kyon's日誌

つれづれに・・・

アバウトな大丈夫

2014年12月22日 | 日記
「今、ちょこっと電話していい?」とメールが入った。
OKだよ~と返信したら直ぐに電話が入った。
元気かい?から始まってからの話がちょっと・・・というどころじゃ無かった。
脳ドックを受けたらしい。
3か所に小さなコブが見つかった・・・と聞いて「ええっ?!」
直ぐに手術という段階では無いと聞いてややホッとはしたものの・・・
何だかこれまたショック。
夏に会ったばかり。
彼女のふくよかな笑顔が浮かんだ。

おぃ・・・要観察であるということなら治療という差し迫った段階で無いことなんだから・・・とは言ったものの・・・
こういう時は何を言ってるか、何を言えばいいか・・・
すっかり頭の中がぶっ飛びの白紙になるものなんだね・・・
沈んだ声にならぬように注意深く話を聞いた。
それは彼女も明るく話すように心がけてのことだと分かっている。

彼女の中にあったのは、42歳で逝った弟のリスクが同じように自分にも発覚したという事実。
「爆弾抱えてしまったわ~」
ん、ん、・・・。
彼女の弟も同じように脳の検査段階で造影剤を入れての詳細検査の途中で亡くなった。
もっと大きな画像を撮る検査をしてみますか?という医者にそのことを話したら、それならばその検査は止めて3ヶ月後にまたということにしましょ・・・
「軽く言うんだもの~」と、カラカラと笑いながら話す彼女に、
う~・・・なんも言えね・・
まだ小さいから薬も何も、3ヶ月後の検査を・・・ということらしいが、
ある日突然・・・ということが無きにしも非ずのリスク。
「一人だからさぁ、悪い方にばかり考えちゃって」
「ん。でも、あ~たが心配し過ぎると、逆にワタシの方がもっと心配するさ、差し迫っていないなら、なるたけ考え過ぎるなよ~」
(あ~・・・気が揉める。こんなことしか言えない。バカっ!)
で、ま、・・・
あれやこれや・・・婆さんネタで笑いながら、まだ死ねないさっ。
んだんだ、そこだな~と笑い合う。

女一人で3人も男の子を育て上げたモサだ。大丈夫!太っ腹なんだから、大丈夫!
親をまだ看取って無いから大丈夫!
一所懸命頑張ってるんだ、そんな人を勝手に天は召し出せとは言わないはずだ、大丈夫!
「大丈夫」・・・って、、、、アバウトな寸志だなぁ~
ワタシ自身が大丈夫だと思いたいだけなんだな。

昨夜は本を読む気になれずに布団にもぐった。
コメント (6)
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