インスパイア

自然を通して心をみつめる。言葉をとおして人生を見つめる。

1000年前の世界

2012-09-03 14:40:48 | Weblog
大河ドラマの「平清盛」は不評のようだが、結構楽しんでみている。

視聴率が低いのは、とにかくわかりにくい。人物関係がだれがどうなっているか、わからない。
韓国ドラマ(イサン)と比べると対照的だ。
韓国ドラマはストーリー展開が早い、わかりやすい、現実からはかけはなれている(全くのつくりもの)、一方の清盛は、映像を現実に近く表現しようとしている(暗いとの批判も)、史実にある程度忠実に、セリフや背景に意味を持たせた演出をしている。

吉川英治の「新平家物語」を並行して読んでいるのと、一部、古典の平家物語を読んだり、源義経(司馬遼太郎)を読んで歴史的背景を理解しようと努めている。
1000年近く昔の出来事だけど、人間をめぐる喜怒哀楽とかは今の我々とかわらないものを感じる。
昔はテレビも映画も電気的娯楽も無く、和歌とか今様などで心や人生を表現したのだろう。ささやかだけど、深く心にしみるものを感じる。
一方、戦場での殊勲に命をかける男の戦いは、現代のビジネスマンにも通じるのだろうか。

自分が1000年前の世界に生まれたならどのように生きたのかな。