インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

なつかしの韓国

2011-10-21 14:40:46 | Weblog
妻の母が82歳で亡くなった。数日前からあぶない状況だったが、そのまま家で亡くなったらしい。病院には連れて行かないのかな。
ということで葬儀に行ってきた。妻の実家は田舎だ。訪問するのは10年ぶりくらい。

火曜の朝、出社するとFさんから携帯に連絡があり、義母が亡くなったという。Fさんは妻の妹の夫だ。日本に住んでいるのに連絡するのも数年ぶりである。
水曜の飛行機で韓国へ行き、その日はFさんの家に泊まる。以前はFさんはソウルの狭い住まいだったが、今回いってびっくり。新築の高層アパートで100平米はありそうだが、チョンセで6000万ウォン、日本円なら400万円ちょっとだ。田舎とはいえ、こんな立派なところへ住めるとは。

義母は木曜に火葬される。直接、火葬場で親族と合流する。ソウル郊外の公営火葬場だ。
妻は6人兄弟(異父兄弟含む)、その子供や孫まで含め30人くらいになる。
韓国人はとても情が深い。妻も久しぶりに会う弟や妹と抱き合ってないている。
親族もやさしくむかえてくれる。
義母の顔は見られなかった。

その後、共同墓地に埋葬されて祭事を行い、実家に戻って祭事を行う。
それで終わりかと思うところだが、三日喪として翌々日の土曜に祭事を行う。

結局三日間、親族と過ごすことになった。
韓国人の親族なのであまり深くは交流できないが、情の深さはひたひたと感じる。
車で送ってくれたり、餞別をくれたり、なにかと尽くしてくれる。
もっとこちらがしてあげるべき立場なのに、妻はかえってつらく感じたようだ。

今回を契機に兄弟間の関係も深まったようで、今後も定期的に会うことにしたようだ。
日本からはあまり参加はできないだろうが、もし日本に来る機会があれば十分にもてなしてお返ししたいと思う。