インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

お盆休暇の過ごし方

2010-08-16 16:04:37 | Weblog
猛暑を避けて尾瀬に行く。高校生の息子を留守番に残して、夫婦で大清水から三平峠を越えて長蔵小屋に一泊。
台風が近づいていて当日は雨、木道も濡れて滑る。三平峠への登りで妻が不平を言う。
昼過ぎには小屋につく。昭和の古風な建物、千と千尋にでてくる風呂屋みたいだ。お盆でありながらこの時期は人が少ない。個室に泊まれた。宿泊は30人ほどか、ボーイスカウトらしき団体もいてにぎやかだ。
午後は昼寝をしたり読書をして過ごす。湖畔からの展望は雨のため無し。
夕食後、やることもなく床に着く。

翌朝、周辺を散策。曇り空ですごしやすい。燧岳登山も考えたが朝食の6時に間に合わないので今回はパス。
朝食後に小屋を立ち、尾瀬沼を一周する。
雰囲気が本当にいい。人がいないのもよい。花はあまり見られないが沼と湿原が心を洗う。
燧岳もわりと小さく見える。頂上往復も朝飯前だったかも。
沼尻を経て三平下の手前で高齢男性が歩けなくなり救助されている。息子とおぼしき中年が付添い、救助の男性がトランシーバーでヘリを要請している。
このおじいさんは皮靴をはいていたようだ(妻の話)。二人ともとても登山の格好には見えない。普段のままで登ってきてたぶん捻挫でもしたのだろう。ちょっとなめているよね。
三平下につくとヘリが来て救助を始めたようだ。
大清水に下る途中、上ってくる人たちも山をなめているのが多い。高齢のおばあちゃんとか、サンダル履きの妊婦さんとか、遭難予備軍だ。尾瀬ということばだけで来ているようだ。

実家で一晩すごして帰宅、翌日はプール、その翌日は炎天下のマラソン5k走。へろへろだった。

この期間、会社の同僚に借りた本(伊坂幸太郎)を読む。自分から読むことはありそうもない本だ。ストーリー展開を考えすぎるきらいがある。文章も肩に力が入った感じ。でも最後まで読ませる内容はあった。まあまあだ。
お返しに1Q84を貸してあげる。