二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2016明治安田生命J2リーグ第33節 京都vs北九州

2016-09-26 | 蹴球

京都サンガF.C.0-0△ギラヴァンツ北九州


[警告・退場]
・京都
64'山瀬功治(C1反スポーツ的行為)
・北九州
なし


【全体の印象】
 ボールを回して崩したい京都と、防備しつつカウンターで一刺ししたい北九州という構図。北九州が京都ゴールを脅かしたのは前半に本山のスルーから抜け出した星原が放ったシュートただ1度だけ。ほぼ全時間帯で京都が主導権を握り続け、エリア外からのミドルやセットプレーからのヘッドなどを北九州ゴールに撃ち込み続けたが、GK阿部にことごとく阻まれた。残り10分少々となったところでキロスを入れて放り込み作戦に出たが、これは大失敗。キロスは味方のいる方向にすら落とせず、イヨンジェは活路を見いだせなくなり、中盤に下がったエスクデロが長いボールを蹴るだけの雑なサッカーに。守備面の安定感は大きく改善したものの、迫力やダイナミックさに欠け、キロス投入以降は緻密さや緊張感も欠く物足りないドローとなった。


【雑感】
■得点力不足の要因
 シュート数は、京都21-4北九州。山のようにシュートを放ちながら、結局FC東京育ちの守護神・阿部伸行の牙城を崩せなかった。決してシュートが枠に飛ばなかった訳ではない(2~3、枠にさえ飛べば決定的なものもあったが)。内容としては悪くはないのだが、相変わらず勝利の女神に見放された状態。いくつか気になることを列挙してみたい。
・攻撃のスピードが遅い
 ボールを持ってから敵陣に攻め込むまで時間を費やしすぎる“遅攻”となるシーンがとにかく多い。わかりやすいのは、佐藤健太郎がセーフティにボールを動かしすぎる点。もちろん前節の「焦りすぎ」の反省でもあったのだろうが、佐藤のところでボールのスピードが上がらないと、全体のテンポも遅いままになる。右SBに復帰した下畠も、駆け上がるまではいいのだが、一度止まってわざわざ勢いを殺してからパスをさばきがち。石櫃なら縦へのスピードを殺さずにクロスを上げられるのだが…。
・エリア内に人が侵入しない
 散々放ったシュートはエリア外からのミドル、もしくはセットプレーからのものがほとんどで、流れの中でエリア内に侵入してシュートを放つというシーンがあまりにも少なかった。例えば有田にボールが入った時、それを追い越してエリア内に斬り込むような動きがなく、ここ最近はエスクデロ経由でエスクデロのアイデアのみでチャンスが消化されてしまいがち。監督はエスクデロやアンドレイが敵陣内でスペースを見つけて入り込むプレーを期待していたようだが、本来この役目をこなしていた選手は堀米だ。その堀米が精彩を欠いている。

■疲弊する攻撃の中心
 最後に挙げたい点が取れない要因は、
・堀米の慢性的な疲弊
 最近、FW陣に離脱者が多かったこともあり、とにかくエスクデロにボールを集めることがパターン化し「エスクデロのチーム」のようになっているが、このチームの攻撃の中心は、セルではなく堀米だと考える。エリア内に侵入できる機動力や大胆さを持ち、シュート精度やパス能力はチームで群を抜く。怪我で出遅れたが4月・6節山形戦でスタメンに入ると初勝利に貢献。以降、5ヶ月半使い詰めできたこともあり、夏場を越えたあたりから徐々に運動量やプレー精度が落ちているように見受けられる。このゲームでも星原相手に守備に追われたこともあり、高い位置までなかなか進出できず。堀米とエスクデロ両方にキレがある時は怖ろしいまでの威力を発揮するユニットになるのだが、シーズン終盤にさしかかった今、疲労が溜まっているのだろうか、そのキレに陰りが見えている。
 リフレッシュさせられるといいのだが、攻撃的サイドハーフは極めて層が薄く、そう簡単に堀米を休ませられないのが現状(本音を言えば夏のウインドーでサイドハーフを補強してほしかった)。残り9試合は現有戦力でやりくりして戦うしかない。今いるメンバーの中で、エリアへの斬り込みが堀米の次に期待できそうな選手はアンドレイだ。中途半端にポジションチェンジで前に出すのではなく、いっそアンドレイを攻撃的MFに固定してみては?そうそう、終盤にロングボール大作戦をやりたい時も、キロスよりは役に立つのではなかろうか。


2016明治安田生命J2リーグ第32節 横浜FCvs京都

2016-09-19 | 蹴球

  横浜FC○2-0京都サンガF.C.
13'イバ
 (直接FK)
58'イバ
 (↑野村直輝)


