倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

新型コロナウイルス禍 感染者発生ゼロは「ゼロ」ではない

2021-05-07 | 日記

5月6日(木)、この日 長野市域内で新たなコロナウイルス陽性感染者の報告はありませんでした。

 

 

 

長野市域においては、約2ヶ月ぶりの感染者の報告ゼロ。これは、一見すると喜ぶべきところでありましょう。

 

 

 

 

しかし実際には、たまたま この日の陽性判定が無かっただけのことであり コロナウィルス自体や その罹患者が断ち切られたワケでは全くないことを認識しなければならないことは言うまでもありません。

現に 例えば首都圏においても、5月6日の陽性感染者数は561人と発表され、それを聞いた瞬間には 何だか(感染者数が)激減したかの錯覚を覚えてしまうところでありますが、その実(じつ)には 連休によって検査数そのものが少なく…いわば「分母」が少ないために、発生者数(分子)も少なくなるのは自(おの)ずとのことと言えるのではないか と。

 

 

 

 

このように、日々報告されるコロナ陽性感染者数は「参考」にはなるけれど、それが いわば「結論」にはならないことを再認識させられるところです。

自治体の検査体制によっては、長野市のように 検査が充分に行なわれているところでは 日々正確な数字が出てきますが、例えば自治体のコロナ対応が逼迫するなどして 濃厚接触者などの調査に手が回らなくなるなどすれば、(感染者数などの)数字は ある意味で正確さを欠くことにもなってしまいます。

そのような〝数字の動き〟からすれば、私たちは それら(日々の報告)に一喜一憂すべきではないことを 改めて確認すべきと思うのであります。

 

この日の長野市域で(感染者)報告された数はゼロではありましたが、おそらくは この間にも感染の連鎖があり、今もどこかで陽性感染者が発生していることでしょう、残念ながら。

この「ゼロ」が 本当に「ゼロ」になるために、私たちは引き続き感染予防のための社会活動に努めなければならない。そんな自覚を新たにいたすところであります。

 

 

なお この日、長野市の「ゼロ」を他所(よそ)に、松本市保健所管内では (松本)市内の飲食店で集団的感染が発生したことが報じられていました。

 

 

 

「明日は我が身」であります。