錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

2つの化石露頭を探訪

2021年03月15日 | 石ころ

さて、昨日は熊本県上天草市龍ヶ岳町の大道港へと向かうフェリーに乗船したCherryは定刻の13時10分に無事に到着。
そして14日の天気は朝から天気にも恵まれたことから、このまま帰るのも勿体ない。
ましてや上天草市の龍ヶ岳町となれば Cherry とってはホームグラウンドじゃないですかぁ。
と、言うことで・・・・


姫浦層群の露頭が観察できる椚島の海岸を覗いてみることにしました。
ここは宮ノ原花崗緑閃岩の上に姫浦層群下部亜層群の地層が不整合で交わる場所でアンモナイトや二枚貝化石だけでなくサメやモササウルスの歯化石などが産出する場所なんだなぁ。
ただ、産出物が多かった露頭は港や堤防の工事で随分と前に埋め立てられてられた。


それでも何かしらないかと探してみたら海岸の転石からイノセラムスの化石を見つけた。
昔は状態の良い化石がホイホイ拾えたんだけど・・・・・
今となっては “ 兵どもが夢の跡 ” って感じでしたね。
ならば!


諦めきれないCherryは同じ上天草市にある松島町の千厳山貝化石密集層を訪ねてみた。
ここでは新生代の古第三紀始新世にできた弥勒層群白岳砂岩層が路頭として観察でき、そこには見事な巻貝化石の密集層を見ることができたんだろうけど・・・
どこかの誰かさんたちが重機を使って根こそぎ持ち帰ったことで、ここもまた“ 兵どもが夢の跡 ” って感じでしたね。


ただ、それはそれ。
過去の状況を知るCherryは残された密集層を追っかけることはできるもんね。
で、この掘り出した石は表面が粘土質の泥に覆われ見えないけど、この石の中には7~8㎝ほどのコルポスピラ・オカダイ(オカダキリガイダマシ)が密集した状態で入ってる。
けど、その続きはCherryに余裕ができてからってことで・・・ 
ごめんなさいね

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