例年の6月にしては暑い日が続いています。
もはや最近の夏は暑すぎて、例年の・・・なんて言ってられませんね~。
しみじみ思うのですが・・・笑
世の中の移り変わりのスピードが本当に早いです。
私が物心ついてから、現在までの事を思い返してみても
世の中は大きく変わりました。
インターネットの発達によって、
以前は考えられなかったことが容易にできるようになりました。
江戸時代の幕末~明治時代を経た福沢諭吉が
「二世(ふたよ)を生きた(二つの世界を生きた)」と言っていたらしいですが、
今の世の中のことを考えたら、「二世」どころか、「三世」、「四世」と言っても過言ではない気がします。
ネットの普及、発達によってありとあらゆる情報が容易に手に入るようになりました。このこと以前からは本当に考えられないことです。
手の中にあるスマホで、画像、情報、動画と本当に様々なことの情報を瞬時にして調べることができます。
今の世の中は本当に情報があふれていて、経験よりも情報を求める傾向が多くなっているのは否めない事実。
情報を得たら、自分でもできると思いこんでしまうのです。
技術の習得に必要なのは経験、実践
情報は経験とリンクして初めて意味をなすので、
情報だけでは実践にはほとんど役に立たない。
つまり、情報を得るという事と
実際に自分でやってみて実践、経験をしてみるということは全く別のことなのに、情報を得たことで「自分にもできる」という妙な錯覚を得てしまうんですね~。
楽器の演奏などは、まさに最たるもので、
いくら名人の演奏動画を見ても、
奏法の説明文を読んでも、それはただの情報にすぎません。
実際にライアーをケースから出して、
自分の手で弦を弾いて、
自分の耳で音を確認して、
自分の感覚で「こんなふうに弾きたい」「こういう表現がしたい」と
ライアーに向き合うという「体験」「経験」を積み重ねていくことが本当に大事だな~と、改めて思っています。
かといって、情報化社会を憂うことはまたおかしなことですよね。
これから先もびっくりするくらいの変化が訪れることかと思いますが
「を~~~!」と、時代の変化の荒波を軽やかにサーフィンして面白がっていけるようになりたいものです!