[警告・退場]
・横浜
5'イバ(C2ラフプレー)
15'佐藤謙介(C1反スポーツ的行為)
72'楠元秀真(C1反スポーツ的行為)
・京都
35'山瀬功治(C2ラフプレー)
48'菅沼駿哉(C2ラフプレー)
67'本多勇喜(C3異議)


【全体の印象】
 立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたのは京都だったが、ロングボールの競り合いでイバを染谷が倒したFKをイバがテクニカルに決めて横浜が先制。取り返したい京都は攻撃陣が前に出ていくが、バランスが崩れ、後ろは不安定になった。後半、前がかりのまま奪えないうちに最終ラインはイバの猛威に対応しきれなくなり、58分には内田、菅沼が野村、イバの切り返しに立て続けにかわされ痛恨の2失点目。その後サイドからのクロスから2度PKのチャンスを貰ったが、キロス、エスクデロのPKは南に阻まれ、反撃の狼煙も上げられず。必死にもがいたが、もがけばもがくほど首を絞められるように苦杯を舐めさせられた。

【雑感】
■足元グラグラ
 前節の敗戦を受け、攻撃的な姿勢で臨んだものの、先に失点を許したことで、さまざまなブレや焦りを生じさせてしまった。攻撃陣の意識が「何としても奪い返したい」と前がかりになる一方で、最終ラインはイバの個の強さ・巧さに対処しきれず。また攻撃的起用だった内田の裏には、大きな穴が空いて散々野村に使われていた。そんな時にアンドレイも攻撃に参加しがちだったため、中盤のバランスも悪化。守備はいわば土台であり、攻撃はその上に乗っているもの。足元がグラグラしているのにジャンプしようとしても、高くは飛べはしない。
 2失点目は人数は足りていたものの浮き足立っていた守備陣が野村やイバの仕掛けに脆くも崩れた形。これで攻撃陣の焦りも拍車がかかり、組み立てやラストパスのミスが目立った。PKについては「運」の部分もあるが、チームを覆い尽くす「焦り」が余裕や平常心を失わせていたという面も否定できないだろう。
 前節の敗戦を受け、アグレッシブに出直そうとしようとしたところで、守備の脆さが出てしまうという皮肉。「もったいなかった、自分たちから壊れてしまったようなゲーム」と石丸監督はコメントするが、チームとして一段階脱皮することの難しさを、監督自身痛感しているに違いない。

■守破離(しゅはり)
 武道や芸事における進歩の過程として、「守」「破」「離」という言葉がある。「守」は先人から伝わった基本的な型を守って叩き込む段階。石丸監督は今季の前半戦を費やしてこの「守」を体現するようなチーム作りをしてきた(守備的、という意味ではない)。すなわち、失敗を糧にチーム全体の共通意識や危機意識を深め、簡単には失点させない守備、簡単には負けないチームを作ることができた。「破」は基本的な教えを破り、別のアイデアを取り入れながら精神や技術を進化させる段階。今風に言えば「限界突破」。今の京都はここに差し掛かっていて、3バック(5バック)の実効的運用や高さ勝負などを取り入れようとしているところ。がしかし、ここで停滞している。出場停止や怪我人が重なって、主力に疲労がみえるということもあるが、戦術の幅を持たせるどころか、「守」の段階で叩き込んだ基本を忘れているようにも見える。
 リーグ戦が終盤に差し掛かり幸か不幸か昇格圏内にいるため、否応無しに「実(勝ち点)」を取ることを求められる中、残念ながらまだチームの成長が追いついていない。一足飛びにチームを進化させようとすると、当然ひずみが出る。積極性を出そうとしても、焦っているようにしかみえないのもそのせいか。
 ちなみに最後の「離」は師の教えを離れて独自の境地まで到達させる、というもの。サッカーならば誰の真似でもない独自のスタイルを手に入れることになるだろうか。それはともかく、チームとしてどんなチームを目指すのか今一度見つめ直したい。ボールを速く動かすチーム、人がたくさん動くチーム…など、限界突破のルートはたくさんある。もう突き進むという選択肢しかなくなって、視野が狭くなってしまう前に。





2016明治安田生命J2リーグ第31節 松本vs京都

2016-09-12 | 蹴球

 松本山雅FC○2-0京都サンガF.C.
5'パウリーニョ
 (↑工藤浩平)
87'工藤浩平
 (↑山本大貴)


[警告・退場]
・松本
なし
・京都
20'ダニエルロビーニョ(C2ラフプレー)
26'吉野恭平(C2ラフプレー)
34'岩沼俊介(C1反スポーツ的行為)
60'アンドレイ(C4繰り返しの違反)


