二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2015明治安田生命J2リーグ第9節 京都vs北九州

2015-04-26 | 蹴球

京都サンガF.C.○2-0●ギラヴァンツ北九州
43'バヤリッツァ
(↑有田光希)
78'宮吉拓実
(↑石櫃洋祐)

[警告・退場]
・京都
15'磐瀬剛(C1)
・北九州
 なし

【全体の印象】
両者とも序盤から守備的で相手の出方をうかがうゲーム運び。プレーに精度を欠く北九州は京都の重量級守備ブロックを崩せず。京都はFW有田を経由する攻撃に連動性が生まれはじめると相手を押し込み、スローインからの流れからバヤリッツァのボレーで先制。風上に立った後半は京都がリトリート→カウンターで優位を保ち、72分には田森を投入して5バックで守備固め。即座にカウンターから宮吉が追加点を奪い、堅実に勝ちきった。

 
【特記ポイント】
■マンオブザマッチはバヤリッツァ
・先制点のボレーだけでなく、攻守に存在感抜群。
・フォアリベロの1つ前みたいな位置で自在に動き回り、奪ったり、パス出したり。
・北九州はそんなバキを掴まえきれず。

■貫いた“弱者のサッカー”
・北九州相手に基本はリトリート。穴を作らないことに重きを置いた守備重視ぶり。
・自分たちが弱いことを認識した戦い方で、全員がサボらず緊張感のある守りを貫く。
・残り15分で守備固めに入る現実的な戦術。勝ちにこだわる采配はブレなかった。
・守備的現実的路線がいいかどうかは別にして、チャレンジャースピリットは忘れないように。
・とりあえず次節セレッソ相手には、弱者の立場を貫いていきたい。

■ハードワークできるもん
・暑さで動きの重い北九州に対し、有田、宮吉ら前線の選手が走りまくってスペースを埋める。
・前線の守備が効いていたため、北九州は思うようにボールをつなげず。
・とりわけ最終ラインまで下がってボールを追い込む宮吉の運動量は圧巻。
・強靱な守りでほとんどサイドを破られなかった磐瀬の出来も出色。
・チーム全体で走り負けず、ハードワークできたのは開幕福岡戦以来。やればできるじゃない。

■めざそう脱大黒
・これまでは、誰か→大黒 という形で攻撃が単発で終わるこが多かった。
・今日は“エース”に縛られず、前線の複数が絡みながらの攻撃。
・有田が基点をつくって、伊藤和田宮吉が第2、第3の動きで攻めにバリエーションが出る。
・ルーキー和田も巧さ見せ、先制点につながるシュート。オフザボールの動き方はまだまだ課題。
・最前線の蓋が外れてのびのび感UP。脱大黒から感じる未来は明るい兆し。


【本日のひと言】
みんなギラに勝ちたくてギラギラしてたよ