インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

木曽路を行く

2011-07-25 10:17:22 | Weblog
梅雨明けが早く炎天下が続くと思うと、先週は台風で肌寒い日が続いた。

海の日の連休は、空木岳のリベンジ。
2年前に越百から空木を摺鉢小屋泊で周回しようとしたが、雨と疲労で挫折。越百小屋泊で、南駒までしか行けなかった。

今回は初日に空木に上りすり鉢に泊まる計画とする。
標高差1800Mで10時間半のコースだ。できる限り軽量化する。
水も途中の水場を当てにして少量とする。

伊那川ダム上流に駐車して出発。
盛夏の連休なのに人に会わない。ぽつぽつと4,5組くらいか。
静かな樹林帯。水場は豊富な水量だ。

殿山小屋に出ると人が一気に増える。
空木までの急登を、一歩一歩休まずに登る。これは人生か、、、。
頂上からは木曽駒からの稜線、そして駒ヶ根方面が見渡せる。
駒ヶ根は平野が広がっている。一方、木曽路の伊那方面は本当の谷だ。平野はほとんど開けてない。こんなところに中山道が走っている。木曽路を往来した昔の旅人のことが偲ばれる。

時間をゆっくり過ごしながら小屋へ向かう。
ところで異常に虫が多い。蚊のようだが、刺された場所が大きくはれ上がる。唇が口内で膨れ上がっている。

小屋は13人の泊まりで、まずまずゆったりしている。虫のため外へ出る人は少ない。
6時過ぎには寝る体制に入る。

翌朝は4時起き。
朝日とお花畑が美しい。
朝の南駒に立つ。越百は今回は意欲がわかない。初日1800Mの高度差を登ったのはさすがにきつい。
今回は早めに下山して渋滞前に帰ることにする。

ハイ松と岩稜帯は結構難儀だ。
下りのコースも静かだ。単独の数名に会うのみ。

下山後は恋路の湯に入り、急いで帰路に就く。3時過ぎに小仏トンネルを通過する作戦だ。
し、しかし、高速に入るとすでに渋滞が始まっている。
笹子峠前で混み始め、小仏手前で30キロ。車内で本を読みながら運転する。70ページくらい読めたから相当混んでいた。
混雑のストレスは低減するが、安全面からよろしくはないよね。
8時過ぎに帰宅する。