インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

小説あんどドラマ

2015-06-17 11:15:53 | Weblog
最近は歴史小説を読んで、それにからむドラマを見るパターンにはまっている。

今年はまず「竜馬が行く」(司馬遼太郎)アンド「龍馬伝」(NHK大河ドラマ)。
龍馬伝は本当に感動的。大河の歴代でも断トツでしょう。

岩崎弥太郎がいい。最初はジジ臭い若者だったけど、味がでてくる。武市半平太、平井加尾、近藤長次郎、みんなよかった。後藤象二郎との清風亭の対決は圧巻だった。よくなかったのはお龍くらいかな。

つづいて「私本太平記」(吉川英治)アンド「太平記」(大河)。

真田広之って俳優が主役で、沢口靖子が結構よかった。この南北朝時代ってほとんど注目されないね。大河になるのはほとんど「源平」「戦国」「幕末」だし。

足利尊氏も皇国史観の観点から批判というか排斥されていた時代もあるようで、ややこしいからみがあったのね。全然知らんかった。
でもとても勉強になりました。新田貞義とか楠木正成とか、どんな人かわかった。
後醍醐天皇もすごい人生だったね。討幕、流罪、建武の新政とか、波乱万丈。源平とわたりあった後白河帝みたいだな。

つづいて「項羽と劉邦」(司馬遼太郎)アンド「Kings War」(中国ドラマ)。
もともとは史記の内容なんだけど、昔ならった故事成語が出てくるのが楽しいね。背水の陣とか、四面楚歌とかね。韓信の股くぐりなんてのもあった。
ドラマはまだ途中だけど、劉邦ってとても王になる雰囲気じゃないけどね。40位まで田舎のおっさんで、それから王になるんだからホンマかいな。

今は「花神」(司馬遼太郎)アンド「花神」(大河)が進行中。
村田蔵六ってかなり地味系だけど、司馬さんもよく目を付けたね。幕末を違う視点から見られるから面白いです。