【全体の印象】
 両者怪我人や出場停止でレギュラークラスを欠く手負いの上位直接対決。立ち上がり京都はFKから吉野がゴールを決めるも混戦のファウルでノーゴール。逆に松本はFKからサインプレーが決まって先制。その後マッチアップするあらゆる局面で松本が先手を奪い、ゲームを掌握。京都は松本の決定機逸にも助けられた。後半、京都はポジションを動かして修正をはかりペースは掴んだが、松本も防備モードにシフト。キロス投入で放り込みサッカーを敢行した京都だったが、戦術習熟度は低く、ポジションのバランスも悪くなり、逆に松本に隙を衝かれてダメ押されの失点。勝負所を掴みきれず完敗を喫した。


【雑感】
■力負け。完敗
 相手の布陣に形を合わせに行き、鏡合わせのように1vs1のマッチアップを作ってマークのズレを防ぐミラーゲーム。札幌戦では機能したが、このゲームでは裏目に出て、1vs1の局面で遅れを取る場面が多発。特に本職とは逆サイドに配置した岩沼が石原に何度も突破を許し、この側面からの砲撃を浴び、後手後手の守備を強いられた。
 さらなる誤算は、山瀬が「攻撃のところのリズムの悪さが守備にも悪影響があったのかな」と語っている通り前線の不出来。一手一手先回りされるようにして松本にプレスをかけられると、ボールを繋ぐ自由は奪われ、ダニエルロビーニョに預けてもあっさりロスト。そんな状態なのに、最後尾から前線に長いボールを蹴ったのは明らかな戦術ミスで、高さも強さもない手駒しか並べられなかった前線に収まるはずもなく、ロングボール→敵に渡すの繰り返し。ただ一人、堀米だけは地上戦から突破口を開こうとしたが、周囲は守備のことで手一杯で、呼応することもままならず。前線の機能不全が守備を苦しくし、苦しい守備のため攻撃に出られないという悪循環だった。
 後半、吉野を右WB、岩沼を左WBという修正でマッチアップの部分は改善した。がしかし、リードする松本はゲームプランとしてあまり前に出すぎず、守備に重心を移したとも思え、「持たされた」という感も否めない。キロス投入後はなりふり構わずボールを前に運んだが、結果的に高さを使って相手GKを慌てさせたシュートはゼロ。一見攻めているように見えたが、「大事な所はやらせない」と要所を締める戦巧者・反町山雅の前に、付け焼き刃の戦術は無力だった。あらゆる面で力負け。完敗だ。

■奪われた天王山
 1シーズンをトータルに考えた時、「勝ちに行かなければならない」という勝負所がある。しばしばそれは「天王山」と呼ばれる。天正10年(1582)6月、羽柴秀吉が大山崎から乙訓かけての街道や淀川を見渡す天王山を明智軍から奪い、圧倒的優位に立った故事にちなむ。今季の自動昇格を考えた時、京都が是が非でも奪わなければならない「天王山」はこの松本戦だった。主力数名を欠いて戦いに臨まざるをえなかったというツキの無さを差し引いても、そんな重要な一戦に「相手に合わせにいく」「受け身の戦術」「守備優先で起用」でチームを動かしてしまったのは、石丸監督痛恨の失策と言わざるをえない。チームの基礎構築面については個人的に高く評価しているが、勝負の勘所を見極める戦略家としての面では限界を感じる。
 天王山で敗れ去った今、「残り11試合全勝」など建前や夢物語で非現実的な目標を掲げるより、もっと冷静な視野を持ってプレーオフを勝ち抜くチームを作る方がベターな選択かと考える。まずはプレーオフ圏内を死守すること。もちろん1つでも順位は上げたい。さらにはプレーオフでは重要になる「得点を奪う」ための戦術の再整備。クライマックスに向けて闘争心を高めていくことも忘れてはいけない。やるべきことは山ほどある。そうそう、プレーオフで最も大事なのは「勢い」だ。勢いを付けるためにも、堅実な守備路線からある程度攻撃的なチームへとシフトチェンジする必要がある(前線の台所事情は苦しいが)。残念ながら得点王争いをするような個の攻撃力を持ちあわせていない。だがそれを複数でカバーし、パスワークで崩していく素地・土台みたいなものはできている。まだ伸びしろもある。さて、間に合うかどうか。








第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦[60]C大阪vs京都

2016-09-04 | 蹴球

セレッソ大阪○2(1ex0)1●京都サンガF.C.
            14'山瀬功治
             (↑ダニエルロビーニョ)
25'杉本健勇
 (PK)
107'ソウザ
  (↑山村和也)


[警告・退場]
・C大阪
27'藤本康太(C1反スポーツ的行為)
・京都
17'染谷悠太(C2ラフプレー)
24'吉野恭平(C1反スポーツ的行為)
36'本多勇喜(C2ラフプレー)
54'染谷悠太(C1反スポーツ的行為)→CS(警告2回)
110'エスクデロ競飛王(C2ラフプレー)
120'清水圭介(C3異議)


