二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

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2018順位予想〈明治安田生命J2リーグ編〉

2018-02-21 | 蹴球
空想上でも3流ゴシップ紙・きょうえもんスポーツ編集部。
引き続き脳内座談会が行われるようです。

■狭くなった?昇格枠への本命は?
デスク「さてJ2だが、今年から昇格プレーオフのレギュレーションが変わった」
記者A「プレーオフを勝ち抜いても、J1との入替戦でしかもAway…この3枠目はさすがに厳しい」
記者B「だから昇格したいクラブは2位以内を目指す。そんな本気の補強をしたクラブが目立つ」
デスク「去年以上に絶対的な本命不在だな。それでも◎を打つとすればどこだ?」
記者C「ボクは大宮ですね。監督も戦力も整ってます」
記者A「新潟…と言いたいところですが、松本かな。攻撃陣をガラッと変えた」
記者B「千葉だ。試行段階を終えたエスナイデルサッカーはまだまだ伸びる」
記者D「徳島かな。年末のアウォーズが阿波ーズになるよ」
デスク「また4者4様か。新潟じゃなくて松本にした理由はなぜだ?」
記者A「新潟は怪物FWターレス、開幕直前にブルーノメネゲウと、戦力的はむしろJ1クラス。ただ、ホニの所属交渉含めて計画通りの編成になっているのか疑問です。端的に言えば代理人の影響が大きいチームかな、と」
デスク「だが鈴木政一監督はかつて磐田の黄金期を築いた名将だ」
記者A「久し振りのプロでどうなのかは不安要素。キチンとサッカーを知っている監督なのは間違いないのですが」
デスク「松本の攻撃陣は変わったな。新戦力に永井龍、前田直輝、前田大然、中美慶哉…」
記者A「昨年は反町監督がフロントに苦言を呈して戦ってましたが、今年は違うぞ、と」
記者D「去年は反町と反りがあわなかったんだね」
デスク「大宮は去年最後の方に石井監督にやらせて、降格後を見据え準備してたフシもあるな」
記者C「江坂きゅんが抜けたのは大きな損失ですが、福岡から三門、そして熊本から意外とカワイイ顔してる嶋田きゅん♡」
デスク「…。とりあえずシモヴィッチに放り込むだけでも点は取れそうだ。千葉は?前評判高いな」
記者B「昨季終盤一番好調だったチームだ。主力をほぼ残した上で増嶋、小島秀仁、茶島、高木利弥ら補強も粒揃い。リスクを背負う戦術だが、監督自身がJ2の戦い方、日本のサッカーを理解したのも大きい」
記者C「GKのロドリゲスさん、DFのエベルトさんも屈強そう…」
デスク「徳島はどうだ?」
記者D「あのリカルドロドリゲス監督の元にシシーニョが加わるなんて…胸が熱くなりますぺいん」
デスク「渡・馬渡は抜けたが、ガンバから呉屋、岐阜から大本、沼津から薗田と補強は面白い。コスタリカ人GKも獲った。ここも本気だな」
記者A「スペイン系ならロティーナ率いる東京Vも存在感がある」
記者B「安在&安西のWアンザイを引き抜かれたのは痛いが、水戸から林陵平が復帰。群馬から高井、大分の正GK上福元など適材適所の補強をしている」
記者D「果たして比嘉さんの出番はあるのか!?」
デスク「降格組の甲府も昇格候補だろう」
記者A「大きな補強は山口の心臓だった小塚の獲得。吉田達磨監督の元で生きるのかどうか」
記者C「毎年恒例のブラジル人ガチャは引いてないんですね…。FWの軸はジネイですか」
記者D「ジネイの得点力なんて信じねぇ」
デスク「去年12点獲ってるんだから十分だろ。で、ジネイを獲ってドゥドゥを福岡にレンタルで出した…」
記者B「単独で突破できるドゥドゥはJ2だと反則レベル。トゥーリオデメロがアタリなら福岡はJ2屈指の攻撃力になる」
記者A「ただ三門や亀川が抜けた中盤から後ろは気になりますね。田村の復帰は頼もしいですが」
記者D「福岡…田村…王国……きゃーーーーー」
デスク「“悲鳴”と“姫”がかかってるとか、わかりにくすぎるだろ!」

■上位をうかがうクセ者たち
デスク「ざっと実力あるチームが挙がったが、どこが昇格してもおかしくないほとの戦国J2だな」
記者A「補強度合いでいえば岡山に注目だ。上田康太、仲間、イヨンジェと主力級を揃えた」
記者B「GK金山の補強は大きい。ただ血の入れ替わりが多いので、チーム作りに時間がかかりそうだ」
デスク「ウインターキャンプの成果はすぐには出ないからな…」
記者D「フハハハハハハ!ダークホースといえばあのチームを忘れていないか?愚か者め!」
デスク「おっ、ヘンテコな黒いヤツⓒ村井チェアマン。金沢のゲンゾイヤーvsヤサガラスの戦いの行方は今年も楽しみだな」
記者D「金沢は去年終盤勝ち始めた主力が結構残った上、レジェンド清原も帰ってきたり、間違いなくいいチームになりそうなんしー」
デスク「方言の“なんしぃ”の使い方はそれでいいのか?マラニョンってのがアタリならいい線行けるかもな。金沢自体がJ2をかきまわすヤサガラス…いやクセ者になるかもな」
記者C「ボクは町田が面白いと思うんですよねー。繊細そうな顔して芯が通ってる相馬が作る最終ラインはまるで羽生クンのスケートのように美しい」
デスク「町田なのに羽生なのか」
記者A「町田は選手の入れ替わり関係なく同じチームを作れるから大きくは崩れないだろう。ただ上位進出となるとパンチ力不足」
記者D「そだねー」
記者B「監督の手腕ならば大分の片野坂監督もなかなかのもの。GK上福元が抜けたのは痛いが、馬場賢治やFKの名手・宮阪、J3得点王・藤本がハマれば昨年の9位より上も視野に入る」
記者D「そだねー」
デスク「横浜FCはどうだ?サプライズで松井大輔も加入した」
記者C「ああっ、DAZNのCMのカズ様が渋すぎますぅ~♡」
記者A「松井が加入したとはいえ、やっぱり今年もイバ頼みになりそう。タヴァレス監督の手腕も正直よくわからない」
記者D「そだねー」
デスク「個人的に気になるのは岐阜だな。1年目から大木サッカーで強烈なインパクトを残した」
記者B「庄司、シシーニョ、大本と主力を引き抜かれてかなりの戦力減は否めない。ただ、主力が引き抜かれるのはそれだけいいサッカーをしていた証拠だ」
記者A「ポジションを崩しながらでもプレスをかけてパスを繋ぎまくるスタイルは変わらないでしょう。エセキエルハム、ライアンデフリーズという新外国人がハマれば…」
記者D「ハムでデブるー。明宝ハムうま」
デスク「そだねー。明宝ハム、スタグルに復活してほしいなー」

