kyon's日誌

つれづれに・・・

気分はファジー

2014年07月05日 | 日記
昼寝から目覚めた母が突然、このベッドの向きを変えたらどうだろと言う。
どうやら寝たままテレビを見れないのが気になるらしい。

ほぉ~・・・んだら、ちょこっとやるべが・・(笑)
テーブルの位置を変え、ベッドを窓際よりもう少し引っ張って・・・(笑)
ちょっと目先が変わっただけで何となく気分が違ったと満足気(笑)
まぁ、掃除も出来たから、良し。
意外にベッドの下にあれこれ仕舞いこんでいる(笑)
で、何故か椅子用のメッシュの薄いサブトンっぽい敷物が床に2枚・・・
片付けようとしたら、そこに置かねばならない・・・と。
ん?
電気のコードに足を取られて転ぶとイケないから・・・と。
ははぁ・・・なるほど。合点(笑)
母には母なりの工夫があったのねぇ・・
母の脚には分厚い靴下2枚重ね。素足の感覚が鈍いわな・・
すり足風・・・お能の歩き方っぽいし、何かに引っかかったら転ぶわな・・なるほど。

で、やれやれと一服。
秋田から買って行った「麩もち」を戴きながら、何気に言う。
この夏は越えれねんた気がするなぁ・・・(おお、また言ってるし)
おら、寝たまま死にてなぁ。んだども、おめ(あなた)が来る日でねば、腐るな。
うっ!(あぃやぁ~、何というリアルな)
       ワタシが来てからにしてけれ~(笑)
ん~、そんたに うまぐ いげば いいども。(おぃっ・・・汗出るわ)

試すのである。
何気に人の気持ちを引いては気持ちを試すようなことを言うのである。
人の気持ちを探りたがる母の悪い癖である。
全てを分かったからとて、どうだと言うのだ・・・ったく・・と、ワタシは貝になる(^_^;)

以前、何時まで居てもいいよ~と我が家に居た事があった。
4、5日したら、もう何だか家の事が気になるのであり、妹に連絡せずには居られないのであり、
幾ら孫と暮らしても、大人になった孫は婆さんのめんこちゃんではあり得ない訳で、面白くもない。
狭い家では動きも無いから太るだけであり、食事管理で逆に血糖値が落ちたりして、かえって具合が悪くなり・・
いつもの医者にも通えない。散歩も迷いそうだし。
嬉々として来たものが、我慢になり、もう家に帰りたい理由を見つけるのである。
山のように薬も荷物も、お気に入りの掛け布団まで持参した我が家へのお泊まりは、10日でしびれがキレた(笑)

あの時より母は加齢したから、確かに一人暮らしの不便さは分かる。
が、一人の気ままさもあるのだということも、行く度に分かる。
トイレまで遠い?とか、仏さんが二階にあって、水の取り換えも階段を上がらねばならぬとか、夜の物音にドキリとして眠られないとか・・・数えればキリが無いほど言い連ねる。
何より、いつも話す相手が居ないのが寂しいのだ。

今は通うだけだから、四六時中、母の目の前でヘルパーが出来る。
しかし、ここに住むとなったら、多分、そうはいかない。
ワタシにはワタシの勝手で出歩くことも出てくる。
母の言いなり生活は出来まい。
共に住んだら住んだで不満は出るのだろう。

ま、大変だけど、頑張ってるよね~と言うしかない(笑)
で、
頑張ってな~、ごきげんよう~。
ごきげんようと言っても、後ろ髪を引く母であったが、まぁ、そんな日もあるべ。
少し、体調が悪かったのが原因かもしれない。(^_^;)
鬼娘は「情」という感性を停止して戻る。
けれど、この先はまた分からんしなぁ~と、
いつものファジー気分にも、戻る(笑)
コメント (8)
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