倉野立人のブログです。

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5月26日(水)、長野市域内で新た3件のコロナ陽性感染者が発生/中心市街地に「鹿」が現れる

2021-05-27 | 日記

5月26日(水)、長野市域内で新たに3件(市1081~1083例)のコロナウイルス陽性感染者が発生したことが報告されています。

 

 

 

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1081例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月22日/倦怠感⇒24日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者1名 同居以外の10名

 

・市(1082例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月22日/喉の違和感など⇒24日/検査⇒25日/入院調整中

  感染経路   市1076例目の同居者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1083例目)/50歳代男性(軽症)

  時 系 列  5月22日/発熱・咽頭痛など⇒24日/検査⇒25日/入院

  感染経路   県4617例目の接触者

  濃厚接触者 同居者2名 その他調査中

 

 

 

 

なお この日、これ(コロナ禍)とは別に「長野市中心市街地(中央通り~善光寺境内)」に「鹿」が出没!」のニュースが流れました。

で、この報…一見〝ヒトの社会のコロナ禍〟とは無関係に思われるところですが、何というか〝疫病つながり〟のような形で、関連性を感じてしまったものでした。

 

この日(26日)、報道ならびに所管課情報(いのしか対策課)により、長野市の中心市街地に「鹿」が現れたことが伝えられました。

ニュース映像では、市のど真ん中にある「中央通り」を 善光寺方面に向かってひた走る鹿の姿を捉えた〝視聴者スクープ写真〟が。

 

 

 

 

未明に市内(県信用組合本店前)で目撃された鹿は、中央通りを北上し 若松町を経て「善光寺」の境内に入り、そのまま「大本願」の建物内に侵入したとのこと。

 

 

 

 

大本願の建物に迷い込んだ鹿は、大本願の中(廊下)を徘徊した末 昇降口付近で捕獲され、最終的に山に戻されたそうな。

 

 

 

当時の模様を、大本願のO総務主任が やや驚きをもって回想されていました。

 

 

 

 

信州善光寺さんには「牛に引かれて善光寺参り(詣で)」という寓話がありますが、まさか「鹿」が善光寺を詣(もう)でる?ことになろうとは…ややビックリの報でありました。

いずれにしても、ケガ人等が発生しなかったのは 幸いというところであります。

 

 

 

 

なお 一連の状況は、後刻の行政情報として 所管課(いのしか対策課)から、議員宛にも配信されています。

 

 

 

 

長野市においては、過去には JR長野駅構内に「熊」が出没したこともあり、間近に山部を背負う地勢においては 可能性が無いとはいえない中で起こった事案でありました。

 

(2012年の〝熊出没〟ニュース)

 

 

 

この報に接し、地元の猟友会(信州新町エリア)の人(Nさん)に水を向けると「今、特に「鹿」は 山ン中で増えに増えている。だから その一頭や二頭が 里(市街地)に下った(現れた)ところで何の不思議もねぇサ。」とのこと。

その一方で「ところが、だ。オレの(狩猟)領域の西山エリアでは、鹿の増え具合に対して「猪(イノシシ)」の数が減ったような気がすんだよナ。こないだの冬も、鍋でもやろうと山に入ったけれど 結局一頭もお目にかからなかった。鹿と猪の個体数のバランスが狂ってきてるんじゃねーの。」とのことでした。

 

その背景には、おそらく「豚熱」の影響があるのではないかと思われます。

 

 

 

「豚熱(CFS)」は〝豚コレラ〟とも呼ばれ、豚類⇔豚類に蔓延する伝染病で、豚の育成を生業とする養豚業者の間で恐れられています。

一度(ひとたび)豚舎で発生すると、いわば〝3密状態〟にある飼育豚全体に感染が及び、他の畜舎にも容易に飛び火することから、感染=全豚の殺処分となる 非常に厳しい感染症と申せます。

で、その感染の媒体として挙げられているのが 他でも無い「野生のイノシシ」とのこと。

いずこからか豚コレラを背負うことになったイノシシが、山野を縦横無尽に駆け巡り〝望まれない(豚コレラの)キャリア(運び屋)〟となってウィルスを蔓延させる。非常にやっかいな存在となっているそうなのです。

現在、長野市周辺には 養豚を営む人が居ないために、(ここいら周辺で)その手の実害は報告されていませんが、件のNさん曰くの「西山でイノシシ激減」のお話しなどを総合すると、県域内でも「豚コレラ」が広がっている状況にあるのかもしれません。

 

長野市所管課(いのしか対策課)によると、実数は それほど多いとまでは言えないまでも、検査されたイノシシの中にも 相当数の「陽性個体」が確認されていることが報告されています。

 

 

 

ここのところにおいても、信州新町エリアや若穂エリアで陽性個体が現認されていることが判ります。

 

 

 

 

現下、ヒトの社会では「新型コロナウイルス禍」が蔓延し さまざまな影響が及ぼされておりますが、他方 動物の世界にも「ウィルス」が発生し、豚=豚コレラ・鳥=鳥インフルエンザ・牛=狂牛病など、そちらの〝社会〟でも、感染症の蔓延により さまざまな影響が及ぼされていることが実感されるとことろです。

 

 

「コロナ禍」の中での〝シカ出没ニュース〟に接し、さまざまなことを考えさせられたところでありました。