■戦力が整わなかったチーム
デスク「昇格に本気のクラブが力を入れて補強した一方で、今年のJ2は思うように戦力が揃わなかったクラブもある」
記者B「讃岐のように練習環境が整っていないと、どうしても選手が集まらない。だが北野監督は逆境になるほど知恵を出す智将。戦力が足りなくても監督さえしっかりしていればJ2は戦えるリーグだ」
記者D「うっ、どんどん選手がいなくなる…」
デスク「讃岐は戦力的に厳しいな…。同じ四国勢の愛媛も満足のいく戦力は整わない」
記者A「絶対的存在だった小島秀仁や白井らが抜けた。ただ、湘南からレンタルの神谷は将来日本を背負うかもしれない若きタレント。間瀬監督のチーム作りに期待したい」
記者C「水戸も大幅に戦力持ってかれましたよねー。林陵平、前田大然をはじめ去年のスコアラー根こそぎ。あとGK笠原クンまでいなくなった…」
記者A「監督も西ヶ谷監督から長谷部監督へ。監督としての手腕も未知数でどっちに転ぶかわからない」
記者D「水戸降門にならなきゃいいけど」
デスク「そのダジャレはアウトな、はいペナルティボックス行き。あと話が出てないのは、山形、栃木、京都、山口、熊本か」
記者A「山形は期待された木山体制1年目でパッとせず、菅沼や鈴木雄斗、高木利弥などがOUT。新加入のブラジル人3人は未知数で、うち1人は大怪我で離脱…」
記者B「買い材料が少ないな。木山チルドレンでコツコツ勝ち星を拾っていくしかない。ただ山形以上にポジティブな要素がないのが京都だ」
デスク「うむ。まさか布部監督を続投させるとは」
記者A「こちらも新外国人4人は未知数の上、怪我持ちもいるようですし、戦力的には12位だった去年よりもかなりのマイナス。しかも監督の手腕もアテにならないときてる」
記者D「でもアレでしょ?実際はボスココーチがピピッと指揮するんじゃないの?ボスコピピック~」
デスク「お前ペナルティボックスだって言っただろ!まぁしかし、京都は幹部も監督も昇格という言葉を避けて口にしないという異常な空気だ。怪我人が出ればチームが回らないくらいに選手層も薄い」
記者A「新人監督は当たることの方が少ないですからね。ハズレを続投させるかどうかは別にして。山口の霜田監督も新人です」
記者B「協会で若い世代を見ていただけあって有望な若手を借りてきたな。丸岡、オナイウ、高木大輔…」
記者C「あら、徳島から大崎きゅんも加入したのね。はにかみ笑顔がカワイイ♡」
デスク「新人監督が理想主義に走ると波に乗った時はいいが、転んだ時に怖いな。熊本はどうだ?」
記者A「こっちは実績十分の渋谷監督です。GMには広島から織田氏を招聘し、限られた予算内で筋の通ったチーム作りに着手している印象」
記者B「皆川や青木剛などピンポイントで戦力を整えた。目標設定を間違わなければ残留はいけそうだ」
デスク「熊本は今年残留できれば来年再来年楽しみなチームになりそうだな。J3からの昇格チーム・栃木はどうだ?」
記者A「ネイツペチュニクを擁してJ3では反則戦力でしたが、J2に入れば厳しい戦力。ヘニキや大黒、寺田など実績ある選手を加えましたし、ギリギリで新外国人も獲りましたが…」
記者B「J3優勝チームは金沢、山口、大分と昇格1年目から好成績を収めている。ただし栃木は優勝を逃したチームでもある」
記者C「個頼みになっちゃうと厳しいかもですねー。あら、廣瀬浩二さんまだ栃木にいるのね。結構タイプ♡」
デスク「今年のJ2も実力拮抗の面白いリーグになりそうだが、予想は上も下も難しい」
記者D「ワールドカップがあっても、J2は毎週やるよ!休まないよ!代表とか関係ないよ!J2にこないで!」
デスク「お前、キャラ定まらないな…」
記者D「そだねー」
デスク「カーリングみたいにスベりまくる予想にならなければいいが」




〈明治安田生命J2リーグ予想順位〉

1位予想 ジェフユナイテッド千葉

→洗練されたハイライン&ハイプレスで悲願達成。戌年だもん。


2位予想 徳島ヴォルティス

→名将が導く珠玉のスペイン風サッカーはJ2最先端。


3位予想 大宮アルディージヤ

→実績十分の石井監督+充実戦力で総合力はピカイチ。


4位予想 松本山雅FC

→前田大然が生きる機動力サッカーへキャラ変すれば面白い。


5位予想 東京ヴェルディ

→スペインの名将が築く知的なサッカーも熟成・進化するはず。


6位予想 アビスパ福岡

→井原イズムあふれる堅守+新外国人の破壊力で勝負。


7位予想 アルビレックス新潟

→かなりクセが強そうな戦力を名伯楽がまとめきれるか。


8位予想 ツエーゲン金沢

→継続的なチーム作り+清原復帰と好材料多。フハハハ愚か者め。


9位予想 ヴァンフォーレ甲府

→監督含め、意外とJ2経験が少ない。小塚は新天地で生きるか?


10位予想 大分トリニータ

→宮阪や馬場ら着実に戦力積み上げ。J3得点王藤本にも注目。


11位予想 FC岐阜

→主力を奪われても大木サッカーは継続。若き才能・永島に注目。


12位予想 FC町田ゼルビア

→昇格ライセンスは持たないが、見事な陣形で番狂わせを起こす。


13位予想 ファジアーノ岡山

→主力が大幅に入れ替わり。補強を活かすまで時間がかかりそう。


14位予想 ロアッソ熊本

→昇格経験のある渋谷監督が就任。GMもチーム作りの手腕は確か。


15位予想 横浜FC

→得点王イバを擁するも、タヴァレス監督の手腕に疑問符。


16位予想 モンテディオ山形

→再び木山チルドレン+未知数なブラジル人。菅沼OUTは痛手。


17位予想 愛媛FC

→間瀬イズム浸透も主力を奪われて苦しい2年目。神谷に期待。


18位予想 カマタマーレ讃岐

→乏しい戦力でこそ輝く北野監督。さぬぴーの言動にも要注目。


19位予想 栃木SC

→昇格即躍進するにはちと戦力手薄。点を取れる選手はいるが。


20位予想 レノファ山口FC

→実力未知数の新人監督が理想に固執しすぎる的な危険な予感漂う。


21位予想 京都サンガF.C.

→戦力減、未知数戦力、迷将続投…こっちの麿も失脚危機。


22位予想 水戸ホーリーホック

→ごっそり戦力が抜けての、新人監督。当ブログの最下位予想は当たらないと評判なので最下位予想は縁起物でございますよ。








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2018順位予想〈明治安田生命J1リーグ編〉

2018-02-20 | 蹴球
空想上のクオリティペーパーを発行する・きょうえもんスポーツ。
やめときゃいいのに今年も編集部内で座談会が行われるようです。

■どうなる優勝争い
デスク「さすがにこの座談会形式の予想、もう飽きてきたな…」
記者A「飽きたも何も開店休業状態じゃないですか、このブログ…」
記者D「飽きた…ヘディングの鬼」
デスク「我々も頭を使ってゼイワンの予想からだ。キミたちの予想を聞こう」
記者A「やはり昨年チャンピオンの川崎。大きな戦力流失もなく、大久保など戦力層が厚くなった」
記者B「その川崎をゼロックスで破ったセレッソを推す。昨年の継続からの戦力上積み、仕上がりの早さ、好材料が揃う」
記者C「ボクは鹿島かな。内田篤人きゅんも帰ってきたしぃ♡」
記者D「ちっちっちっ。皆さんACL組は疲弊するのお忘れでは?きっとこうなりますよ、磐田が優勝を祝った!と」
デスク「ACL組はチームが仕上がる前にシーズンが始まり、その後も過密日程を強いられるのは毎年のことだな。今年初戦を勝てたのはセレッソだけか…」
記者A「優勝候補には柏も挙げたいんですが、ここもやはりACLの存在が気になりますね。とにかく点の取れる外国人がいて、若手の伸びしろもあるチームだと思いますが」
記者B「その点セレッソは大会ごとにターンオーバーを使い、昨シーズンはルヴァン杯と天皇杯を獲った」
記者C「尹晶煥監督すごいわ~、温厚そうに見えて勝負師の目つきがダンディよね」
記者A「逆に鹿島は大岩監督の手腕が気になりますね。もちろんチーム力はあるんですが、戦術家というよりは調整役のような…」
デスク「うっちーが話題になったものの、INもOUTもそんなになかった。川崎は大久保嘉人、齋藤学と前線の補強が派手だった」
記者A「山形から獲った鈴木雄斗もいい。齋藤の復帰はシーズン後半でしょうが、今年も終盤にピークが来る追い上げ型になりそう」
デスク「ACL組以外では磐田が挙がったが?」
記者D「監督のマネジメント力は、名波界広しといえども浩だけですぞ」
記者A「…名波界はさほど広くないと思うが、選手を気持ちよくプレーさせるという意味では感心する。ただし川辺が抜けたのは本当に痛い。田口や山田大記が本領を発揮できるかどうか」
記者C「大怪我から復帰する小川航基くんに期待よ~♡」


