秘書検定 89*第124回 秘書検定 初めて3級を受験なさる方へ その5

2021-06-12 | 秘書検定
 私は専門学校で「秘書検定3級」の授業を担当しておりますが、

多くの学生にとって馴染みが薄いのが「郵便知識」のようです。

3級のいずれの回でも必ずと言ってよいほど出題される「郵便知識」。

授業では、私宛てに届いた「料金別納・後納(こうのう)・受取人払」を始め、

「速達」「書留」「親展」「ゆうメール」「レターパック」などの郵便物を見せ、

「往復はがき」では「御出席」「御住所」「お電話」「御芳名」を訂正させています。

実際に目で見て手に取った経験は、教科書の中で学ぶより印象に残るものですし、

得た知識は「秘書検定」に留まらず、公私共に様々な場面で活かせるものと思います。


 それでは 郵便知識のまとめ をご確認ください。

【特殊取扱郵便物】書留速達
一般書留:有価証券(小切手・チケット・商品券)
       引き受けから配達まで記録 破損や不着は実損額を賠償 簡易書留より郵送料が高い
簡易書留:「秘文書」など重要書類・生原稿
       引き受けと配達のみ記録 実損額5万円まで賠償なので5万円以下の有価証券には割安
現金書留:専用封筒を用いる のし袋ごと封入可 現金を送る唯一の方法 小銭可
       郵便局の窓口で申告した封入金額で料金が決まる
とも 速達
本来 速達 は郵便ポストに投函可だが、書留 なので郵便局の窓口で手続きが必要。

【大量郵便物】
料金別納     同一料金の郵便物を10通以上送る際に便利 窓口で支払う
料金後納     郵便局の承認を得て毎月50通以上 1ヶ月分を翌月支払う
料金受取人払   郵便局の承認を得て100枚以上 
            差出人に料金の負担が掛からないのでアンケート回収に便利

信書(手紙や案内状)の同封・同梱
ゆうパック(小包)・ゆうメール・他に ゆうパケットもあります
「ゆう」と付けば信書不可 と覚えましょう。(ただし簡単な送り状は可)

郵便ポストに投函可    料金受取人払・ゆうメール・レターパック・速達
郵便ポストに投函不可   書留(一般・簡易・現金)・ゆうパック・料金別納

受領印必要(郵便受けに入れず対面で受け取る) 書留・ゆうパック・レターパックプラス
受領印不要(対面せず郵便受けに入れてくれる) ゆうメール・速達・レターパックライト

 以上、お役立ていただけましたら幸いです。
 
 お読みくださいまして、ありがとうございます。
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