【全体の印象】
 序盤からイヨンジェの裏への抜け出しでペースを掴んだ京都。スローインの流れからキープした堀米をダニエルロビーニョが追い越してドリブル突破からクロス→走り込んだ山瀬が決めて先制。セレッソは京都のコンパクトでバランスの良い4枚-4枚の守備ブロックを攻めあぐねていたが、堀米のフォアプレスで1枚守備網がズレたところを杉本が衝いてこれを吉野が倒してPK(ファウル地点はエリア外に見えたが)。その後も京都が主導権を握っていたが、ミスを衝く形でセレッソが攻勢を強めはじめ、形勢逆転。後半になると再びイーブンな鍔迫り合いとなったが、ソウザの突破で混乱した一瞬から玉田にスルーパスを通され、染谷が倒して警告2回目で退場。数的不利に陥った京都はパス出し役のソウザ・山村へのプレスを捨てざるを得ず、圧倒的にゲームを支配された。しかしセレッソは意思疎通のミスや枠外シュートも多く、京都は冷静に粘り強く跳ね返した。京都はエスクデロのキープに逆襲の活路を見いだそうとするも、攻撃時に人数が足らず。延長後半、バイタルエリアで受けたソウザが切り返しからシュートを決めて勝ち越し。京都はGK清水を中心に最後まで粘り強く身体を張り続け好機を狙ったが、最後のチャンスはアンドレイがパスを選択して終了。120分の死闘の末、天皇杯敗退となった。


【雑感】
■大坂夏の陣
 大坂夏の陣・天王寺口の戦いは、リザルトだけ見れば数的不利の真田信繁が徳川家康の大軍に敗れ去った戦いである。スタッツを追っても真田の決定機はゼロ。しかし内容的には、真田が2~3000の手勢で1万5千の松平忠直隊を突き破り、家康本陣に迫るも多勢に無勢、勝利を取り逃がした、ということになる。信繁の戦いぶりを伝え聞いた島津忠恒(家久)は「真田日本一の兵(つわもの)」と手紙にしたためたという。勇敢なる敗者が讃えられているのだ。
 このゲームをキンチョウスタジアムの南半分で観戦していた人々も、試合終了後、敗者に賞賛の声援と拍手を送った。数的不利に陥った京都は、とにかく粘り強かった。5-3-1の陣形を布き、1人少ない分はエスクデロを除く8人の運動量と闘志で埋め合わせた。数少ないチャンスは、エスクデロが相手3~4人を引き受けて突破口を開く形。80分以降ははむしろ京都が主導権を握り、エスクデロ+堀米のコンビネーションだけでも攻撃を成立させていた。ただ、次第にエスクデロへ援軍を送る体力的余裕もなくなり、攻撃面は絶望的な状況に。90分、エスクデロがキープし、最後尾から駆け上がってきた菅沼が敵陣深くまで突破してクロスを上げた。その姿に、夏の陣で家康本陣に迫った真田信繁が重なった。

■意思統一
 真田信繁の敵陣突破は、講談などでは猿飛佐助が虚報を流して敵を混乱させ、そこを衝いたという話になる。史実かどうかは疑わしい。最近では真田隊は陣形を乱すことなく槍を揃えて一丸になって正々堂々と突入したという説もあり、「真田丸」でどう描かれるか興味深いところ。石丸監督も、不利な状況を奇策を用いたり破れかぶれの突撃などのギャンブル的な手段は取らず、5-3-1の布陣の「5-3」で守り、「1」が攻撃の糸口を作るという戦術で全員の意識が統一されていた。攻撃時には山瀬がトップに上がり、左の岩沼、右の内田が上がって3-4-2に。82分の山瀬が奪ってエスクデロに通してシュートに至った場面など、数的不利ながらも可能性が見える戦いぶりだったが、残念ながら「体力」という資源が尽きてしまった。
 延長前半、もはやカウンターの余力もなかったが何度かCKは奪えていた。ただし中のターゲットは本多のみ。最後の交代カードにアンドレイを選んだのも、中盤の活動量+セットプレー要員ということは想像に難くない。残念ながら交代するまでにプレーが途切れず、ソウザの得点を許してしまったが、狙いは明確で理にかなっていた。相手が個の力に頼って力押しを繰り返し山のようなチャンスをモノにできなかったという面もあるが、破壊力のある相手に10人でも崩れない組織力は今後の大きな糧となる。一人一人の闘志と戦術理解が噛み合って、また一段階チームが強くなったことを実感できたゲームだった。ノックアウト方式での「苦境」を体験できたことも、いずれ役に立つかもしれない。
 ただ、前半30分ごろまでゲームを掌握していた「11人で、整っていた状況」ももっと長く見てみたかった。エスクデロが不在になることでFWからの追い込みが効き、守備面バランスも、守→攻の切り替えも良い面が多かった。この続きはぜひ来週・松本山雅戦で!