インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

5月の槍ヶ岳

2015-05-12 11:49:16 | Weblog
連休もすんですがすがしい日が続いていると思ったら、今日は台風が近づいている。5月に台風が来るか!

連休は槍ヶ岳へ行ってきました。
新穂高からで、山小屋で一泊。ネットを見ると今年は雪が少ない。気温も高めで自分でも危険は少なそう。

2時に家を出て6時過ぎに新穂高駐車場に到着。この時期だと駐車場はまだまだ余裕があるね。昨年秋はたいへんだったけど。

歩き始めると、あちこちにフキノトウが出ている。ちょっと開いているけどまだまだ食べられる。取っていこうと思ったけど、それは下山時にしよう。しなびれちゃうし、余計な荷物になるし。

新穂高って標高が1100mで、上高地より400mくらい低い。槍ヶ岳まで標高差2000m超だ。
2000m超の標高差を一日で登ったのって、富士山と甲斐駒黒戸尾根と、他にあったかな。
小屋泊だからまあ大丈夫と思うけど、前回の乗鞍のへろへろ具合を考えると不安もよぎる。

林道は雪がまったくない。早々と上着と股引きを脱ぐ。
白出沢出合から登山道に入ると雪がでてくる。チェーンスパイクとストックで進む。踏み抜きはあまりない。
スキーをかついでいるひともいる。3分の1くらいはそうかな。

槍平は雪に埋まって、二階の出入り口が開いている。
この辺からは雪原の斜面になっている。渓谷を埋めた雪面も所々とけて水面をのぞかせている。

それにしても暑い! 登りながら雪を食べる。かき氷みたいだ。シロップがあればよかったな。

いよいよ斜面が急になり、稜線が見えてくる。さすがにきつい。数歩のぼっては呼吸をととのえる。
おじさんの単独が数名と、若者2人組みと抜きつ抜かれつで登る。時刻は4時近くなる。
やっとのことで山小屋に到着。山頂は余力が無く、翌日に回そう。

小屋泊は50人くらいかな。夕食には40人くらいいた。
部屋も一カ所にまとめて入れる方針のようだ。空き部屋があるのにね。

翌朝、目覚めるも頭が痛い。寝つきもよくない。ご来光も見る気力がない。
どうする。このまま下山するか。
ちょっと休みながら様子を見る。ここまで来て山頂に登らずに降りるのも屈辱だよな。
なんとか行けそうだ。槍の穂先目指していく。
アイゼン、ピッケル無しで行ける。渋滞がないのがたすかる。それでも30分くらいかかって山頂着。
3度目の槍ヶ岳。あまり余裕もなく、すぐに降りる。

あとは下山。登山口のホテルで入浴。結構、湯がいい。3時間くらい過ごす。
車に乗ろうとしたら鍵がない! ちょっとパニックになる。
風呂にもどったらあった。入り口で落したようだ。