学生の方々にとっての売り手市場、そして、新卒者の離職、就職してからの現実。

おはようございます。

今日もいい天気、いい気分です。

あんまり田中は悪い気分なんて無いんですが、

少し気になることを書いていきましょう。

就職活動中の方々の相談を受けた時のこと。

自分の大学の後輩からです。

有名企業からの内々定、とのことですが浮かれた顔、には程遠いものが・・・。

その後輩が言うには、その企業に就職した先輩が多く辞めている、という現実につきあたったそうです。

実際は2ｃｈにも、みんなの就職活動日記にも悪い書き込みは無かったので、

一体何が、この後輩を不安にさせるのか？？？

見た感じ、離職率も高いとはいえません。

その先輩の在籍状況を非常に大雑把な世代別に見ると、

バブル期世代：その企業に多数入社かつ入社後転職者多い。

就職氷河期：入社なし。

で、この数年：また入社が増加傾向。

そして、バブル期の先輩社員は、というとあまりいい顔をしていないご様子。

さっぱり訳がわかりません。

しかし、話を聞くうちに見えてくるものがありました。

景気の悪い時は採用人数を減らすので、俗に言われる有名企業は、

体育会系かつ有名国立・有名市立大学出身で見栄えの良い人達を採用。

景気の良いときは、上記に準じない方も採用。

つまり、後輩は、

景気の悪い時の体育会＆有名大学出身者から世代的に上下を挟まれる恐怖があるようです。

ああ、まあそういったこともあるか、とも考えられますし、

くれぐれも、言っておきますが、

学歴なんて、役に立たない、と田中は断言しています。

但し、ちょっとした畏怖を抱いたことはあります。

ちょっとした畏怖、

ホンマに努力してそこに行き着いた人間が、非常に打たれ強く、ハングリー精神を有している、という事実。

某会合での出来事で、言ってしまえば、体育会＆有名国立大のひょろひょろのがり勉君タイプとみたまんま体育会系の人の呑み比べ、みたいなコトをしてました。

また、アホなコトを・・・と見ていましたが、その結果とそのがり勉君が最後に言った言葉には非常に納得させられました。同時に衝撃的でした。

みたまんま体育会の人は自信もあったんでしょう、圧倒的な前半戦を見せつけていたのですが、がり勉君は後半に追いつき、もどしながら、みっともないながら、最後に勝っていました。

そして、最後に、体育会での見た目のハンデと受験の苦しさに比べたらどうってコトは無い、と平然と言い放ったのです。

よくよく聞いてみると、毎晩3時から4時まで勉強してクラブもレギュラーになることは無かったものの、しごかれていたらしいとのコトでした。

そして、結果が出るまで、挫折しない不屈の根性に初めて遭遇、生まれてこの方脳天気な自分にとっては、畏怖、以上の何かを感じさせたのでありました。

そこまで、どんな努力をしているかが結果として見えている場合、それには純粋に尊敬するべきかと思われますし、

そんな連中ばかりでないにせよ、その可能性の高い連中に挟まれるのはたいへんやろうなあ、と、想像が容易につきます。

努力への苦労を何とも思わない人種と競争させられるのは大変です。

但し、ここでも田中は逆の発想をしてみたい、と思います。

つまり、努力してきた人が持つ結果、事実に対し自信を持ったフィールド以外で自分の得意な分野を作れば、作る努力があればええやん、と。

そして、その人達の美点を盗むことを覚えるのも一つ。

得意分野は人それぞれちがう訳ですから。

そして、

その人達が何年もかかって培ってきたものやノウハウを一瞬で知ることができるチャンスがそこらじゅうに転がっているのも事実！

そこに賭けるものは、自分の人生への報酬、なわけですから多少なりともガンバレや、と有名企業に内定した後輩には言っておきました。

ええかげんな先輩全開のアドバイスです。

新卒就職においては、

安易に離職しないで欲しいし、

何度も思いますが、

企業側も離職されにくい環境を作るのが義務だ、と採用担当者として確信しています。

では本日も脳天気に参りましょう！

珍しく、真面目な話でした。

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