茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

タルト・タタン

2020-10-23 07:12:00 | 街散策・旅行



伊藤若冲の速い筆勢が印象に残り、細見美術館を後にしました。岡崎エリアの静かな一角に佇むカフェ、どこか懐かしさが漂います。

古いテーブルや椅子の似合う空間が心を落ち着かせます。



注文した後、しばし壁に飾る額を眺めます。店をはじめた初代オーナー「ゆりおばあちゃん」は明治時代の職業婦人らしい人物。当時では珍しく美術学校を卒業した後、フレンチレストランを開業した後今のカフェへと転換しました。



店の名物「タルト・タタン」
この濃いめの焦げをつけ、凝縮したりんごの旨味を引き出すまで、一体どれだけ火入れしたのか、想像してみたくなります。
タルトごとに柔らかく、おばあちゃんの愛情を感じるラ・ヴァチュールのタルト・タタンでした。

万人が認める美味しさのほか、好き嫌いの別れる個性的なものも、自分は好きです。

小食食いしん坊のささやきです。





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