二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2011J2第20節 京都vs栃木

2011-07-10 | 蹴球

京都サンガF.C.△1-1△栃木SC

■士気
 今日はもうこれにつきるだろう。なでしこジャパン1-0ドイツ女子代表。見る者を感動させてくれたなでしこたちの勇敢な戦いっぷりの背景にはこういうことがあった模様。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011071000039
> 試合前のミーティング。佐々木監督は選手に東日本大震災のビデオ映像を見せた。
>「本当に苦しいときには、被災地の人を思って踏ん張れ」。
>そのイメージは鮮烈だった。序盤からスピード、高さで上回るドイツに
>再三ゴールに迫られながら体を張り、耐えていく中で攻撃の糸口をつかんだ。

 チームが人間の集団である以上、そこに人間の“気持ち”がある。そして人間は誰一人同じでないから、20人いれば20通りの気持ちがある。それをいかに一つにまとめるか?いかに高いモチベーションに保つか?指揮官の大きな役目はそのことだ。なでしこの佐々木則夫監督は見事だった。指揮官とは「士気官」。士気をコントロールできれば、もはや細かい戦術の指示などは不要なのである。

■士気2
 そんな試合を見たあとの京都vs栃木。もう随分士気が低く見えて仕方なかった。両チームとも「戦う」んじゃなくて、「試合をやる」ことに終始してた。そりゃ暑かったさ。ぼーっとしてヤル気なんて湧いてこないような酷暑。それでもお客を入れてゲームをやっている以上、ある程度戦って欲しかったか…。
 ずいぶんと士気が低くて、京都の失点も、そしてロスタイム終了間際の栃木の失点もその「ゆるさ」から生まれたような失点だった。得点目線じゃなくて、失点目線から騙るのが適切かと思えるほどの、一つの不甲斐なさを感じずにはいられないのだ。
 そろそろリーグ戦も中盤にさしかかり、間延び気味の時期。士気を保つことは難しいんですかね。


〈京右衛門的採点〉
水谷 5.5 …苦しい時間にナイスセーブ。地味ながらいい仕事ぶり。
酒井 5.5 …よく前に出て積極的だったが、失点場面は×
秋本 5.5 …よく我慢したが守備範囲の狭さ、遅さが気になった。
森下 5.0 …左サイド使われまくり。カードももったいない。
チョンウヨン 5.5 …局面での潰しの場面は効くが、展開力は生きず。
駒井 5.0 …SB気味のポジションをこなしてたが、攻撃は中途半端。
安藤 5.5 …効果的なパスカットとカバーで出来はまあまあ。
内藤 4.5 …終始消え気味。前半フリーのシュートは決めたかった。
伊藤 5.0 …チャンスは作るが、それだけ。プロの壁に当たってる印象。
ドゥトラ 5.5 …出来は悪かったが、得点への執念は一番。それが実った。
中山 5.0 …使われないままチャンスに絡めず。それでも守備では○
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中村太 5.0 …ボールは引き出せたが、ラストパスやシュートははちゃめめちゃ。
中村充 5.0 …ボールを散らしたがビッグチャンスものにできず。
ハウバーダン ―
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大木監督 4.5 …どうしてこんなに選手の士気が低いのか?