5/25 Tue.
長野市で、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの「集団接種」に向け、手順を確認する「リハーサル」が行なわれたことから 見学に足を運びました。
この日「リハーサル」が行なわれたのは、集団接種会場のひとつである『アークスホール』です。
長野市における65歳以上の高年齢者は 約11万人おられ、そのうちの約4万人の方々が「集団接種」に臨むと想定されています。
その受け皿としての集団接種会場は、市内9ヶ所の施設等に設けられることとなっており、来る5月29日(土)から 第一回目の接種が始まることになっています。
一ヶ所の接種会場に多くの市民が集まることから、一連の〝流れ〟を把握し 遅滞や混乱なく接種が順調に行なわれるよう、この日の「リハーサル」となったところです。
会場では、実際に接種作業(人員整理等)を担う市職員や保健師が 被接種者の受付け→接種→待機(経過観察)→退場までの一連の流れを確認していました。
この日は 市内の看護学生など30人余りが被接種者役となり、本番と同様に 手順に基づいて受付けに臨んでいました。
受付けでは、予(あらかじ)め予約したデータに基づき申告がされ、保険証や接種券で本人確認が行なわれた後に 次の段階(予診票記入)に進みます。
受付けを済ませた人は「予診票」に必要事項を記入し、次の段階へ。
記入された「予診票」を確認したうえで、個々に「検温」を行ないます。
より確実な体温を測るため、体温計を用いることになっています。
一連の確認作業を終えた被接種者は「予診」スペースで最終チェックに臨みます。
その後「接種」スペースに入り、利き腕と逆の腕(上腕部)にワクチンが接種されます。
ワクチンを接種された人は、直ちに退場することなく 先ずは「接種済書」の交付を受けます。今回のコロナワクチンについては 2回の接種が求められていることから、この事後の手続きが大切になってまいります。
そのうえで 万が一の「副反応」の発生が無いか などを見極め、安全を確認したうえでご帰宅いただくよう「観察」スペースで、約15分間 安静にしていただくこととなっています。
今回の「リハーサル」の中で、おそらく「予診票」の記入と 検温を含めた確認作業に時間がかかり、その箇所が〝渋滞〟してしまうのではないかと感じられました。
特に 今回の被接種者が65歳以上の高年齢者ということもあり、この箇所では それ相応の補助が必要になるのではないでしょうか。
また、接種自体とは離れますが、自家用車で来場した人の 駐車の段階での混雑も懸念されます。
いわば 注射の前の〝駐車〟の段階での混雑・混乱が起きないような配慮も必要かと。
いずれにしても 被接種者が65歳以上の高年齢者ゆえに、配慮に配慮を重ねる必要性を実感しました。
このことについては 所管課に伝え、善処する旨とのことでありました。
市も市民も 初めての経験となる「コロナワクチン集団接種」さまざまな想定・シミレーションを行ない、兎(と)にも角(かく)にも 事故なく全ての接種が完遂されることが求められています。
接種に伴う副反応の発生はもとより、接種に出かけてご自宅に帰るまで 大過なく行程を踏んでいただくことができるよう、最大限の配慮が期されるところであります。
◇長野市域のコロナ感染状況
5月25日(火)、長野市域内で 新たに2件のコロナ陽性感染者が発生したことが報告されています。
その概要は下記のとおりです。
・市(1079例目)/10歳代女性(軽症)
時 系 列 5月21日/倦怠感⇒24日/検査⇒入院調整中
感染経路 県外への往来アリ
濃厚接触者 同居者3名 その他調査中
・市(1080例目)/30歳代女性(軽症)
時 系 列 5月21日/咳⇒24日/検査⇒入院調整中
感染経路 不明
濃厚接触者 無し