錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

サツマニシキの寄生報告

2019年02月22日 | 昆虫・植物
これまでサツマニシキの終齢幼虫や蛹からの寄生蜂や寄生蝿の脱出は確認できなかった。
しかし、今回の促成飼育において寄生蜂と思われる幼虫が多数脱出してきた事を記事としてUPしてみました。


こちらは4mmほどの半越冬虫を回収し自宅の温室内で促成飼育していたものですが加温された環境のために2月9日の段階で、ここまで成長していました。


しかしながら昨日の餌替えをしていると、この上に添付したサイズにまで成長した幼虫と著しく成長が遅れた幼虫に分けられるようになりました。


そして、その成長が遅れた幼虫の背部からウジ状の幼虫が脱出しているのが確認できたました。
ただ、今回は促成飼育をしているために今頃の脱出になったと思いますが、今の幼虫のサイズからすると通常は4月頃に脱出しているものかと・・・


また、サツマニシキの幼虫から脱出したウジ状の幼虫は、それほど遠くまで移動することなく近くの葉上で営繭していました。
で、その寄生率はというと全体の4割強と非常に高いものでした。
ただ、意図して飼育する者にとっては寄生蜂や寄生蝿は全くもって迷惑極まりない虫なのですがCherryにとっては興味深い事例となりました。
いやぁ・・・
この繭からは、どんな奴が脱出してくるんだろう?

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