■上位をうかがうACL王者
デスク「ACLチャンピオンの浦和はどうだ?」
記者A「リーグ戦に集中できるという意味では、本命の印が付いていいチームですよね。ただラファエルシルバを中国2部に奪われた影響は多少なりともありそうです」
記者B「それ以上に気になるのは堀監督の手腕だ。短期的には上手くいったが、シーズン通じてチームを掌握できるかどうかは疑問が残る」
記者D「ミシャ式から脱却して自分の色を出していかなきゃですもんね。前監督のカラーは皆色捨てろヴィッチ」
デスク「そのミシャを札幌の野々村社長が引っ張り込んだ」
記者A「ミシャは戦術構築に時間がかかる。それに都倉やジェイを活かせるのかな…」
記者C「はぁ…やっぱり宮吉きゅんかっこいい…尊い」
デスク「まさか札幌で宮吉&駒井が揃うとは思わなかった…(遠い目)」
記者A「新監督といえば横浜には元オーストラリア代表監督のポステコグルー氏が就任。モンバエルツ監督が築いた基礎にどんな上屋が建つのか興味深い」
記者D「なんか熊みたいな人だね。でもエヒメッシやマルティノスが抜けちゃった。加入した久富っち…じゃなくて大津はすぐに怪我。戦力的には横浜Fマイナス?」
記者B「柏もそうだが、横浜は若手の伸びしろが大きい。監督の手腕次第で大化けもある」
記者C「ボンバー中澤が安室ちゃん引退とともに燃え尽きてしまわないかだけが心配だわぁ~」
記者A「新監督では、シーズン前のTMで調子の良さが伝えられているのが長谷川健太率いるFC東京」
デスク「大久保、ウタカらがOUTになったが戦力バランスはスッキリしたかもな」
記者A「健太監督は堅実なチームを整えるのは上手い。去年までの荒れ気味だった“内情”は直っていくと思いますが、すぐにタイトルまで届くかどうか」
記者C「仙台ばどうですか?結構いい線行くと思いますよ。渡邉監督の“集中!”ポーズは男でも怪鳥でも惚れちゃいますぅ♡」
デスク「三田が神戸に移籍したが、J2で最もパスを配球した男・庄司が加入した。J2ファンとしては楽しみだ」
記者B「FWがちょっと弱い気もするが、攻守連動するサッカーが機能して点さえ取れれば面白い存在。韓国帰りの阿部拓馬次第かな」
記者D「笹蒲鉾!阿部蒲!阿部蒲!」


■昇格組もあなどれない
デスク「昇格組はどうだ?湘南、長崎、名古屋。名古屋はびっくりするような大物を補強したな」
記者A「昨年J2で猛威をふったガブリエルシャビエルに加え、ジョー、ランゲラックと代表クラスを獲得。トヨタマネーおそるべし」
記者C「えっ?ちょっと…まって、ランゲラックさん男前すぎない?楢崎さんも武田くんも男前なのに…」
記者B「GKは補強したが、J2でも下から6番目に失点していた守備面は放ったらかしの印象だ。攻め一辺倒の名古屋式風間サッカーがJ1で通用するかどうか」
記者D「ダメだった時は素直に謝ればいいよ。“おっ、わりぃ”…って」
デスク「尾張だけにな!」
記者A「昇格3チームの中では、一見戦力不足に見える長崎の方がチームのバランスはいい」
デスク「チームそのものより高田社長の方に注目が集まりがちだな」
記者B「去年も降格候補に目されていた札幌が残留に成功している。チームのまとまりのようなものはあなどれない」
記者C「あら鈴木武蔵クンもいるのね。ブレイクしそうでしないけど長崎でどうかしら」
デスク「J2チャンピオンの湘南は、山田直輝が浦和に帰ってしまったのが痛いな」
記者A「育った主力が戻っていく、奪われる、ってのにはもう慣れてますよね、チョウ監督。最終的には誰が主力になろうと同じ方向性のサッカーが描けると思いますよ」
記者D「今度こそJ1で勝難ベルマーレとか遭難ベルマーレにはならない、と」
記者B「ミキッチはともかく、新外国人は未知数。J1はやはり外国人の出来で成績が左右される。去年の札幌だってジェイがいなければどうなったやら」
デスク「関西勢のガンバや神戸の話はまだ出てないな」
記者A「レヴィークルピ監督は始動も遅めで、しかも開幕後もしばらくは実戦を調整的に使う方針のようで正直大丈夫かな?と」
記者C「補強も少なめで、主にJ2で実績がある菅沼と矢島きゅんくらい」
記者B「クルピは編成に口を出してないようだ。チルドレンも倉田くらいしかおらず、イチから構築すると時間はかかるだろう」
記者D「今年のガンバは苦しぴぃね。ガマン大阪だね」
記者A「神戸は結局暫定監督だった吉田孝行監督が続投。バルサ化をぶちあげる三木谷氏が大物外国人監督でも呼ぶのかと思っていましたが…」
記者C「ウェリントン、チョンウヨン、三田と主力級を獲ってますが、岩波、大森、高橋秀人サマとOUTも多いですねぇ…」
記者B「レアンドロが復活すれば前線の戦力は充実する。ただやはり新人の吉田監督にかつての恩師エンゲルスコーチを付けるというコーチングスタッフのいびつさは気にかかる」
デスク「監督選びは大事だぞ(遠い目)。監督といえば去年広島を指揮したヨンソン監督が今年は清水だ」
記者B「久米氏がGMになってクラブの体制そのものから強化しようとしている」
記者A「犬飼を鹿島に獲られたが、そこにファンソッコを補強。戦力はそれなりに整えられた」
記者D「残念そこはソッコだっ!清水はよそ者には厳しいサッカー王国だと聞きますが、よんそん者は大丈夫ですかね?」
デスク「…。そのヨンソンを切った広島は城福監督を招聘した」
記者A「城福監督は、理想を追い求めるムービングフットボールモードか、甲府時代のリアリストモードか、どっちのスタンスで指揮を取りますかね」
記者C「紙一重で残留したチームに、川辺が復帰。渡、馬渡の徳島コンビやタイの英雄・ティーラシンと戦力はアップしてるんですかね?宮吉きゅんを失った穴はきっと馬渡きゅんが埋めてくれます」
デスク「さっきから顔の話ばかりだなお前」
記者B「駒は揃っている気がするがやはりポイントは城福監督の手綱捌き。いわゆる“格好つける”監督だが、J1では思うほど結果を残せてないのも事実」
記者D「城福界広しといえどもカッコイイガッツポーズ決められるのは浩だけ」
デスク「城福界は広くなねぇーよ。あとは鳥栖か。エース豊田が出ていった割に補強は地味目に映る」
記者B「マッシモフィッカデンティ監督が蒔いてきた種がそろそろ花開けば上位進出できるかもしれない。田川あたりがブレイクすれば」
記者C「あら…高橋秀人サマに高橋祐治きゅん、補強は顔で選んでるのかしら♡」
記者A「安在和樹がJ1でどこまでやれるか楽しみだ。豊富な資金力を持つスポンサーもいることだし、夏に大物補強を期待したいところだが」
記者D「夢はサイゲンないね」
デスク「J2の予想も際限なく頼むぞ」




〈明治安田生命J1リーグ年間順位予想〉

1位予想 セレッソ大阪

→大会ごとに選手を使い分け、名将がリーグ戦を桜満開に導く。


2位予想 横浜Fマリノス

→エリク将からポス将への禅譲は計算ずく?飛躍の予感。


3位予想 川崎フロンターレ

→序盤は苦労しそうだが、去年同様最終コーナー追い込みの予感。


4位予想 浦和レッズ

→代表クラスの戦力揃うも、堀監督の手腕に一抹の不安。


5位予想 ジュビロ磐田

→破壊力には欠けるが、名波式人心掌握術で崩れないチームに。


6位予想 柏レイソル

→ACL日程を乗り越えれば、若い力+反則外国人で上位進出も。


7位予想 ベガルタ仙台

→マエストロ庄司が操る渡邉サッカーは今季J1のダークホース。


8位予想 FC東京

→健全・堅実・健太監督でチームの規律を整え、復活をうかがう。


9位予想 サガン鳥栖

→マッシモ体制もそろそろ勝負の年。爆発力はイバルボ次第。


10位予想 鹿島アントラーズ

→昨季覇権を奪われた大岩監督が求心力を保てるか疑問符。


11位予想 湘南ベルマーレ

→J1の舞台でもブレない。選手を成長させながら勝ち点も取る。


12位予想 清水エスパルス

→久米GM+ヨンソン監督のタッグはそこそこ安定感ありそう。


13位予想 北海道コンサドーレ札幌

→ミシャ式の浸透にはそれなりに時間がかかりそう。


14位予想 Vファーレン長崎

→戦力的には最下位だが、団結力は抜群。J2界の希望の星。


15位予想 ヴィッセル神戸

→個の能力は高い。監督がそれを活かせるかは別問題。


16位予想 サンフレッチェ広島

→城福監督次第。クラブとして目指すサッカーの方向性がやや迷子。


17位予想 ガンバ大阪

→時間のかかるタイプのクルピ監督。戦力の上積みも乏しく苦ぴい。


18位予想 名古屋グランパス

→世界を切り裂く名刀に、紙の鎧。流血覚悟の戦いの行方はいかに?



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2017年京都サンガF.C.への所見

2017-12-04 | 蹴球
「我々は、熱心なファン・サポーターの方に、『俺もうこのチームとは距離をおきたいわ』、という事を思わせる期間が長すぎたんです」
 これは、昨年のサポーターズカンファレンス(以下サポカン)での山中社長の発言だ。個人的な思いとして、今まさに『このチームと距離をおきたい』という気持ちになっている。もっとも、シーズン前からそんな予兆はあった。「あれ?何だかこのチームおかしいね?」―そういう見通しを持っていた人は、自分以外にも多かったのではなかろうか。『京都サンガはどうしてこうなったのか?』自分なりに今季チーム作りに“失敗”した原因を探っていきたい。

■強化部の“眼の不確かさ”
「エスクデロはサイドのプレイヤーとして考えていた」―前述サポカンで野口強化部長(当時)が発した言葉に、メモを取る手を止めて唖然としたことを覚えている。エスクデロ競飛王(セル)について、石丸前監督は2トップの一角として起用。守備のタスクを減らして攻撃に専念させ、5位躍進(←前年17位)に欠かせないピースになった。石丸氏がセルをサイドで使わなかった理由はおそらく…いや間違いなく「守備が不得手だから」。今のサッカーでは、サイドプレーヤーは攻撃的ポジションに置かれていても守勢に回れば素早く守備の駒に転じねばならない。例えば日本代表の原口元気のように。残念ながらセルの持ち味は守備面ではない。重戦車のようなドリブルと前への推進力、キープ力、パス能力…そのほとんどは中央前目で役割を限定してこそ発揮されるもの。そんなセルを「サイド」として考えていた野口氏の「見る眼」にはやはり疑問符が付く。“ウイイレ”ならサイドに置けば活躍できるかもしれないが。セルは一例として挙げてみたが、強化部の“眼”には、「運動量」「献身性」「気配り」といった能力はさほど重要に映っていなかったようだ。それは、いびつな編成となって現れた。

■いびつな編成のツケをルーキーが払う“異常さ”
 眼力の怪しい強化部が編成したチームは、それはそれはバランスの悪いものとなった。拙ブログでは開幕前に “蓋を開けてみるととてつもなく「いびつ」な編成” “巨大部品をつなぎあわせる潤滑油的な存在がほとんど見当たらない” と書いたが、そこから加筆する必要がないほどのいびつさのまま1シーズンを過ごした。予想通り中盤の「サイド」と「ディフェンシブ」に駒は足りず、本来FWの小屋松知哉と本来FWの新人・岩崎悠人がサイドに転用され、彼らが走力リソースを守備に割くことでチームを成り立たせていた印象すらある。小屋松は想像していたよりも攻守にそつなくサイドMFをこなした気もするが、プロ1年目の新人・岩崎がチーム全体のバランスに腐心しながら運動量の穴埋め仕事に右往左往していたのは多分に気の毒だった。チームとして役割分担がきちんと整理できていれば、もっとペナルティエリア内で勝負させられた気もするが、結局は走力任せの便利屋、タフな何でも屋のような非常にもったいない使い方に。運動量や献身性のあるタイプの選手を編成しなかったツケをルーキーたち(岩崎+仙頭啓矢)がかぶった形だ。夏のウインドーで不足している汗かき役タイプの中盤を補強するのかと思いきや、獲ってきたのは43歳のDF土屋征夫。「軌道修正を図ろうにも補強費はほとんど残っておらず」との事情だが、無計画さにツッコめばいいのか、そもそものお金の使い途のおかしさにツッコめばいいのか…。見る眼がない上に1年間戦っていくチームの設計図が描けてない時点で、「昇格」などよほどのラッキーパンチが連続しない限り到底望むことのできない「絵に描いた餅」だった。

■新人監督の“力量のなさ”
 調達してきた部材は見栄えがしてお金がかかっているけれど、足りない部材や用途に合ってない部材も多く、そもそも設計図がおかしい。そんな状況で現場の棟梁がいかに難しかったのかは想像に難くない。…という同情の余地はあるものの、それを差し引いても棟梁・布部監督の手腕はお粗末だった。そもそも実戦での指揮経験ほぼ皆無の布部氏を監督として選んだ経緯自体がブラックボックスで、確かなのは彼を連れてきたのが小島卓氏(当時チーフスカウト→現強化部長)ということくらい。何を評価して監督にしようとしたのかは本当に謎。そもそも「見る眼がない人たち」がろくに実績も残してない人物をオーディションできる合理的な理由も見つからない。結局「フロントにとって操縦しやすい、都合のいい監督だったのでは?」という結論しか導き出せないのだ。監督本人も自分の力量不足を実感しながらのシーズンだったのだろう、試合後のコメントは常に歯切れが悪く、戦術意図も説明しきれず、「力不足。まだまだですね。」ばかりを連呼した。ゲーム後のインタビューの拙さは、別の意味で心配になった。大方しどろもどろで、内容に具体性を欠き、意図を明確に伝えられない人物が、何十人もいる集団を統率できるのだろうか。サッカーに限らず、どんなグループにおいても同じだろう。

■戦術レス&一発頼みの“不確実さ”
 今年のJ2では、徳島のリカルドロドリゲスや東京Vのロティーナなど日本が初めての指揮官たちがほんの数ヶ月でチームを掌握して作戦意図を浸透させ、大変面白いリーグ戦が繰り広げられた。一方布部氏は同じ言葉が通じるにも関わらず、チーム内で戦術意図を最後まで共有できなかった感は拭えない。そもそも戦術自体があったのかどうかも怪しい。攻撃時に3人目、4人目が絡む展開がほとんど見られなかったあたり、パターン攻撃すら落とし込めていなかったのではなかろうか。今季、開幕直後から迷走し始め戦い方がブレにブレながら布部氏が行き着いた戦術は「ツインタワー」。田中マルクス闘莉王とケヴィンオリスを並べてそこに目掛けて放り込んで、あとは個人能力任せというあまり創造力を必要としないシンプルな作戦だった。目の前の城を落すために丸太を抱えて力任せに正門から突破を試みるような戦い方を戦術と呼んでいいのかどうかは別として。ツインタワーが対策されてダメになっても「闘莉王がいないと勝てない」というような呪縛から抜け出せず、戦術・大黒を含め、一発頼みで点が取れるかどうかというギャンブル性の高い不確実な戦術に終始した。彼らを使うことを布部氏が望んだのか、それともフロントが(営業的な意図から)望んだのか、そこらへんの真相はわからない。確かなのは布部氏は上層部に不平ひとつ言わずに黙々と仕事をこなしたということ。この姿勢を美徳ととる人もいるかもしれないが、要はフロントから見れば従順で扱いやすい監督だったのだ。

■監督手腕の“お粗末さ”
 今年1年で露見した布部監督のお粗末さについて、思い浮かんだ分だけ書き出してみたい。
*目指した形のわかりづらさ
 シーズン前に出てきていたキーワードは「サイドアタック」と「角を取る」。前者は(出来たかどうかは)ともかく、後者はかなり意図不明ワード。コーナー付近のエリアへの進出を指しているのか、ペナルティエリアの角のことなのか…。で、角を取ったから次は?という部分などまったく実像が見えてこなかった。終盤戦で監督が多用した言葉は「コンパクト」。うん、それは去年石丸監督がやってたね…。

*スタイルの定まらなさ
 キャンプから取り組んだ3-4-3のシステムは序盤で頓挫、去年までの4バックに戻し、さらに2トップに高身長FWを並べてみたり、やめてみたり。チームのスタイルがハッキリしてないからという理由以上に感じたのは、選手の個人能力に頼りすぎたていたということ。闘莉王をはじめとする「強キャラ」次第のゲーム運び。出たとこ勝負。やっぱりウイイレだったら強そうね。

*短絡的な結果欲しさ
 DFとしてはアジリティに欠ける闘莉王をFWに転向させ、結果的にチーム得点王(リーグ11位)に。確かに彼のシュートテクニック、一撃必殺の怖さはリーグトップクラスだった。しかし彼を前線に置くことで、当然前線の運動量は犠牲になる。なおかつ同系統でこれまた運動量の少ないケヴィンオリスを並べてしまうという短絡思考。ビルドアップできない→じゃあアバウトなボール蹴ってデカイ奴らで何とかしてもらおう、と。「点が欲しいから筋力スペックの高い選手並べてみた」という以上の意図を感じることもなく、「遊ぶカネ欲しさに…」という動機にも通ずるくらいに短絡的だった。シーズン途中、攻撃面を重視して守備意識の低いセルをボランチに置いたのも大変短絡的な事象のひとつ。ゲーム中にボランチ1枚(あるいは2枚とも)削ることも多く、全体のバランスを考えず守備力や献身性を軽視するのは監督の特性でもあったのだろう。

*連動性の低さ
 守備面でシーズンを通じて目に付いたのは、相手ボールへのプレスが単独→単独になり、寄せのスピードにもバラつきがあったこと。とにかく複数が連携しながらプレッシングという場面は少なかった。攻撃面でも連動性に欠け、ボールの出し手A→受け手Bまでで終わってしまうことはごく当たり前。そこにさらに受けにくるCとか追い越してスペースを衝くDなどの動きはチームとしてはまったくできていなかった。例外的に小屋松、仙頭、岩崎の“橘トリオ”で連動する場面もあったが、これはたぶん彼らだから成立したコンビネーションで、組織的に仕込まれた動きではないだろう。

*ビルドアップの出来なさ
 元々パスの出し手が少なかったこともあるが、攻撃を組み立てていくパスの精度は極めて低かった。ビルドアップについては受け手側にも問題があり、足元で受けるばかりでは相手に読まれやすい訳で…。そのあたりチームとして「初手としてボールをどこに動かすか」という一種の定石的な共通理解すら構築できてなかったフシがある。ビルドアップを半ば放棄して、縦に早く…というより雑に前に蹴り込んでは相手に渡すだけという場面も多く、栄えある『J2で最もボールを大事にしないチーム オブ ザ イヤー』に輝いた。

*再現性のなさ
「誰が出ても同じサッカーができる」ことが必ずしも正義とは思わないが、特殊なカードの必殺技発動頼み、みたいな形になっているのはチーム作りとして間違っていたと断言できる。闘莉王のゴールはどれも闘莉王でしか成し得ないものばかりで、再現性は極めて低い。短期決戦のトーナメントで使うとかならまだしも、“その時よけりゃそれでいい”式の刹那的なチーム作りでは結局のちのち何も残らない。2年前の戦術大黒で懲りてなかったのか…。最初から個人能力に依存してチームを作ればそりゃ限界に達するのも早い。札束が尽きた時点で、はい、それまでよ。

*ファウルの多さ
 今季は反則ポイントで堂々のJ2最下位を記録。ファウルが多いということから見えてくるのは、〈1〉守備に切り替わった時に準備ができていないことが多く、ファウルで止めざるをえないという組織的欠陥。 〈2〉フェアプレーに対するモラルの欠如。〈1〉はつまり連携した守備網を張れず、個で止めに行く場面多いので至極当然の結果。〈2〉が大問題。厳しい規律できっちりやっていればタガが外れない選手でも、規律が緩い中で好き勝手にプレーしていればついつい本性が現れてしまう。審判に対する文句やら暴言やらが多いのもモラルの低い証拠。これは編成どうこうは関係ない。監督の統率力のなさ、ガバナンス力の脆弱さだ。

 簡単にまとめるつもりが、書き出すとついついお粗末が沸き出してきた…(絶句)。もちろん成績もお粗末で、一度も一桁順位に入れなかったにも関わらず来季も引き続き監督として指揮を執るというから、これまたお粗末な話である。クラブ出身のレジェンドであるとかならともかく、縁もゆかりもないこの監督を継続する合理的な理由は何一つ見いだせない。

■チームが描く未来像への“不安さ”
 今季全日程終了後に、クラブは山中社長の名前で声明を発表した。
 《2017年シーズン終了について》
 内容は特に無い。「このような結果となり、クラブを代表して心より深くお詫び申し上げ」るという事務的な書面で、クラブとして今季の低迷に対する悔しさも悲痛さもまったく伝わってこない。また強化部の細川、野口両氏の退任が発表されたが、コメントもなく、退任理由も明らかにされておらず、公式的には“失敗”の責任の所在は曖昧なまま。そして“布部と闘莉王を連れてきた男”小島氏が強化部のトップに座るというリリースがあった(こちらもコメントなし)。この人事で「おかしな設計図」を描き直せるのかといえば、「否」と答えるしかない。お金をかけてよそから有名選手を取ってきて、選手の個人能力勝負でどうにかなった時代はとうの昔に過ぎている。まずはクラブとして説得力と具体性のある未来像を描き、それにふさわしい戦術を構築できる監督を招くこと。そしてそこに必要な戦力を編成していくという真っ当なチームに生まれ変わらない限り、年々厳しくなるJ2を勝ち抜くことなど夢のまた夢だ。優秀な下部組織を持ちながら、アカデミー出身の若手をレンタルに出すしかないという現在の流れにも危機感を覚える。既に2期連続の赤字が確定しているため「(今季)だめなら、若手育成型に戻して、やるしかない」と社長は発言している。ならばこそ、外部の血に依存するチーム作りに終止符を打ち、大胆なリストラクションに打って出ねばならないのではないか。一部で報じられている「闘莉王に契約延長オファー」など、高年俸選手を残す方策はありえない愚挙だ。もしも名の通った選手を客寄せパンダにして営業面の切り札にしたいと考えているのならば、これも改めるべきだ。その先にあるのは、パープルサンガ時代に名前優先の大型補強を繰り返して30億の赤字を積み上げた過去と同じ、地獄への道なのだから。

――――――――――――――――――――――――――――
 最後に冒頭に出した山中社長の発言、『俺もうこのチームとは距離をおきたいわ』という件について。実は社長は同サポカン内できちんとアンサーを出している。

「ファンであるということがどういう事か?というと勝ちも負けも一緒に喜べられるかどうかなんですね。しょうもない試合をして負けてると、俺はこのチームのファンじゃないというふうに心の中に距離を置き始めます。それがファン離れなんです実は。それを逆に、以前ファンでおられた方とか、新たな人が、「これは面白いわ」と、もう勝っても負けても一体やと、まあ勝っても負けても、勝つ方が多くないとダメなんですけど、それを、お持ちいただくことが出来れば、ファン・サポーターは確実に増えるんです。」

 この発言自体は間違っていないと思う。それならば今季「しょうもない試合」を積み重ねてきた現実から目を逸らさず、もう一度よくご自分の胸に問いかけていただきたい。
 今年、勝ち負けの結果を越え「サッカーの内容が面白い」という理由から動員を伸ばしたクラブがある。FC岐阜だ。率いるのは2011年~2013年に京都を率いた大木武監督。就任1年目ながら、浸透に時間がかかると思われた独自のスタイルを早々に打ち立て、ファンに「面白いわ」と思わせられるチームに成長した。ちなみに観客動員数も抜かれている(岐阜14万6518人・京都14万1705人)。他にも今年のJ2にはきちんと指揮官の「色」が付いたチームが多かった。昇格3クラブはそれぞれ個性的だったし、スペイン人指揮官の2クラブやハイプレスハイラインの千葉、少ない資金力でも若手を躍動させた水戸や金沢…枚挙にいとまない。京都サンガは今、J2の中でもとびきり魅力を欠き、埋没したクラブである現状を客観的に視なければならない。きちんと結果が突き付けられる世界なのに、「雰囲気がいい」などというお手盛りの評価で現状から目を逸らしてはいけない。もういちどこのクラブに対する関心が沸き上がってくるその日がまた訪れてくれることを、願っている。


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振り返ろう、J2前半戦

2017-07-06 | 蹴球
 J2は全クラブの対戦が一巡し、前半戦が終了。「5節ごとくらいでまとめようかな」とか思いつつ、グダグダしてるうちにあれよあれよと半分過ぎてしまいまして…。光陰如矢。

■DAZN問題
 去年まではスカパー!のマッチデーハイライトがあって、見ていないゲームも流れをわかりやすくまとめてくれていたのです。平ちゃんというソムリエのフィルターを通し、面白い選手だとか注目のチームとか、そういうのがホントによくわかった。いわばリーグ全体のことを感覚として掴むことができた。で、今年からはDAZN。ストリーミング中継のタイムラグとか、途中でクルクルと止まるとか、細かい不満はいろいろあるものの、全体的には許容してるつもり。ただ、最大に残念なのが、ハイライト(レビュー)の出来。DAZNのレビューショーだと、得点シーンのみのつなぎ合わせでお茶を濁してることも多く、「何分に」「どういう流れで」「誰が」「誰からのパスで」得点に至ったのかすらわからない。それぞれの中継の最後にゲームを振り返るVTRを1試合ずつ掘っていくのが一番いいんだけど、相当手間がかかるし、ゲームごとにクオリティのバラつきもある。J1の場合はJリーグタイム等のハイライトがあるからまだしも、J2は現状「自分から積極的に見つけに行かなければ得点シーンすら見れない」という有り様なのであります。由々しき事態。今欲しいのはきちんとトークしながらナビゲートしてくれるハイライト番組なのです。DAZNで制作できないならJリーグとして制作してYoutubeで流すとか、いろいろやり方はあると思うんですが…。何が言いたいかというと、J2のまとめを書こうと思ってるのに、確認できてない試合もたくさんあるってことでございます。言訳弁解。


■J2前半戦順位表
 順位表はリーグの公式サイトなりデータサイトなりで確認していただければよろしいかと思いますが、そのまま転載ってのも芸がないので、縦軸を勝ち点、横軸を人件費(※去年2016年分)にした表を作成いたしました。

 去年ベースの話ではありますが、J2は半分以上のチームが5億以下の人件費で戦っています。中でも健闘が光るのが、4位長崎、7位水戸、9位大分あたり(5位東京Vは今年はもっと人件費上がってるはず)。逆に7億以上のクラブが7つあって、これを神セブンならぬ「カネセブン」ということにいたしましょう。名古屋、福岡、湘南はJ1での予算だけど、いずれにしろこの7チームが今年のJ2でもカネセブンなのは確か。期待通りにカネを勝ち点に変えられているのが1位福岡と2位湘南。それから3位徳島。逆に燃費が悪いのは親会社が車メーカーな6位名古屋。残りの3チームはそれぞれに問題を抱えながら12位、13位、15位と低迷中。表の下の方には勝ち点13勢の3チーム(20位讃岐、21位山口、22位群馬)がいて、当然ながら低予算層。ここらへんはやっぱりシビア。ただ、人件費3億以下でも水戸や大分、町田はそれなりに戦えているので決して絶望することもないよ。J2ってそういうリーグなんだと思う。一攫千金。


■上位は本命不在?
 今年のJ2は例年にも増して混戦模様で、上2つは福岡、湘南が抜け出しつつあるものの、「強ぇ…」と感嘆するほどの存在でもない気がするのです。もちろん福岡は、あまり守備が崩れることはないので安定してるし、弱点も少なく、ウェリントンにかかる比重が大きいのと、中盤の層の薄さが気になるくらい。でもめちゃくちゃ強いってこともない。湘南は苦戦してるゲームも多い印象ながら、なんだかんだで勝ってる。杉岡大輝とか若い選手を育てながら、ヤツらは勝ってる。湘南の弱点は下から数えて8番目という得点力の無さ。ここに、秘密兵器シキーニョを秘密のまま放出してまで、ムルジャを獲得。昇格に向けて抜かりない。
 個人的に「強ぇ…」って印象を受けたのは、イバが暴れた時の横浜FC。結局今季もJ2で一番怖ろしいストライカーはイバだった。ところがチームバランスにも波があって、前半戦は8位ターン。得点力ということでいえば千葉と名古屋が35得点でトップ。ただし失点もそれぞれエスナイデル式32失点、風間八宏式30失点と守備に安定感なし。ここらへんは指揮官の趣味嗜好がダイレクトに現れてる感じで、リアリズムが要求される昇格戦線ではネックになりそう。特に名古屋。似たような傾向を持ってるのがもう1チーム、30得点33失点の大木武式岐阜。しかし今年のJ2はやたらと攻撃志向の監督が多いなぁ…。面白ぇ。
 一方で得点力があって失点もそこそこに抑えている理想的な得失点バランスを誇るのがリカルドロドリゲス率いる3位徳島。サイド攻撃→覚醒型渡大生という確固たるパターンをベースにした破壊力は十分。ただ、中~下位相手(松本、千葉、岡山、京都)にとりこぼしをしてるのが痛い。馬渡ボールボーイ騒動なんかもあったけど、後半戦一番伸びそうなチームはここじゃないかな。わかりやすい本命は不在だけど◎打つとしたら、ここ。魔法阿波(マジックアワー)


■低迷&残留争い
 なぜかパッとせず、中位低迷の理由もよくわからないのが12位松本。リーグ最少失点だし、得点だって湘南より多いのに。ただ、去年まであった「接戦をモノにする勝負強さ」は感じられない。試合後の反町監督のトーンも低いし。J1の広島や浦和もそうだけど、今年は長期政権の監督が低迷に陥る年なのでしょうかね。松本と同じく去年の昇格PO進出組では岡山が14位、京都が15位と低迷。岡山は中林、岩政、矢島ら中心選手を失った上に、今季は今季で怪我人続出。京都は描くビジョンが曖昧なままFW闘莉王&オリスのツインタワーに逃げた結果、内容が悪いまま迷走中。同じく昇格プレーオフ組のセレッソがJ1前半戦2位でターンしてるのにどうしてこうなった?ハイリスク・ローリターンのサッカーを繰り広げて一部好事家を喜ばせているエスナイデル千葉を含め、このあたりのチームが低迷している理由はだいたい説明が付くよね。補強等的確な手を打てるなら浮上もありうるが、夏のウインドーで施せる手は限定的。とりわけ「編成」や「設計図」から狂ってるチームは苦しい。京都はん、あんさんのことでっせ。
 下位に目を向ければ積極的に戦力補強しつつ急激に体制を整えてきたのがヤンツー率いる17位金沢。20~21位あたりをウロウロしてたのに前半戦ラスト4つを連勝して残留争いを脱した。現在、新潟から借りてる宮崎幾笑(キワラ)がノリノリでチームが大変身。マスコットのゲンゾーもゲンゾイヤーに大変身。勝ち点19位の熊本は監督を変えたが変身できずパッとしなかったものの、前半戦最後に東京Vに大勝。今年もJ2は下位が上位を平気で食い散らかしやがるのです。た、食べないでくださ~い。20位讃岐だって湘南に完勝してるし、22位群馬は福岡に完勝してる。21位山口は名古屋を食った(なお、名古屋はいろんなところに食われてる模様)。ただ、ここらへんは安定して勝ち点を奪えないのが苦しいところ。讃岐は松本と同じく「長期政権型低迷」かなぁ。戦力的には悪くないとは思うんだけど。山口は去年までの躍進の立役者・上野展裕監督の解任に踏み切ったものの、監督解任ブーストなどなかった。去年の主力を引き抜かれすぎたのには同情するしかない。群馬は集中力が持続するうちはそれなりにいい戦いをするものの、切れてしまった結果が失点数リーグワーストの41(なお得点数もワーストの14)。自動降格枠2(※J3の成績次第で1とか0になるかも)をこの3チームで争うのか、はたまた上の方のチームを巻き込むのか。金沢を見れば何かのきっかけで跳ねることもあると思うし、逆に勝ち点30くらいのチームもまだ安心できないと思うよ。有為転変。


■予想がなかなかよいのじゃ
 ところでシーズン前に予想した順位がなかなかのもんなんスよ。1位福岡はピタリ◎、2位湘南は3位予想、3位徳島を5位予想、5位ヴェルディを4位予想と難しいところをニアピン。6位名古屋は7位予想、8位横浜FCはピタリ◎。すっごーい何それ何それ。自画自賛。あと10~13位予想に山形、岡山、千葉、京都を並べてるあたり(実際は10位、14位、13位、15位)。ただ、大きく外したのは躍進の6位予想した讃岐、19位低迷予想した長崎がほぼ逆。最下位予想の愛媛については、間瀬さん本当に申し訳ございませんでした。いやー監督の力って大事ですね。今シーズンほどそれを痛感していることはございません。
 ちなみにJ1の予想は…何じゃこれ!?支離滅裂。



