ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

親指もあった!!!

2024年09月30日 | ライア-日記
一般的にライアーを弾く時は、親指を使うことはあまりありません。
私自身は、4つの和音を弾く時や、すごく離れた音の和音を弾く時などに、たま~に親指を使っています。

9月にドイツより来日なさった、クリスチャン・ギーリッシュさんの演奏を拝見していたら、右手も、左手もかなり親指を使って演奏なさっていました。
日本では親指を使ってのライアー演奏はあまり見ないので、
私はギーリッシュさんの演奏を内心「をを~!」という感じで拝聴しておりました。

つい最近、ジョン・ビリングさんの曲を練習しているのですが・・・。
周知のとおり、ジョンさんの曲は難しい・・・のです。
すご~く離れた和音が多発。
もしくは、すご~く近い和音も。
そんな時に、親指を使うと、問題がすんなりと解決する場合があることを発見しました。
って、自分が今まで弾いたことがない弾き方なので、左手の親指を使って和音を弾くということそのものに「をを~!」と、軽い感動を覚えるわけです(笑)

今日の記事の写真は、1955年に出版されたライアーの初めての教則本
「ライアー演奏の入門」(Einführung in das Leierspiel)  エドモンド・プラハト著の中の指使いを練習しましょう~のページです。
初期の頃のライアーは、まだまだ今のように弾き方が確立されていませんでしたから、しっかりと親指も使っていたのですね。

そのページを以前にながめていた時は
「親指をどうやって使うのよ~」と思っていましたが、
指使いを工夫して、右手、左手の親指も自由に使うことができるようになったら、幅が広がるのだろうな~と思います。

とはいえ・・・、今までライアーを弾く時にはお客さんのように眺めていた親指さんたちが「え???私たちも出演ですか!」とびっくりしているのは当然のことで、なかなか思うように動かないのも当然のことです!

でも、動く指は何でも使うよ~!
親指も使うよ~!と思ったら、楽しくなってきました(笑)
ジョンさんの曲で大変な部分、親指の可能性ですんなり解決!の場合もあるかもです♪

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日本人がドイツ人よりライアー弾いている人が多いのはナゼ??

2024年09月26日 | ライア-日記
先日アップした、ドイツより来日なさっていた
ライアー界の大御所のクリスチャン・ギーリッシュさんのことの続きを書こうと思いながら、あ~っという間に時間が過ぎました(笑 )

2日間にわたるライアー響会の集いの後、
何人かで、居酒屋にてギーリッシュさんを囲んでお話しをしました。
その時に、ギーリッシュさんが
「どうして、日本人はライアーを弾いている人が多いんだろうか???」
という質問をなさいました。
そして、その場に居合わせた人たちに
「あなたはなんでライアーを弾いているの?」とインタビューしていました。

居合わせた人たちそれぞれに、ライアーとの出会いのストーリーがあるわけですが・・・。
やはり、推測するにあたっては
日本のライアーはドイツなどの国とは違って
シュタイナーの人智学という思想は切り離して、
純粋に楽器という見方をしているからなんだろうな~と思います。

そして、なぜかきっとある種類の日本人の心をとらえてしまう音色の魅力があるのでしょうね~。

ギーリッシュさんがおっしゃるには、
ギーリッシュさんご自身は、人智学関係者以外の場所でライアーを演奏することはほとんどないとのこと。

そこで私は質問しました。
「ドイツで人智学関係者以外の人がライアーを聞いた時に興味を示す人はいますか?」
ギーリッシュさん答えて曰く
「ゼロです!」ときっぱり。

そっか~、何かの折にドイツでライアーを見かけても
興味を持つ人自体がいないのか・・・。
これがドイツの現状だから、ドイツではどんどんライアーが衰退していて、演奏者がいなくなっているのです。

だから、きっとギーリッシュさんははるばる来た日本で
人智学のライアー魂を見せてくれたのでしょう!

今回の画像で、ギーリッシュさんの横にあるライアーは
ザーレムのバスライアーです。
ギーリッシュさんはドイツでこのライアーを演奏なさっています。

それにしても・・・
ギーリッシュさんの講義を聞いて、ワークショップに参加して、そして演奏を拝聴できたのは、この夏のうれしい出来事でした。
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クリスチャン・ギーリッシュさんの来日!

2024年09月21日 | ライア-日記
9月14日、15日と、ライアー響会の集いが
東京の東久留米で開催されました。

今年のハイライトは!
ドイツからクリスチャン・ギーリッシュさんがいらして下さったことです。
ギーリッシュさんは、ライアー界の重鎮、大御所であります!
プロの音楽家で、作曲家で、ライアー弾いて46年。

ライアー響会の集まりでは、ギーリッシュさんの講義、ワークショップなど盛りだくさんの内容で、ライアー響会始まって以来の最多参加者だったとか。
130名が日本各地から集いました。

そして、何よりも私が感動したのは、9月17日にムジカーザでのコンサートです。
なんと、90分休憩なしに20曲くらいを演奏してくださいました。
そのライアー演奏は・・・
あまりにも感動しすぎて、足ががくがく震えて椅子から立ち上がることがむずかしいくらいでした(笑)
こういう体験は初めてでした。
ギーリッシュさんの日本初来日でのコンサートへの意気込み、パッションを感じました。
そして、日本のライアーとは全然違うドイツの人智学ライアーの神髄を見せてくださったように思います。

ギーリッシュさんとは、今年のドイツのライアーアカデミーでもお世話になっていたので、また日本でお目にかかることができてうれしかったです!
無事にドイツへ帰国なさったとのこと。

ギーリッシュさんは偉大すぎて、学ぶことが多すぎて・・・
なんだかよくわかりませんが私は、
ライアーがますます好きになって、ウキウキしています(笑)♪

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幸せって何が決める・・・?

