前回は、問題文と選択肢の両方に、適当なら○、不適当なら×を付ければ、
どちらを問われているのか分からなくなるのを防ぐことが出来、
また、提出前に読み返すとき役に立つと申しました。
ただ、○か×か分かりづらい問題もあります。
秘書検定とは関係ありませんが、ちょっと練習問題を作ってみました。
問1 で、渡ってよい適当な色を選びなさい。
青信号
赤信号
このような分かりやすい文なら、○×を付けるまでもなく 青信号と答えられます。
問2 で、渡ってはいけない適当な色を選びなさい。
一瞬「?」と思っても、 赤信号を選ぶでしょう。
問3 で、渡ってはいけない不適当な色を選びなさい。
上の問1と2が無くいきなり出題されたら、どちらか迷ってしまいませんか?
このような場合、問題文の不適当に×を付けたところで混乱するばかりです。
「渡ってはいけない」という否定的な文の「不適当」ですので、これは「肯定」
つまり「渡ってよい」という意味になり、答えは 青信号
問題用紙の余白にでも「渡ってよい」と書き、選択肢 にも○×ではなく、
「渡ってよい」「渡ってはいけない」と書いた方が分かりやすいかも知れませんね。
それでは、試しに次の問題を解いてみましょう。
問 次は上司について社外の人にむやみに口外してはいけないことである。
不適当と思われるものを一つ選びなさい。
在否 肩書き 出張先 健康状態 出退社時間
「口外してはいけないこと」の「不適当」は「口外してもよいこと」
正解は 肩書き です。
問題をもうひとつ。
問 上司が「A子は気遣いが足りない」と言っていたと先輩から聞かされた。
どのようなところがそう思われたのか、不適当なものを一つ選びなさい。
ご馳走になったとき、好きなものを勝手に注文してしまった。
風邪気味の上司に、無理せず帰った方がよいと言わなかった。
終業時間を過ぎても会議中の上司に、メモを残さず帰ってしまった。
上司とエレベーターに乗ったとき、自分が先に降りてしまった。
長時間の会議から帰ってきた上司に、込み入った報告を何件もしてしまった。
A子さん、こんなに思い当たるなんて気遣いが足りなさすぎ
それはさておき、「気遣いが足りない」の「不適当」は「気遣いが足りている」
正解は 風邪気味の上司に、無理せず帰った方がよいと言わなかった。
帰るか否かは上司が決めることで、案じているからと言ってA子が進言するのは
したがって「帰った方がよいと言わなかった」のは「気遣いが足りている」となります。
否定文の不適当は肯定
問題文をよく読み、余白にご自分が区別しやすいメモを書いて取り組みましょう。
秘書にゃんこ、季節の花に囲まれてごきげんです
お読みくださいまして、ありがとうございます。
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また、提出前に読み返すとき役に立つと申しました。
ただ、○か×か分かりづらい問題もあります。
秘書検定とは関係ありませんが、ちょっと練習問題を作ってみました。
問1 で、渡ってよい適当な色を選びなさい。
青信号
赤信号
このような分かりやすい文なら、○×を付けるまでもなく 青信号と答えられます。
問2 で、渡ってはいけない適当な色を選びなさい。
一瞬「?」と思っても、 赤信号を選ぶでしょう。
問3 で、渡ってはいけない不適当な色を選びなさい。
上の問1と2が無くいきなり出題されたら、どちらか迷ってしまいませんか?
このような場合、問題文の不適当に×を付けたところで混乱するばかりです。
「渡ってはいけない」という否定的な文の「不適当」ですので、これは「肯定」
つまり「渡ってよい」という意味になり、答えは 青信号
問題用紙の余白にでも「渡ってよい」と書き、選択肢 にも○×ではなく、
「渡ってよい」「渡ってはいけない」と書いた方が分かりやすいかも知れませんね。
それでは、試しに次の問題を解いてみましょう。
問 次は上司について社外の人にむやみに口外してはいけないことである。
不適当と思われるものを一つ選びなさい。
在否 肩書き 出張先 健康状態 出退社時間
「口外してはいけないこと」の「不適当」は「口外してもよいこと」
正解は 肩書き です。
問題をもうひとつ。
問 上司が「A子は気遣いが足りない」と言っていたと先輩から聞かされた。
どのようなところがそう思われたのか、不適当なものを一つ選びなさい。
ご馳走になったとき、好きなものを勝手に注文してしまった。
風邪気味の上司に、無理せず帰った方がよいと言わなかった。
終業時間を過ぎても会議中の上司に、メモを残さず帰ってしまった。
上司とエレベーターに乗ったとき、自分が先に降りてしまった。
長時間の会議から帰ってきた上司に、込み入った報告を何件もしてしまった。
A子さん、こんなに思い当たるなんて気遣いが足りなさすぎ
それはさておき、「気遣いが足りない」の「不適当」は「気遣いが足りている」
正解は 風邪気味の上司に、無理せず帰った方がよいと言わなかった。
帰るか否かは上司が決めることで、案じているからと言ってA子が進言するのは
したがって「帰った方がよいと言わなかった」のは「気遣いが足りている」となります。
否定文の不適当は肯定
問題文をよく読み、余白にご自分が区別しやすいメモを書いて取り組みましょう。
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