インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

人間五十年

2010-01-30 10:26:30 | Weblog
日経私の履歴書の細川護煕がおもしろい。
首相を突然辞任し、議員もやめてその後音沙汰無しだったが、湯河原で自適の生活を送っている。
自然に戻り書や陶器にふれる生活。陶芸の奇人師匠に1年半押し掛け弟子入りもしている。

「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり。一度生を得て滅せぬ者のあるべきか」
織田信長が好んだ「敦盛」の舞。熊谷直実(くまがいなおざね)が敦盛を討ち取ろうとしたところ、自分の息子のようで躊躇したくだり。
人間五十年は人生五十年の意ではなく、人間世界のこと。
いずれにせよ50才に近づくと気になる文句だ。

李白の山中問答も改めて聞くといい。
  余に問う 何の意ぞ碧山に棲むと
  笑って答えず 心は自ら閑かなり
  桃花 流水 ヨウ然として去る
  別に天地の人間に非ざる有り

40代最後の誕生日

2010-01-27 08:02:54 | Weblog
40代もいよいよ最後の1年となった。
40歳を迎える時に実行したのはマラソンで10キロを走ること。
これは思いのほか深入りしてフルマラソンも5回完走できた。

誕生日は妻としゃぶしゃぶの外食。だけど妻で体調不良のようで、その後胃もたれが続いている。
夫婦で共通の趣味や楽しみがなかなかもてない。韓国ドラマくらいかな。今は聖徳女王を見ている。

会社では突然の社長交代。
社長の理念や戦略は素晴らしいが人を一つにまとめきれなかったようだ。組織がマトリックスだったのが決定的な要因といえそう。
しばらく「波高し」状態が続く模様。

新年を迎える

2010-01-05 17:46:58 | Weblog
新しい年も淡々と迎える。
新年に当たっての特別な決意というものはないが、継続することで年々積み重ねる生き方もある。

正月は実家に帰省し、息子と軽井沢にスキーに行く。
ボーデンしかできなかったが、基礎を徹底反復し、なんとかパラレルもできるようになった。
転ばずに滑れるのがうれしい。はまってしまいそうだ。

ビデオで「デルスウザーラ」と「剣岳 点の記」を見る。どちらも自然を背景にした映画だ。
「デルスウザーラ」は高校時代に始めて映画館で見て感動した映画。30数年ぶりなわけだが、正直今みると素朴すぎてインパクトが足りずに寂しい。
「剣岳」は新田次郎の原作とちょっと異なる部分があったが、素晴らしい。
「何故山に登るのか」、柴崎芳太郎と小島烏水が互いに問い合うが、答えはなかった。見る人に意味と問いかけているようだ。

あとはマラソンと水泳。
湘南マラソンはハーフが20キロに変更し、スタートとゴールは砂浜を走ることになった。とても走りにくくタイムもでにくいが、楽しむこことに徹してやればいいか。