であったり
治癒教育に携わっていたり

およそ9割くらい人が
「仕事」でライアーを弾いているのです。
つまり「趣味」としてライアー弾いているわけではない。
自分の「楽しみ」として弾いている感じじゃない。
そして、やはり「シュタイナー」という
思想のもとにライアーを弾いています

この割合が日本人の場合逆転します。
「趣味」でライアーを弾いている人が9割。
ライアーを仕事に結び付けている人は
まだあまりいないのかな~と思います。

私が以前にドイツにいたころ
ライアーを習っていた先生に
「あなたは何をやっている人?
  どんな仕事をしているの?」と聞かれた時に

「ライアーの音色が好きなので、
  趣味でライアーを弾いています」というと
ちょっとびっくりされてしまった・・・という経緯がありました。

つまり、日本でのライアーの広がり方は
ドイツやほかの国での広がり方と全く違う方向なのです。
日本人は「シュタイナー」うんぬんというよりは
「音色が素敵~、自分でも弾いてみたい」というのがきっと多数。

そして、ライアーの最大のマーケットは
今、日本なのです。
「趣味」としてライアーを弾かない日本以外の国で
「シュタイナー」に関係した仕事の人たちの間だけでは
なかなかそんなにライアーは売れないのでしょう。

これから日本できっと
いろいろなライアーの表現や使い方などが
発展してくるんだろうな・・・と思いました。

またこの件に関しては場を改めて再考してみたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マリアさまの泉

2012年09月06日 | 2012年ドイツライアー大会
ドイツはユーバーリンゲンの丘を上ると・・・
マリアさまの泉がありました♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4500年前の竪琴

2012年09月03日 | 2012年ドイツライアー大会
まだまだドイツのライアー大会の記事は続いております~。

ライアー大会中、毎晩開かれたコンサートで
とても興味深い演奏がありました。

それは、イラクで発掘された
4500年前の竪琴の復元された竪琴での演奏でした。

4500年前の竪琴を復元しようとするプロジェクトが発足し
いろいろな経緯を経て復元されたのが
写真の竪琴です。

金は純金!だそうです。

デモンストレーションしていたのは
イギリス人のハープ奏者のアンディ・ローイングさん。

音色はとてもシンプルでしたが
とにかく装飾が・・・きらびやかなのです。
その当時、いったいどんな音楽が奏でられていたのか・・・

4500年前に思いをはせてしまいますね~。

この復元された竪琴のプロジェクトのHPはこちらです。
英語ですが、いろいろなことが詳しく出ていますので
ご興味がある方はぜひ・・・
http://www.lyre-of-ur.com/index.htm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスラエルのヨーデン

2012年08月29日 | 2012年ドイツライアー大会
(写真:イスラエルのヨーデンさん&盲導犬くん)

まだまだ暑い日が続いております。。。
阿蘇で開催されたライアー合宿に参加してきたので
5日間ほど留守にしておりました♪
今年の夏は旅がいっぱいでゴキゲンです。

ドイツのライアー大会に話題を戻しますっ。

写真の女性は
イスラエルから参加しているヨーデンさん。
彼女は目が不自由です。

6年前のアイルランドのライアー大会が
初参加で、その時もソロで見事な演奏を披露してくれました。

今回は盲導犬も一緒。
力強い歌声と芯のあるライアーの響きをきかせてくれました。

ヨーデンさんに
「素晴らしい演奏でしたよ~」と伝えると

「日本チームの演奏も素晴らしかったですよ! 
 「さくら」大好きです。
  わたしもライアーで日本の「赤とんぼ」弾くんですよ~。
 イスラエルに来たら、私のところに滞在できるので
 ぜひ機会があったらいらしてくださいね。」

イスラエル・・・遠いっ!という印象でしたが
実際にその国の方にお目にかかると
ぐっと距離が近くなります。
旅好きの私なので、いつかきっと・・・♪

彼女は今はフリーランスで
ライアーを教えるお仕事をしているとのこと。

また3年後にお目にかかれたらいいな~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たくさんのライアー♪

2012年08月22日 | 2012年ドイツライアー大会
ドイツで開催されたライアー大会での
ライアーの各工房の出展会場。

いろいろな工房ありますね~。

ドイツは ザーレム、グンドルフ・キューン、ゲルトナー 
ヨエックス などなど
オランダはコロイ
スエーデンのアウリス
チェコのアントン
オーストラリアのマリー・ライト

今回はイギリスのジョン・ブライアンライアーは出展なし。
三角形のジョン・ブライアンライアーの音色は素敵だったのに~。

あれこれ触り放題♪

別室には中古ライアー販売会場もあり
「え~っ、このライアーがこのお値段っ?」というお値打ち品満載。
かなりの台数の中古ライアーを日本人が買い占めておりました。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スープの準備をするように・・・

