インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

源次郎尾根を行く

2015-07-22 16:20:20 | Weblog
現在、灼熱の土曜の午後的状況にあります。
明日は、城ケ島に泳ぎに行こうかな。

さて、数日前に梅雨明けしたけど、梅雨明け前の土日を狙って剣岳に登ってきました。

7月に入って雨空が続き、日照時間は1時間もない。そろそろ梅雨の中休みだろうと狙ってたら、まさしく思いのほかの快晴となった。

始発の北陸新幹線に乗りました。
遊びに行くのに新幹線も気がひけたけど、なるべく時間と体力を温存しないとね、齢だから。
朝、東京にいたのに11時には室堂に入れる。

雪が多い。雷鳥沢からは雪渓を登る。
雷鳥が遊んでいる。そういえば昔は雷鳥を食べてたみたいね。昔の登山もたいへんだから長期の場合はよいタンパク源だったろうね。

剣沢でテント。
でもかなり雪が多く、テントも10数張りと少ない。

源次郎尾根、八つ峰が目の前に見える。
剣沢を下って尾根を登るとなると、かなりの急登と標高差になる。

今回はMさんといっしょ。
朝4時前にスタート。雪渓はかたいが軽アイゼンで大丈夫そう。
すでに2,3パーティが先行している。
うち、2人組が先に源次郎尾根にとりついた。

最初は木の根をかいくぐるジャングルジム通過、結構体力を消耗する。

ちょっとした岩場、登れそうで難しい。落ちたら助からない。
念のためロープを使う。

天気は最高。でも食欲がわかない。やや体調不良。
稜線から岩場にでる。1峰が大きくそびえる。でかい!

2峰からはいよいよ懸垂下降。これだけの下降は初体験。
ロープは大丈夫かな、切れたら死ぬよ。命をあずける感覚。悟空スラブとは全然違うわ。

頂上には5時間で到達。晴れ渡っている。ああよかった。

八つ峰もすぐ隣でのこぎりの歯をむき出しに見せている。
今はちょっと腹いっぱいだから、また時間がたって飢えてきてからチャレンジしよう。

Mさんは平蔵谷を下るが、自分は軽アイゼンで不安なのと登り返しがきつそうなので別山尾根を行く。
剣御前に上り返し、雷鳥沢へ下り、さらに室堂までの上り下りが意外に足にくる。雷鳥荘で入浴。無事下山。

難易度はそれほどとは感じなかった。北鎌や西穂縦走より簡単かも。でもMさんといっしょという心理的軽さのせいかもね。