二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2015明治安田生命J2リーグ第17節 大分vs京都

2015-06-07 | 蹴球

大分トリニータ△2-2△京都サンガF.C.
           2'奥川雅也
           (↑こぼれ←Dロビーニョ)
32'後藤優介
(↑キムジョンヒョン)
58'後藤優介
(直接FK)
           68'大黒将志
           (↑駒井善成)

[警告・退場]
・大分
90+1'ダニエル(C1)
・京都
56'バヤリッツァ(C1)


【全体の印象】
監督交代で布陣も変わりまだまだ足並みが揃わない大分。京都はその守備のズレを衝き「大黒を追い越すプレー」がハマって電光石火の先制劇。その後も苛烈に攻め立てたが、金南一が負傷交代すると状況は一変。大分の走力に中盤を制圧されるがままになり逆転を許す。京都はバヤリッツァのカット→駒井→大黒というシンプルなカウンターから追いつき、布陣のテコ入れして持ち直したが、それすなわち1枚目の交代の失策を証明することとなった。

【特記ポイント】
■中盤火だるま状態に陥った“失策”
・金南一がキムジョンヒョンと競って、着地で負傷。
・和田篤紀をそのまま守備的MFに入れ、和田・原川の2ボランチに。
・和田も原川も本質は攻撃的セントラルMF。守りに難があるタイプを並べてしまった。
・両者とも中盤でフィルター役になれず。相手の攻撃を遅らせることすらできず。
・それに加えて奥川とダニロビも守備面であまり役に立たない。
・大分にとってみれば中盤を素通りできるフリーウェイができた。
・しかも和田はワンタッチパスを安易に相手に渡し、カウンターを浴びる起点に。
・わかりやすく、火だるま状態。
・手当したのは同点に追いついた後。内田IN磐瀬ボランチで中盤のフィルターがようやく機能。
・1枚目の段階で内田IN磐瀬ボランチは考えられなかった?

■大黒変身中
・大黒が下がって受け、ダニロビや奥川、駒井が追い越すプレーが目立つ。
・意図的に周囲を生かすプレーで、攻撃のバリエーションが増加。
・周囲を生かした後、自らも再度ゴール前に詰める動き直しの質は高い。
・攻めの選択肢が増え、チームとして「とりあえず大黒任せ」みたいな丸投げパスが減った。
・守備面でも前線からしっかりチェイシング。大黒さんどうした?

■てことで、マンオブザマッチは大黒将志
・迷采配で下位対決を盛り上げた和田監督が別の意味でのマンオブザマッチ


【本日のひと言】
もっと中盤から取りに行ったら?