2024年09月11日 | 日々思うこと・・・
ここしばらく、9月だというのにすざましい暑さが続いています。
9月になったら、秋の気配かな~というあわい期待を大きく裏切り、
今日も思考停止になるような暑さでした。
なんとか、この猛暑の中サバイバルいたしましょう!

トップの画像はいきなりですが、ドイツで食べたケーキです。
私はその昔、このドイツのラズベリーケーキが大好きでした。
ラズベリーの甘酸っぱさと、飾らないシンプルなドイツケーキのスポンジがなかなか良い組み合わせなのです。
「このケーキたべたかった~~~♪」と独り言を言いながらいただきました(笑)

最近、動画を見ていたら、非常に興味深いことを耳にしました。
それは、ブータンの話しです。
ブータン王国はネパールの右となり辺りに位置する国で、
面積は九州くらいだとか。

ブータンでは国民の幸福度がとても高い国としてメディが取り上げていたのを見たことがあります。
「幸せの国ブータン」、「最後の秘境ブータン」
この国は自国の文化を守るために、なんと1974年頃まで鎖国状態だったとか。

この国民の幸福度が高いブータンで、今意識の変化が生まれているそうです。
つまり・・・だんだん幸せではなくなってきている。
それは、スマホが普及して、自国以外の様々な国々の様々な人たちの生活をブータン国民の人たちが垣間見るようになってからだとか。

自分たちが持っていないものを持っている人たちがいる。
自分たちよりももっと豊かに暮らしている人たちがいる。

スマホの普及で、今まで目にすることがなかった世界が目の前に展開して、
自分たちと他国を「比べる」ということで段々幸せ感が低下しているというのです。

生きていると、どうしてもいろいろなことを人と比べるということが起きてきます。
人と比べると幸福になるかというとそうではなく、逆に明らかに自分の足りない点が見えてきてしょんぼりしてしまいます。

逆にその自分の足りない点を起爆剤にして「こんにゃろ~!やってやるぜ!」というエネルギーに変えることができる場合もありますが・・・

普段の生活でお目にかかる人とお話しをしていても、悩んでいることの多くは人と比べることに派生しているように思えます。

ということは、人と比べるということをしなくなると、今抱えている悩みの何パーセントかはなくなるということになるわけです。
特に日本人は、村八分になりたくないし、
同調圧力が強いので「人と比べる」センサーが敏感になっているのかもしれません。

でも、ブータンの話しを聞くと、本来は幸せ度が高い国ですら、人と比べることが始まったら悩みが起こってくるわけですから・・・

ついつい人と比べることで憂鬱になることにはどうしたらいいのか?
難しい問題です。。。
私自身に関しては、昔はそういう悩みもありましたが(汗)、
もう還暦を過ぎて厚かましさ100%の年代に突入してしまったので、
「いろいろな人がいるね~♪」と、逆に興味深く観察していたりします。

以外と、ハッピーに心の鎖国体制を敷いていたらいいのかな~と思います(笑)
つまり・・・。自分に必要ない情報、関係性、話題は鎖国する。
それも、あからさまだと角が立つので、心の中でしれっと鎖国体制を取って自分を守るわけです。

なんだか暑いのでとりとめのない話しになってしまいましたが、
心身の健康は大事です~。
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ドイツのライアーと日本のライアー

2024年09月03日 | 2024年 ドイツの旅
9月になりましたね♪
今日の東京は涼しくて、久しぶりに過ごしやすかったです。

ドイツでの体験記がまだつづいていますが・・・
今回のライアーアカデミーに参加して
以前から承知していたことだったのですが、
日本でのライアーの在り方と、ドイツでのライアーの在り方というのは
本当に違うな~ということを実感いたしました。
同じ「ライアー」という楽器なのですが、とらえ方や、感じ方、関わり方が本当に違うな~と。

このことをうまく言葉で説明するのはとってもむずかしいです。
ドイツでのライアーの様子を日本の人にわかってもらうように伝えることもむずかしいし、その逆に、日本でのライアーの様子をドイツの人にわかってもらえるように伝えるのもこれまたむずかしい・・・。
シュタイナーの人智学という思想がからんでいるので、余計にむずかしいのです・・・。

ということで、すご~く大雑把なたとえ方になりますが・・・
インドカレーと、ハウスバーモンドカレーの違いという感じです(笑)
同じカレーだけど、全然違うじゃないですか~。

本家本元はインドですよね。
でもそれが海を渡って日本に来て、あまりスパイスは使わずに、小麦粉を混ぜてとろ~りとなって、リンゴとはちみつ入れて(笑)
誰もが大好きな日本式のカレーです。

日本式のとろ~りとしたカレーしか食べたことがなかった私は、
学生の頃インドへ旅行して、スパイスがきいたさらさらのカレーを食べて
びっくり仰天しましたから~。

つまり・・・
みんなちがって、みんないい!です~。

世界中でライアーを弾いている数がダントツなのは、日本です。
ドイツでは衰退する一方ですから・・・。

ですから、これから日本で
いろいろな観点から「ライアー」という楽器に向き合って
その素敵な音色と、可能性を引き出して下さる方が増えたらいいなと思っています。

ということで、なかなかこういう場で本音を言えないのがツライところですが・・・。

私自身は今回のドイツでの学びは本当に大きくて、
実はまだ放心状態なのです(笑)
その学び、気づきを少しずつ自分の演奏や、レッスンに生かしていけたらな~と思っているところです。
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