事務所名をどうするのかは、なかなか難しい問題です。
現在、私の事務所は司法書士が私ともう1名いますので、2名の苗字を並べ事務所名としていますが、司法書士を増員した場合、退職があった場合などにはどうしたらよいものかと考えてしまいます。今後とも資格者の複数体制は維持したいと考えていますので、資格者の増減があるたびに事務所名を変えるのでは面倒です。もしかして私が大成功し、資格者100名体制の事務所になったら、「岡住・小林・鈴木・佐藤・田中・斎藤・高橋・○○・△△・・・・・・・・・・☆☆・◇◇・金子司法書士事務所」と、寿限無のような事務所名になってしまいます(ここに挙げた苗字は実在の人物とは関係ありません)。
弁護士が100人以上いるような大手ローファームでも、やはり「苗字派」が多いようです。長島・大野・常松法律事務所、森・松本濱田法律事務所などですが、アメリカ最大手のベーカー・アンド・マッケンジーなどもそうです(アメリカは会計事務所なども含め、ほとんど「苗字派」です)。これら「苗字派」の事務所では、パートナー弁護士に増減があったからといって事務所名を変えたりはしません。HPを見たら、長島・大野・常松法律事務所の大野先生、森・松本濱田法律事務所の森先生は、もういらっしゃらないようです。ベーカー先生、マッケンジー先生は分かりません。
もうひとつの方法は、個人名に由来しない事務所名です。群馬司法書士会訴訟でお世話になった
旬報法律事務所や、サラ金問題で有名な宇都宮健児先生の東京市民法律事務所などの例です。近ごろは、司法書士でもこういった独自の事務所名を付ける人が多くなり、仲間の中にも素敵な事務所名を付けている人がいます。私も何かいい事務所名がないものかと考えてみたのですが・・・必然性があり、覚えやすく、信頼できそうな事務所名は、なかなか思いつきません。こうしてみると、最近さかんに宣伝している「ホームロイヤーズ」など、いい名前を付けたもんだなと思います。
どなたか、いい事務所名を思いついたら教えて下さい。