ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

夏至に寄せて♪

2023年06月22日 | ライア-日記
昨日(6月21日)は夏至でした。
今日はオランダ人のベアトリス・グラーデンヴィッツさん(女性です♪)の作曲した、夏至の踊りの曲をご紹介したいと思います。

夏至の日は1年で一番日が長い日です。
ヨーロッパでは夏至のお祭りで
これから段々日が短くなる太陽に力を与えるたき火をたいて
火の周りを踊ったりして健康と幸福を祈ったとのことです。

その夏至の踊りの曲を素敵なオランダ人女性がコロイライアーで演奏している動画を見つけました♪

Reigen zum Johannisfest Beatrijs Gradenwitz
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湿気とチューニング

2023年06月18日 | ライア-日記
梅雨になり、蒸し暑い日が続いています。
日本の夏の湿気は過酷なものがありますね~。

湿気がつらいな~と思うのは私たちだけではなく
ライアーもつらい時期です(笑)
ライアーの原材料は木ですが、
湿気が多い時期になると
木が少しづつ、少しづつ湿気を含んで
木が膨張してくるのです。

木が膨張すると・・・
ライアーのチューニングピンのところが
木の膨張によって、きゅっとしまってきます。

ということは・・・
今の時期は、音がすぐに高くなってしまいます。
つい昨日チューニングしたばかりなのに
次の日はびっくりするくらい音が上がっていることも珍しくありません。

いつもアンサンブルで演奏している方々は
細やかなチューニングが必須ですから
高くなってもすぐに対応できますが、
アンサンブルグループに属していないと
(あ、つまり私なのですが 笑)
他の人と合わせる必要がないので、
ついついチューニングを怠ってしまいがちになります。

ですが!
湿気の多い今の時期は本当にすぐに音が高くなってしまいますので
グループに所属していない方も
気が付いたらチューニングをぜひとも!
そうです、それは大切なライアーのために♪
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フランスの香り・・・♪

2023年06月12日 | おんがく日記
6月10日、久しぶりに下北沢に出かけました。
リュートとソプラノの演奏を聴きました。
古いフランスの歌をソプラノ歌手の鈴木美紀子さん
リュート演奏は、大御所のつのだたかしさん。

かぐわしい香りがするようなフランスの曲。
切なくて、心地よくて・・・
会場となったちいさな教会全体に
透き通った歌声と
その歌声にそっと寄り添うリュートの音色が広がっていく様が
なんとも心地が良い時間でした。

鈴木美紀子さんの歌声
つのだたかしさんのリュート演奏をどうぞ♪

鈴木美紀子 闇のかくれ家よ(ランベール)
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満席となりました!7月17日ライアーサマーコンサート 

2023年06月10日 | 2016年中国旅日記
7月17日ライアーサマーコンサートは30席満席となりました。
ご予約いただいた方々には心より感謝申し上げます。

ちいさなスペースでの演奏会なので
席に限りがあるために
「お!ライアーの音を聴きに行きたいな~」と
ご検討いただいていた方には大変申し訳ございません。。。

今年はまたの機会を作りたいと思っておりますので
その時にぜひぜひお越しいただけたらと思います♪


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あじさいがきれいな季節になりました♪

2023年06月05日 | 日々思うこと・・・
あじさいの花がきれいな季節になりました。
今年はいつもより季節の進みが早いみたいですが・・・
季節は初夏ですね!

HP更新いたしました~。

体調を崩しやすい時期ですので、
元気に梅雨の時期を過ごしていきたいです♪


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リュートの音色に寄せて・・・

2023年06月03日 | ライア-日記
私が21年前にドイツより帰国した当時
日本ではライアーはほとんどの方々が、アンサンブルで演奏していました。(今もそうなのですが・・・)
ソロ演奏の方もいらっしゃいましたが
そういう方々は「いつも何度でも」の木村弓さんのように
ライアーを使っての弾き語りが主でした。

当時の私は(今もそうなのですが・・・)
自分のために、自分がハッピーになれるためにライアーを弾きたかったので、
どうやったらライアーでソロ演奏ができるのか
暗中模索をしていました。

21年前当時はもちろん、まだyoutube などの動画サイトもなかったですしね・・・
見よう見まねで一生懸命弾きたい曲をアレンジして
その曲をライアーで一生懸命練習する日々。

でも・・・
音楽の経験がない私は、どのようにしたら
曲を音楽的に仕上げることができるのか
ただ弾いているのではなく、少しでも芸術に近づけていけるのか
皆目見当もつきませんでした。

どうしたら素敵なライアーの表現ができる?
どうしたら?
どうしたら?

そんな時にあるリュート奏者の方に出会いました。
それは当時お世話になっていた声楽家の方のコンサートに行った時に
そのリュート奏者の方が、声楽家の方の伴奏をしていたのです。
リュート奏者のお名前は金子浩さん。

その演奏会場は小さな空間でしたが
その空間いっぱいに、静かなかそけきリュートの音色が広がっていました。
私はすっかりそのリュートの音色に魅了されてしまい
コンサートが終わった後、金子浩さんに遠慮がちに話しかけました。

「あの~、私はライアーという楽器を弾いているのですが・・・
 楽器は違いますが、レッスンしていただくことはできますか?」

金子さんは気取らない気さくな方で、
「あ~、面白そうですね。いいですよ!
 レッスンにいらしてください~。」と、
無謀ともいえる私の願いを聞き入れてくださいました。

2005年~2008年まで、月1~2回金子さんのアトリエにライアーを抱えて通いました。

何しろ15年~18年も前の話しです。
当時の私の演奏技術は本当につたなくて・・・
ただ音符を追いかけるのに必死でした。
長年オランダに留学した経歴もある金子さんは
そんな未熟な私を邪険に扱うこともなく
馬鹿にすることもなく
ていねいに指導してくださいました。

当時の私は本当に未熟だったので、
金子さんがレッスンしてくださったことをしっかりと受け止める技量がなかったのですが・・・
「音を大切に、一つ一つの音を紡いでいく」ことは
金子さんのおかげで身に付いたことだと思います。

3年くらいレッスンに通ったのですが、
私自身、身辺のごたごたがあり
レッスンに通えなくなって、そのままになっていました。
が、時折ネットで金子さんのコンサート情報を見つけては
リュート演奏を拝聴しておりました。
またいつかレッスン受けることができたらな~とはずっと思っていました。

つい最近、金子さんが今年の2月25日に58歳でおなくなりになっていることを知りました。
「え!」言葉を失いました。

その訃報を知って帰宅後、金子さんのレッスンの時に筆記していたノートを引っ張りだしてめくってみました。
「古い廃校になった木造校舎の中に入っていくような音・・・」
「静かに弾くけど、聴いてくださいというエネルギーを持って・・・」
「音が少ないから、「いい」と感じさせる演奏を・・・」
などなど、金子さん語録がちりばめられていました。

今から思えば、どれだけたくさんの豊かなレッスンをしてくださったことか。
もう2度と金子さんの素晴らしい演奏は聴けないけれど、
もう2度と金子さんにお目にかかることはできないけれど、
初心に戻って、このレッスンノートを見ながら
その当時弾いていた曲を復習してみようと思います。

生きているって不思議・・・
死んでいくって不思議・・・
しみじみ思いました。

金子さんの「G線上のアリア」ぜひぜひお聞きくださいませ。

J.S.Bach:Air for the G string on Lute (J.S.バッハ:G線上のアリア)arranged by Hiroshi Kaneko(リュート:金子浩)
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