2012年08月19日 | 2012年ドイツライアー大会
(写真:ぺトラ・ローゼンブルク先生の教室)

私がドイツでライアーに出会って早いもので
かれこれ14年近く前のことですが・・・

ライアーを習った最初の先生が
オランダで音楽療法の勉強をした先生だったので
ライアー教本として使っていた楽譜が
オランダのものが多数ありました。

その楽譜の中でシンプルだけれど
ほんとに心にしみいる、
弾いていてほんわかハッピーになれる
短い、短い曲がありました。

楽譜の編集者は Petra Rosenburg と書いてあります。
このぺトラ・ローゼンブルクさんは
たくさん、たくさんの楽譜を出版していて
いったいどんな方なんだろう・・・って思っていました。

6年前の国際ライアー大会が
北アイルランドのベルファストで開催された時に
開講講座の中にぺトラさんのお名前を発見して
早速受講・・・!
「ああ・・・この方だったんだ・・・」としみじみ。

今年も是非、ぺトラさんの講座を・・・と思い
張りきって申し込みました。

テーマは
「高齢者および病気の人のための音楽」でした。

ぺトラさんの教室にはキャンドルがしつらえてあり
授業の間は必ず明かりが灯してありました。
そして、授業の最初に
輪になって座っている受講生に

「キャンドルの光に向けて、
  あいさつのメロディーを弾きましょう~」

かわるがわる、受講生は
キャンドルの光に向かって
心を込めて、短いあいさつのメロディーを奏でます。
言葉にすると、なんだかアヤシイ感じなのですが
本当に心がやすらぐ素敵な時間でした。

ぺトラさんの年齢は多分・・・70歳くらい?
もともとフルートを演奏していたらしいのですが
息子さんが1歳のお誕生日を迎えたときに
ご主人からコロイライアーをプレゼントしてもらったのが
ライアーとの出逢いだったそうです。(なんて素敵!)

それからライアーと関わって40年以上・・・!
ぺトラ先生はパソコンを駆使して
楽譜もパソコンで作ってました。(スゴイ~っ!)

「なんでも、私は準備を入念にします。
 ほら、スープを作るときに下ごしらえなどの準備をするでしょう?
 おいしいスープを作るには入念な準備がいるんです。

 だから、私は患者さんに接する前にいっぱい準備します。
 でも・・・その時にその人に必要な音楽を演奏するので
 準備したものを全く使わない場合のほうが多いのです。
 でも、そのような『判断』ができるのも
 やっぱり準備をしたから・・・こそなのです。」

授業の時にぺトラさんから毎回配られる楽譜は
ばらばらにならないように
きちんとセロテープで一枚一枚止めてありました。

受講生が、「これ先生がやったんですか~?」

「もちろんよ! 
  こういう講座の時に楽譜がばらばらになるのは嫌だからネ」

授業の前に20名分の楽譜を一枚、一枚ばらばらにならないよう
セロテープでとめているぺトラさんのお姿が目に浮かびました。

ぺトラさんの「たたずまい」は私にとって格別でした。
ただそこにいる「たたずまい」だけで
なんともいえない
「安心」「やすらぎ」「やわらかさ」を感じました。



そのたたずまいはきっと
ぺトラさんは真摯にいろんなことに向き合ってきたからこそ
醸し出されるものなのでしょう。

そして・・・年齢を重ねていつか・・・
私もそんな「たたずまい」の女性になれればな・・・と。

講座ではたくさん曲も弾いて、歌もたくさん歌いました。

4日間の授業の最後に歌った曲
「Alles ist eitel(すべては幻の中に)」
が、本当に美しくて
ぺトラさんの雰囲気とともに
とってもやさしい空気が教室を漂い
思わず泣いてしまいました・・・

「私たちはこの世界に属すると同時に
  これから行く世界にも属しているのだから
   そのことを忘れないようにね・・・」と、ぺトラさん。

ぺトラ先生、
またお目にかかる日を楽しみに致しております・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライアー大会・・・講座のこと♪

2012年08月17日 | 2012年ドイツライアー大会
(写真は会場となったシュタイナー学校内のらせん階段です。)

今日も暑かったです~っ!
東京はなんと、35,7度だったとか・・・
みなさま、どうぞお身体ご自愛くださいますよう。

暑くて滞りがちなドイツライアー大会の報告なのですが(汗)
今日は私が受けた講座のことをお話ししたいと思います。

午前中2コマ、午後1コマの講座があり
各時間13種類の講座が用意されていました。
どんな講座が開講されるかは事前に大会HPで見て
自分の希望を申し込み時に書くのです。

今年の大会のテーマが
「人間の声とライアー」だったので
歌や、声とライアーにまつわるいろいろな講座が開講されていて
どれもこれも「受講したい~っ!」ものばかりで
けっこうあれこれ考えて取ったのが

