SM-3ミサイルって知ってますか?
「まーた戦争ネタかよ?」とページを閉じないでください。案外平和的なネタです。
SM-3ミサイルはイージス艦に搭載され、敵の発射した弾道ミサイルを撃ち落とします。「飛んでくる弾丸を弾丸で狙い撃ちする」というワザで、イージスシステムと合わせ、大変な精度が求められます。
以前から思ってるんですが、これって、すっごく良くないッスか?
ミサイルはミサイルでも敵本体を攻撃するのではなく、あくまでも敵の兵器だけを攻撃し、無力化する。
子供の頃に読んだマンガで何という作品だったかは全く忘れましたが、敵の軍勢が一斉に射掛けた矢がすべて花びらに変わる、という場面を妙によく覚えています。それを思い起こします。
どの程度の確率で弾道ミサイルを撃ち落とせるのか、それはトップシークレットのようですが、一説にはかなりの高確率であると言われています。
何となくオタクっぽい雰囲気もありますよね。ゴリラマッチョ野郎が連発で繰り出す殺人パンチをすべて紙一重で見切り、涼しい顔して「で?」って言うメガネ秀才(青白くてひょろっこい)――そんな雰囲気。ゴリラに勝つことはできなくても、パンチが当たらなければ少なくとも負けません。
これって専守防衛、オタクニッポンの国防にはとても似合ってるんじゃないですかね。殺人パンチ(核武装)を身に付けるよりもこっちでしょ、やっぱり。
イージスシステムもSM-3ミサイルも、基本的にはアメリカの開発によるものです(海上自衛隊も一部参加)。しかしこういう軍事技術なら、わが国でも積極的に研究・開発する余地があるのではないでしょうか。わが国では軍事研究は著しく制限されているのが現状です。
敵の矢を花びらに変えてしまう技術だったら、そんなにタブー視しなくてもいいんじゃないかな?世界中の核兵器が一瞬でゴミになってしまう技術がもし開発されたら、なんて、空想しただけでワクワクしますよね。
そういうオタクっぽいヤツをいっちょお願いしたいものです。