倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

基礎疾患のある高齢者を対象にした新型コロナワクチン接種の予約が、長野市の医療機関で始まりました

2021-05-12 | 日記

5/12 Wed.

 

基礎疾患のある高齢者を対象にした新型コロナワクチン接種の予約が、長野市の医療機関で始まりました。

これは、国のワクチン接種計画に基づき 市町村が実施主体となって行なわれるもので、長野市においては 5月12日から「基礎疾患のある65歳以上の人」を対象に「個別接種(かかりつけ医等での接種)」の予約受付が開始されたものです。

 

 

 

長野市においては いわゆる「かかりつけ医」で(ワクチン)接種を受ける「個別接種」と 大きな会場に足を運んで接種を受けていただく「集団接種」を並行して行なうことになっています。

このうち、12日から予約受け付けを行なう「基礎疾患のある65歳以上の人」については「個別接種」のみで実施することになっていることから、この日からの受付けは 各医院においてのみ始まったところです。

 

 

 

報道などによると、受付け初日のこの日 12日は、各医院の受付開始時刻と同時に予約の電話が殺到し、対面受付を採用した医院では 病院前に多くの申込者が列を成したことが報じられていました。

 

 

 

 

長野市保健所によると、去る5月1日に 市医師会に所属し、今回のワクチン接種に対応していただける医院を対象に説明会を実施し「ワクチン個別接種」の事業内容と それに対するご理解ご協力をお願いしたとのことです。

特に「個別接種」については、各医院の裁量に負うところが大きくあります。各医院におかれては、自院に通院される対象者の人数に基づき ワクチンの希望数を申告していただいており、今後 国からの(ワクチン)供給を受けたうえで 実際の接種作業に当たることになっています。

今後、先ずは(国から)5月24日から6月4日までの2週間分のワクチンが供給されることになっていることから、ワクチンの入荷を待って 順次(ワクチン)接種が緒に就くことになっています。

この日の予約受付け開始に際し、対象者(患者)数の多い医院においては どうしても申込みが多数に及び、そのうえで いわば切迫感が助長される中で「われ先に」と(接種)申込み電話が集中、そのせいで電話がつながりにくい状況となってしまったことが報じられていました。

中には、今回のワクチン接種申込みが〝12日の一日限り〟と勘違いされている方も居られ、電話がつながりにくいことで不安を覚えて 長野市保健所に問合せや抗議の電話を入れる方も相当数おられたとのことです。

 

 

 

取材を受けた医院の先生は「いずれ国から全員分のワクチンが供給されることになっており、必ず(申し込んだ)全員の方が(ワクチン)接種を受けられるので、どうか慌てず落ち着いて申込みしてください。」と画面を通じて訴えておられました。

 

 

 

なお 多くの医院においては、ワクチン自体の供給は未達(みたつ/これから)であることから、今のところは予約のみを受付け、後日改めて接種日程を連絡することにしているとのことです。

長野市保健所では「長野市の高齢者 約11万人が2回打つ分のワクチンについては、国の方針として 7月までに(長野市に)供給されることになっているので、あまり慌てずに接種の予約を取っていただきますようお願いいたします。」と述べていました。

 

コロナ禍 収束の〝決め手〟とされる「ワクチン接種」について、その受付けを巡って 全国各地でトラブルが発生していることが報じられております。

長野市においても 国の基本方針に基づき、先ずは基礎疾患のある65歳以上の方々の接種予約が始まりましたが、大なり小なり課題が発生しています。

私の下(もと)にも、電話がつながりにくかった とか、かかりつけの病院の説明が不十分で理解し切れなかった などのご意見が寄せられており、その都度 保健所に照会するなどして対応に務めております。

 

そのうえで 来る21日には、基礎疾患の無い65歳以上の人へのワクチン接種のうち「集団接種」を希望する方々の予約受付けが始まることになっており、その際には 今以上の混乱が予想されることから、それ(混乱)が最小限に収まるよう 関係者に照会すると同時に、必要に応じて具申してまいりたいと存じております。

併せて 未だに完了していない、市民の健康を守る立場である 医療関係者へのワクチン接種を早期に完遂するよう促してゆきたいと存じております。

 

多くの方々が 早期の接種を希望するコロナワクチン。今後 国からの供給が順調に運び、事故なく接種が推進されることを願うばかりであります。

 

 

ウイルスの国内発生から相当の期間を経てなお、コロナ禍の悪影響は国民生活に暗い影を落としております。

このことにおける国の対応は十分と言えるものではなく、どちらかと言えば対処療法・後追い的な経過を辿っているのではないでしょうか。

そのうえをもってのワクチン接種事業。“コロナ禍収束の決め手”とされながら、感染の高止まり傾向と裏腹に供給が予定どおりにゆかない中、国民の不安は日々増すばかり…この日の接種予約受付を巡る混乱も、いわば これまでのコロナ政策に対する不安や不信の現れではないかと思えてならないところであります。

そして、ワクチン接種の実施主体とされる区市町村においては“主体”とは名ばかり。朝礼暮改とも言える国の方針に翻弄され、そのくせ何かあれば批判の矢面に晒されていることは、決して本意ではないでしょう。

 

ただいずれにしても、現下のコロナ禍は何としても収束に導かなければならないところであり、そのためにも私たちは かかる厳しい状況を踏まえつつも、ワクチンの早期の接種完遂を期して新たな努力を重ねるところであります。

 

 

 

なお、この日(5月12日)には、長野市域内で 新たに5件のコロナ陽性感染者が発生したことが報告されました。

 

 

 

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1037例目)/40歳代男性(軽症)

  時 系 列  5月6日/発熱・頭痛など⇒10日/検査⇒11日/入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 無し

 

・市(1038例目)/30歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月7日/背中痛など⇒10日/検査⇒11日/入院調整中

  感染経路   松本市63例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1039例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月10日/発熱・咳など⇒検査⇒11日/宿泊療養施設入所

  感染経路   市1024例目の同居者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1040例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月8日/咳・倦怠感など⇒10日/検査⇒11日/入院調整中

  感染経路   市1023例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 同居者3名

 

・市(1041例目)/40歳代女性(軽症)

  時 系 列  5月4日/鼻汁・倦怠感など⇒10日/検査⇒11日/入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者4名

 

 


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