「高齢者及び病気の人のための音楽」
   ぺトラ・ローゼンブルク先生(オランダ人)

「死や悲しみの時におけるライアーと歌の声」
   メヒティリッド・ライアー先生(ドイツ人)

「スコットランドのヘブリディーズ諸島の歌」
   アナ・クーパー先生(オーストラリア人、アイルランド在住)

でした。どれも第一希望が通っていました。

3つのうちの2つはちょっと重い内容でしたが
実際に先生や受講者がどういう体験をしたかとかも
聴けるのかなと思って選んでみました。

ほかの講座も盛りだくさんの内容で
何しろ36もの講座が開講されていましたから・・・

というわけで、
明日、詳しい講座のことを書いてみます♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年 ドイツライアー大会

2012年08月14日 | 2012年ドイツライアー大会
(写真は会場となったユーバーリンゲンのシュタイナー学校です)

連日の暑さにすっかり思考停止状態に・・・

やっと本題のドイツライアー大会のことを
書き始めてみたいと思います。

「大会」という書き方がなんか誤解を招いてしまうみたいで・・・
「ライアーコンクール? 順位を競うの?」と子どもから聞かれて。

「Tagung」というドイツ語を直訳すると「会議」なのですが
日本語では通称「ライアー大会」と言っているので
そのままここでは使います~。


第五回目の国際ライアー大会のテーマは
「ライアーと人間の声」ということで
各講座はライアーと声を中心とした内容が多く
歌も大好きなので、受けてみたい講座ばかりでした。

参加人数は14か国270名 
うち日本人は50名!でした。

日々の時間割は

1日目: 受付  夜 コンサート
2日目~5日目  午前 みんなで歌&ライアー 2講座  
         午後 1講座 フリータイム
         夜 コンサート
6日目      みんなで歌&ライアー 
         意見交換会・反省会

講座は3講座受けられて、
たくさんの講座の中から選択をするのです。

夜は地元のドイツのアンサンブルグループや
地元のシュタイナー学校に通う生徒たちの演奏
そして、いろいろな国の人たちのアンサンブルやソロ演奏の
コンサートが毎晩開かれて
朝9時に始まり、コンサートが終わるのが夜10時近く・・・ 
と、かなりハードなスケジュールでありました。

2日目のコンサートで日本アンサンブルチームが演奏しました。
私も久しぶりにアンサンブルの1員としての演奏♪
東京周辺に住んでいる16人で編成した
「にわか」アンサンブルでしたが
みなさん長くライアー弾いてる方々ばかりだったので
練習時間があまり取れなかったですが
ほかの国の方々から大絶賛!!!していただく演奏でした♪

私が受けた講座のことなど
また書いていきたいと思います~。        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いきなり途中下車!

2012年08月12日 | 2012年ドイツライアー大会
ドイツはミュンヘン中央駅から
意気揚々と電車に乗りました。

電車の時刻表を見るだけで
「を~~~~っ! 時刻表っ!」と大コーフン。
(↑時刻表大好き♪)

最終目的地はライアー大会が開催される
「ユーバーリンゲン」という町なのですが
その前に電車を乗り継いでボーデン河畔にある
「コンスタンツ」という町に行きました。

スイスの国境に近い町で
とってもきれいなところでした。



(大道芸人の操り人形がたのしい♪)

しかし。。。。
暑い日本を脱出して、ドイツで涼もうと思っていたのに
ドイツも暑い~~~っ!

大聖堂の塔の上に登れるということで
2ユーロ払って
200段以上ある階段を汗だくになりながら上ると・・・
目の前にはまるで海のようなボーデン湖が!

心地よい風に吹かれながら
青い青いボーデン湖と
そして、コンスタンツの街並みを飽きることなく
ながめていました。

やっとこの日・・・
目的地のユーバーリンゲンに到着します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅のはじまりはここから・・・♪

2012年08月09日 | 2012年ドイツライアー大会
2012年7月26日(木) 飛行機で成田からドイツのミュンヘンへ。
ここはミュンヘンの中央駅です。
いろいろな場所へ行きかう電車がたくさん!

学生のころから一人旅が大好きで
バイトして資金をためては
国内外いろいろなところへ
リュック背負って旅していました。

そんなわけで、
外国の大きな鉄道の駅にやってくると
極度のコーフン状態になります。
「うを~~~っ! 旅ダ~っ!!!」

ミュンヘンはドイツの中での大都市で
その中央駅はとても大きく
オーストリアやスイスへ向かう電車も乗り入れています。

いろんな電車の行先きを見るだけでも
旅気分は盛り上がります。

目指すは2012年ドイツライアー大会が行われる
Ueberlingen(ユーバーリンゲン)というボーデン湖畔の町。

さあ、この駅から旅が始まります♪
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする