京都サンガF.C.△1-1△カマタマーレ讃岐
48'仲間隼斗
(↑高橋泰)
85'大黒将志
(PK)
[警告・退場]
・京都
90+1'山口智(C3)
・讃岐
62'アンドレア(C4)
65'永田亮太(C1)
【全体の印象】
5バックを布いた讃岐は、中盤も素早く引きスペースを消して強固なブロックを構築。京都はブロックの手前でボールを回すだけ。後半早々讃岐はアンドレアを走らせるカウンターからサイドを揺さぶって狙い通りの得点。京都は終盤まで強固なブロックを崩せなかったが、駒井のクロスを山本が腕ごと防いでPK。どうにかドローで終えられ3連敗は免れた。
【特記ポイント】
■マンオブザマッチは岡村和哉
・大黒を徹底マークし京都のストロングポイントを消す。
・岡村の両側にいる武田と藤井が適宜援軍に回り、シャッターを閉める。
■真のマンオブザマッチは北野誠監督
・京都の戦術の中心・大黒を消し去る徹底した作戦がズバリ。
・ボールの奪い所、潰し所、抑え所が明確で、よく訓練されていた。
・あえて攻め込ませてからのカウンターがハマる。まさに釣り野伏。
・引いた守備でも消極的ではなく、むしろ貪欲でアグレッシブ。
・組織力と知恵があれば、運営費少なくても戦えますよ、と証明。
■知恵比べに敗れた和田監督
・エースが対策されても、エース頼みの姿勢は変えず。
・対策されてない別ルートはないの?プランBはないの?
・てゆうか讃岐がスペース消して守備固めてくるのはわかってたよね?
・選手交代しようが大きな流れは変えられず。
・結局どんなチームを作りたいの?個の能力頼みのチーム?
・全体的にハングリーさに欠ける。貪欲さが感じられない。
・「モチベーション上げるのが上手い」(野口強化部長談)との触れ込みだったけど………(???)。
■讃岐に暴かれた守備の弱点
・アンドレアにかき回され、金南一、山口、バヤリッツァの機動力の低さが鮮明に。
・金南一の両脇のスペースはかなりの弱点。
・攻守の切り替えが遅いため、カウンターを浴びるとスカスカに。
・杉本がどうにか止めたが、永田が抜け出したシーンは致命的。
・左右に揺さぶられると、すぐに守備網が広がってしまう連動感のなさ。
・相変わらずクロスに対してボールウォッチャーになりがち。
【本日のひと言】
「う…どんどん離れていく」