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2017順位予想〈明治安田生命J2リーグ編〉

2017-02-24 | 蹴球
どこかの誰かの脳内1丁目にあるきょうえもんスポーツ編集部。
引き続きJ開幕前恒例の座談会(ZADN)が行われているようです…。



■J2戦国時代
デスク「さてJ2の予想だが、まずは皆さんにお詫びしないといけない」
記者A「何か粗相でも?」
デスク「去年のJ2、ギラヴァンツ北九州を優勝予想してしまい誠に申し訳なく…」
記者C「ああ…」
記者B「……」
記者A「…申し訳ございません」
記者D「“過ギラるはおよヴァンツごとし”とかって言うし、もう許してちょ。てへぺろ」
デスク「…では気を取り直して。今年はぐりぐり二重丸の本命不在の戦国時代だな」
記者B「本来なら名古屋に◎が並ぶはずだが、不安要素も多い」
記者A「風間監督が就任し、戦力も血液型が変わるくらいに血が入れ替わりました。ゼロからのスタートですからね」
デスク「風間サッカーを体得するには時間がかかりそうだ」
記者A「川崎でも就任初年は散々でした。しかもJ1とは質の違う、J2のサッカーへの対応も未知数です」
デスク「しかし前線は豪華だな。佐藤寿人にシモビッチ、永井龍、押谷、玉田、杉本竜士…」
記者C「一方の守備はちょっと薄いですかね。広島からレンタルの宮原がどれだけ使えるか…。ふぅん、やっぱイケメンね…宮原きゅん♥」
記者D「エンジンと車輪をつなぐシャフトがブレて、グラングランしないといいですね」
デスク「手堅く予想すれば昨季3位の松本が人気を集めそうだ」
記者A「守護神シュミットダニエルを返却した以外はおおむね戦力キープ。反町路線継続ですから最初から勝ち点積み上げてきそうです」
記者C「昨季途中加入の三島がブレイクしそうな気配。ギラギラした子、好きだわ~」
デスク「弱点らしい弱点もなさそうだ。外国人は当たる気配がないが。他に強そうなところは?」
記者B「降格組の福岡がいい。特に前線は充実している」
記者A「金森ら主力も失いましたが、補強の面々はそれ以上。NYCでも活躍した松田力は得点王を狙えるタマです」
記者C「やだー松田力のタマとか~。どんだけー」
デスク「…。他にもウェリントンがいてポッピがいて、石津がいて、ジウシーニョ…J1の下の方より豪華だ」
記者A「井原監督は2年前堅守でJ2を戦い抜いた経験もありますし、守備面もおろそかにしないと思います」
記者C「U-20の冨安はおそろしいほど守備能力が高いですね。今年J2最も注目したい若手ですよ」
デスク「福岡は有力だな…。もうひとつの降格組・湘南はどうだ?」
記者B「毎年のように戦力を奪われては積み直す賽の河原状態。今年は菊池や三竿雄斗、大槻らを失った」
記者D「去年はびっくりするくらい勝ち運に見放され、勝難ベルマーレと揶揄されました」
記者A「戦力は入れ替わってもブレずに同じサッカーを貫くチョウ監督はすごい。ただ、6年目でそろそろ組織が古くなってきてるのかもしれませんね」
記者C「シキーニョっての気になるなぁ」
記者D「シキにゃん!島村もいるし薫ちゃんもいるよ」
デスク「何の話だ…。あと強豪っぽいのはどこだ?」
記者A「…京都?」
記者C「“…っぽい”ですね。選手の名前を見ればまごうことなき強豪。昔の名前が多いですが。そこらへんはどうなんですか?デスク?」
デスク「闘莉王、エスクデロ、大黒、菅野と猛獣揃い。細かいことは関係ねーお前らハンマーで叩きつぶせ!って感じだな」
記者B「前線にタレントは多いが、中盤から後ろは手薄でバランスが悪い。何より新人の布部監督が未知数だ」
デスク「走るチームが多いJ2の中では走力面で劣るだろうな…」
記者D「京都の話が出たから千葉の話もする?」
デスク「なんでセットなんだ?千葉は監督がまた代わったな」
記者A「アルゼンチン人のエスナイデル監督は昨年12月から既に戦術練習を始めるなど相当意欲的ですね。しかしちばぎんカップでは惨敗」
記者C「スペインリーグで活躍したラリベイは、今季J2ナンバーワンの大物かもしれません」
記者B「熊本の攻撃を一人で支えていた清武もいる。今季は期待できそうな陣容だが…」
記者A「監督はやたらなハイプレスを志向するようですが、J2特有のごちゃごちゃとしたサッカーと噛み合うのかどうか」
記者D「ちょっと不安ですよね。フアン・エスナイデル監督だけに」


■個性的な新監督とか
デスク「スペイン系の監督が千葉のほかにあと2チーム誕生した」
記者B「徳島のリカルドロドリゲス監督はTMでもいい結果を出している。チームを掌握するのも早そうだ」
記者A「橋内など守備の主軸が抜けたのはマイナスですが、岩尾やカルリーニョスが今年こそ本領を発揮すれば中盤は安定しそう」
記者C「191cmのCBと196cmFW、2人のニコラがいて、フィジカルは圧倒的ですね。あら、アシチェリッチさんってちょっといいオ・ト・コ♡」
デスク「外国人が当たれば昇格争いに絡みそうだな。ロティーナ監督が就任したヴェルディは?」
記者A「エスパニョールなどを率いた知将だとか。何やらインテリジェンスの高い戦術構築を行っているようですね」
記者B「戦力的にも永田、橋本英郎、梶川と“効きそう”な新戦力を補強できた」
記者C「どんな相手にも互角に渡り合うようなチームになりそうな雰囲気。ドウグラスヴィエイラってもっと点獲れそうじゃありません?」
デスク「うむ。ラストパスさえ出てくれば得点王争いしてもおかしくない」
記者D「心配なのはユニフォームの胸スポンs…うわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp
デスク「…ふう。新監督で大型補強といえば山形は随分思い切ったな」
記者B「木山監督に加え児玉、阪野、瀬沼ら愛媛の主力。ほかにも加賀や菅沼、本田拓…戦力は大きく入れ替わった」
記者C「ある程度監督のやり方を知ってる選手はいるものの、戦力の融合、戦術浸透までは時間がかかりそうですね」
記者A「目指しているのは一昨年PO進出した愛媛の強化版みたいなイメージでしょうか。大型補強で忘れがちですが、去年フロントがゴタゴタしてた面が出て来なければいいのですが」
デスク「PO進出といえば、去年PO決勝で涙をのんだ岡山は?」
記者C「中林、岩政、矢島、押谷というセンターラインの軸がなくなりましたね。才能のある大竹や石毛が加入しましたが、矢島きゅんがもうJ2で見られないなんて…」
記者A「さらに開幕前に新戦力のチャンソグォンや魅惑のロングスロワー・片山らが負傷離脱。去年までのストロングポイントも無くなって監督も頭を悩ませそうですね」
記者B「去年の躍進によりマークされる立場になった。何よりメンタル面を支えてた岩政の不在がどう響くか」
記者D「もっと大きな穴がありますよ」
デスク「中林の穴か?」
記者D「違いますよ。ミサッキーを放出以降ボクの心にぽっかりと穴が空いたままなんです」
デスク「知るか!」

■昇格→躍進→翌年は?
デスク「去年はJ3からの昇格組、町田と山口が旋風を巻き起こした」
記者A「躍進の代償として山口はごっそりと主力を引き抜かれました。昨年の金沢ルートを歩まなければいいのですが」
記者B「超攻撃的上野サッカーの再浸透がカギだが、そういう意味では小塚の再加入は大きい」
記者C「ただ、前線は入れ替わりすぎて計算できないですね。機動力と切り替えの速さが魅力のチームですが、守備的な補強にベテランが多いのも気がかりです」
記者A「逆に町田は昨季7位から大幅な戦力の入れ替えなしで相馬体制の継続を選択しました」
デスク「大崩れはなさそうだな」
記者C「戦術の熟成度でいえばJ2ナンバーワンかもしれません。ただ肝心のJ1ライセンスはありませんが」
デスク「昨季8位の横浜FCは?」
記者B「イバは規格外。J1クラブに引き抜かれなかったのが不思議なくらいだ」
記者D「イバはヤバいじぇ」
記者A「てっきり移籍するものかと…。戦力的な損失も最小限にとどめ、最終ラインは町田からヨンアピンなどいい補強をしましたね」
記者D「イバはJ2でおお威張り」
記者C「といえばイバへのマークはキツくなります。元“東福岡のクリロナ”増山の成長がカギになりそうですね」
デスク「今年の昇格組は大分1チームだ。3年連続昇格組が旋風を起こす可能性は」
記者A「戦力的には見劣りしますね…。いや、2年前の金沢も去年の山口・町田もそう言われてたんですが」
記者C「でもFC東京でくすぶってた林容平は確実に点獲りそう。神戸から来た前田くんはとってもカワイイわ☆」
記者B「J3でも苦しんでいたチームだが、まだ外国人枠も余していて個の力も足りていない。よほどの強烈な組織力でもなければ躍進は難しい」
デスク「昇格即躍進の元祖・金沢は去年なかなか勝ちきれず、入替戦の末残留を果たした」
記者A「長期政権だった森下監督にピリオドを打って、ヤンツー監督が就任。かといって大型補強もなく、大丈夫かな?という印象」
記者B「中美とか山崎雅人とかいい選手はいるんだけど、層が薄いね」
デスク「加賀前田家がそうだったように、天下など望まず、コツコツやるしかないな」

