kyon's日誌

つれづれに・・・

母の戦争体験

2014年07月04日 | 日記
昨夜のローカルニュースに土崎空襲の講演会が小学校で開かれたと。
秋田市の港町で、製油所があり、備蓄のタンクが今もある。
この土崎が終戦前夜から翌未明に掛けて空襲を受け、250人以上が亡くなったと。

で、母が言う。
自分らもそう言えば、空襲を避ける為に避難させられそうになったっけなぁ・・・

戸来(ヘライ)村に、
あの山奥までトラックで街の娘達を乗せて避難させる・・・と、それが8月13日だった、とか。
ほぉ、戸来(ヘライ)?

戸来と聞いて、思い出した(笑)
古代、ユダヤの話・・・ユダヤには多くの部族が居たが、実は失われた13部族があったとか。
13部族は世界に散って、其々にその土地に居付いて、今では影も形も分からないとされている。
で、失われた13部族の内の一つが日本にも居付いたのではないか、と。

まぁ、これもアヤシゲな話ではあるのだが・・(笑)
同じような風習が残っているから・・・っていうのが、益々マユツバっぽい(笑)
例えば、
山岳信仰の山伏達の宗教形態、祭壇の祭り方など、実によく似ているらしい。(ワタシは知らんよ(^^ゞ、本の話)
ユダヤ人も風呂に入る・・・洗い場と湯船に分かれた構造を風呂場に持つ・・・が、似てるとかね・・・(笑)
他にも色々あるらしいが・・・それはともかく・・
まぁ、あのキリストの弟が、キリストが処刑されて危うくなったので、
逃れ逃れて青森の戸来まで逃れて来てそこで亡くなった・・・っつう(笑)
ウソだろ、有り得ないと笑えてしまったのだが。
大体、キリストに弟なんて居たか?

「ヘライ」とは、ヘブライ語なのだそうで・・・「戸来」と当て字したらしいが意味をワタシは知らん(^_^;)
今でもキリストの墓なるものがあるとか無いとか・・・
まぁ、よく分からんのだけど、

母の言ってたのはその戸来村への非難の話だった。
母は五戸町生まれ。
山間部の小さな町である。やたら坂が多い。
そこからどの位行くのかは分からぬが、トラックに若い娘達を乗せて避難させようとしたのには訳があって、
シリウチ(今は駅は無い)という私鉄駅がB29に爆撃されたので、これは五戸町も危うい、となっての事だったらしい。
ところが、駅を爆撃しただけでB29は帰ってしまった。
準備はしたものの、集められた娘達は非難せずに家に戻された。
しかし、何かある度に防空壕に逃げたが、ついに街が爆撃されることは無く、東京空襲のような怖さを知らずに戦争は終わったと。
田舎も田舎、ど田舎だから、そういうところは救われたんだべなぁ・・・と。

土崎空襲の講演会を小学生の子供達が熱心に聞いてるテレビの映像を見て、
本当に気の毒であったなぁ~と、我が身を振り返ってしみじみと言っていた。

母のように、戦前戦後を生き抜いて来た世代にも色々な戦争体験があったのだね。
母はたまたま田舎に生まれ育ったので、悲惨に人が目の前で殺される様を見ずに済んだ。
戦死した兄への感情はあるだろうが、目の前の悲惨さは体験していない。
それはたまたま好運だっただけなんだろう。
そして、ワタシも戦争を知らない世代な訳で・・・たまたま好運なだけだろう、と。

で、
夕方、秋田駅に着いて、チラシを渡され、署名を求められた。
チラシには、
憲法を破壊する「集団的自衛権」行使容認反対!_とある。
戦争をさせない1000人委員会、とあった。

ワタシは求めに応じてサインした。
コメント (2)
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