おととい、わが家の菜園に耕しに行ってきた。
今年初めての菜園行きである。わたしの ‘耕し初め’。
何回か書いているが、わが家の菜園は、家内が近所の農家さんから畑を借りて、自分でやっている。
わたしはたま~に、半強制的に駆り出され、いやいや手伝わされているという次第。
どの野菜をいつ、どの畝に植えるか、肥料や耕しの年間作業計画は、家内がぜんぶやっている。わたしは指示待ち族。
おとといのわたしの作業は、二畝の「寒起こし」。
土の表面が凍っていて、スコップでは歯が立たないほど固かった。
3本鍬を振り下ろして掘り起こすと、岩のように凍った表面の土が、ぼろッと少しずつはがれてきた。
寒起こし(寒中耕起とも)とは、寒のいちばん寒い時期に地中の土を掘り起こし、外の冷たい空気にさらすとともに、日中の陽に当てることである。
こうすることで地中にいる害虫の卵や雑菌が駆除され、土自体も中に浸み込んで凍った氷が溶け通気性が良くなり、ふんわりやわらかくなるという。
土起こしは、真夏の「マルチ張り・太陽熱の取り込み」による害虫・病原菌退治とあわせて、「健康な土作り」の重要な一環である。
この畝には5月にトマトを植える。
キャベツの畝では、トンネル(おおい)を取ると、順調に育っていた。
3月には食べ始めることができるようだ。
年間を通して、無農薬の新鮮な野菜を、ふんだんに食べることができるのは、一つの幸せと言っていいだろう。