■低予算クラブの未来はどっちだ?
デスク「あとは水戸、群馬、岐阜、讃岐、愛媛、長崎、熊本の話がまだだな」
記者B「讃岐をダークホースに推したい」
デスク「毎年脅威のコシの強さで残留争いを勝ち抜くうどん軍か」
記者B「北野監督は8年目の長期政権。堅守の基本路線継続しつつ昨季はやや攻撃面にもテコ入れを計り、それが少し裏目に出た」
記者A「原一樹の加入は驚きました。カウンター戦術とは相性が良さそう」
記者B「市村やリヨンジも限られた予算内でのいい補強だ」
記者D「うっ…どんどん讃岐が良いチームに思えてきた。持ち前のコシの強さにだし旨みが加わるかもー!」
記者C「岐阜はどうですか?デスクもお好きな大木監督ですよ」
デスク「大黒柱だったレオミネイロらを放出し、徹底的に大木監督好みの選手を集めた印象だな。監督のやりたいサッカーと選手構成は合致してるんじゃないか?」
記者A「GKにスペイン人のビクトルってのが独特ですね。あとMFシシーニョ、FWクリスチャンあたりも未知数だが何か面白そう」
デスク「京都時代のドゥトラ役がクリスチャン、工藤浩平役がシシーニョになりそうだ。福村もいて田森もいて、大木サッカーの伝道者がいるのは心強い」
記者C「語りますねぇ~。京都からレンタルの永島君の抜擢もありそう。問題は流動的に動く大木サッカーが浸透するスピード、ですね」
デスク「京都の1年目も前半戦は散々だったからな。複雑なサッカーだけに今年は種まきのシーズンになりそうだ」
記者B「西ヶ谷体制継続の水戸は手堅い。兵働やロメロが出て行ったが、橋本晃司や林陵平、J3でブレイクした田中恵太らを獲った」
記者A「FWはやや迫力不足ですかね。田中がJ2でも通用すれば状況は変わりそうですが」
デスク「上手くいけば一桁順位も狙えそうだな。熊本はどうだ?」
記者C「清武は大きすぎる損失ですね。まぁ借り物でしたけど」
記者A「安柄俊とグスタボ、岐阜に貸していた田中達也の復帰かぁ。放り込みサッカーでもしますかね?」
記者B「NYCではJ3の鹿児島に歯が立たなかった。チーム作りには課題がある」
デスク「去年は震災があってサッカーどころじゃなかったからな。今年はしっかり腰を据えて踏ん張ってもらいたいものだな」
記者D「デスク、愛媛方面からはエー?ってヒメーがあがってます」
デスク「木山監督はじめ主力がごっそり抜けたもんな。悲鳴FCになるのも無理はない」
記者A「目立つ補強は有田と小池くらいで、選手層そのものが足りてない印象ですね。しかも率いるのは間瀬監督!」
記者C「秋田を躍進させた独自の理論家ですね。なにやら数学を持ち出したり…」
デスク「財布をすられた話をサッカーに置き換えたりな」
記者B「間瀬氏の手腕がJ2で通用するかどうかは見もの。ただ、戦力は本当に薄い。特にGKとFW」
デスク「サッカーで一番大切なポジションじゃないか。有田には頑張ってほしいものだが」
記者D「なーんかぁ~、長崎がぁ~、ゴタゴタしてるみたぃ~。 …ヴィヴィくんっぽくしゃべってみたよ☆キャハ☆」
デスク「ヴィヴィくんはしゃべらんわ!…長崎は赤字決算で経営危機、役員辞任など深い闇を抱えたまま開幕を迎えなきゃならなくなった」
記者A「戦力も守護神大久保やエースの永井龍をはじめ、主軸を失っている」
記者B「選手以上に大きいのがスカウティングに長けた安達ヘッドコーチの退任かな。後任には岐阜にいた吉田恵氏だ」
記者C「吉田さんっていつも火中の栗拾わされてるよね」
記者D「でもスペイン人入ってきましたよ。ええっと…バジャルドとファンマ?二人合わせてバジャマだね」
デスク「合わせるな。ともあれ経営のゴタゴタが士気に関わらなければいいが…。あとどこだ?群馬か」
記者A「またも高崎線ルートで大宮に大卒ルーキー引き抜かれました。瀬川を。その他イキのいい若手が次々にチームを去りましたね」
記者C「そしてまた有望な大卒をたくさん仕入れ…。大卒の促成栽培組織のようですね」
記者D「大■の促成栽培…!こわいっ!」
デスク「伏せ字にするな。そこそこ求心力のあった服部監督も去って、後任は森下仁志氏か…」
記者A「なぜか実績残せてないのに次々と監督する人っていますよね…」
デスク「情熱家で体育会系で、人あたりがいいんだろうな」
記者A「逆に戦術家って基本変人ですもんね」
記者C「選手のキャラ的にはすごい面白いんですけどね、群馬は」
デスク「盛田師範とかな!どんなラーメン出すのか楽しみだ」
記者D「野生の川岸が見られるのも群馬だけ!」
記者C「あら、川岸はよくよく見ればなかなか男前なのよ。結婚しちゃったけど。きっ」
デスク「J2は本当に戦国時代だな。群雄割拠でどこが強いのやら。本命候補の名古屋ですら評価が定まらんぞ」
記者D「なごやは7位か5位か8位でいいんじゃないんですかぁ?」
デスク「758だけにか!また名古屋をオチに使うのか!去年と一緒じゃないか!」
記者D「これにておーわり~」




〈明治安田生命J2リーグ予想順位〉


1位予想 アビスパ福岡

→実績のある守備構築+超強力攻撃陣。ゆかり王国ってなぁに?


2位予想 松本山雅FC

→徹底的に相手の長所を封じる絶対相殺マン反町。穴は少ない。


3位予想 湘南ベルマーレ

→それでもチョウ監督は賽の河原の石を積み直す意志。やや層薄し。


4位予想 東京ヴェルディ

→知性あふれると噂のロティーナサッカー。地味に強いんじゃない?


5位予想 徳島ヴォルティス

→新監督の手腕は順調か。Wニコラが当たってニッコリできるかな。


6位予想 カマタマーレ讃岐

→持ち前のコシのある守りに昨季仕込んだ攻撃意識が原一樹で爆発。か。


7位予想 名古屋グランパス

→風間体制1年目+戦力総シャッフルでわかんない。7位か5位か8位で。


8位予想 横浜FC

→戦術兵器イバ搭載。残念そこはヨンアピンしそう。増山朝陽に期待。


9位予想 FC町田ゼルビア

→堅実な編成+手堅い監督で戦術もじっくり熟成。大崩れはさなそう。


10位予想 モンテディオ山形

→名将木山スターターキットが組み上がるには少し時間もかかりそう。


11位予想 ファジアーノ岡山

→主軸&精神的支柱を失ったダメージは大きい。特にGKが弱点か。


12位予想 ジェフユナイテッド千葉

→エスナイデル新監督の評価が定まらない。京都とはおともだち。


13位予想 京都サンガF.C.

→強い個が溶け合うことって実際難しい。千葉とはおともだち。


14位予想 水戸ホーリーホック

→地味にチーム作りの上手い西ヶ谷監督。他がコケればもう少し上も。


15位予想 FC岐阜

→複雑怪奇な大木サッカーが機能するのは夏以降か。ダークホース。


16位予想 レノファ山口FC

→まるで禁門の変後の長州藩のような草刈り場に。レノ丸は丸い。


17位予想 大分トリニータ

→林容平は高松、デカモリシの系譜を継ぐ大分型CF。ニータンも丸い。


18位予想 ロアッソ熊本

→とてつもなく大きな清武の穴。NYCもイマイチ。ロアッソくんは黒い。


19位予想 Vファーレン長崎

→長崎に南蛮人はよく似合うが、クラブ経営が闇。ヴィヴィくんが心配。


20位予想 ザスパクサツ群馬

→何で森下仁志なんだろう?そればかりが頭を横切る。湯友は集中線。


21位予想 ツエーゲン金沢

→長丁場を戦うには戦力不足。コツコツと勝ち点拾えれば。ゲンゾー好き。


22位予想 愛媛FC

→質量ともに戦力不足。間瀬監督は未完成。オ~レくんはみかん星人。



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