以前友人から大切に頂いた徐門紫砂の石瓢壺があります。
徐門は、宜興紫砂制作の名門です。徐漢棠大師を、兄弟六人及びその後代を率いて、紫砂工芸に捧げた一族です。
上海にある多倫路に、徐門一族が開いたギャラリーがあると聞き、行ってみました。
通っていた中高一貫校にほど近いこのエリアは、かつて同級生の家に遊びに行ったことが懐かしいです。
魯迅をはじめとする中国の近代文学者たちにとってもゆかりの多い通りとして、現在は「多倫路文化名人街」に様変わり。

私が訪れるのは、純宝棠。

事前に友人経由で紹介して頂き、ギャラリーのオーナーが徐門の四代目。親切に色々紹介していただきました。
横には、だまってずっと新聞を読んでいた老人のことが、ちょっと気になります。
宜興紫砂の歴史について尋ね始めると、横にずっと黙っていた老人は、初めて口を開けてくれました。
オーナーが老人のことを「老爺」と呼び、なんと徐門兄弟の一人徐可棠先生でした。
徐可棠先生が、たまたま宜興からお見えになり、上海にいらっしゃるのは清明節までです。私がなんと運が良いと思いました。
紫砂の伝統窯「龍窯」のことを詳しく話してくれました。老人が昔話に花咲き、先ほど黙っていた新聞読みの老人とは、うんとかわります。
使い勝手が良い水平壺を見つけ、私的には文字の彫られないものが良かったのですが、
とても良いお値段で購入できました。
新しい茶壺を育てていくのに、また楽しみが増えました。
最後に、オーナーから徐門もう一人の大師徐秀棠先生の著書「紫砂工芸」をプレゼントして頂きました。
じっくり読んで、少しでも知識の幅を広げていけたらと思います。

多倫路文化名人街
上海市虹口区多倫路
純宝棠
多倫路53号
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徐門は、宜興紫砂制作の名門です。徐漢棠大師を、兄弟六人及びその後代を率いて、紫砂工芸に捧げた一族です。
上海にある多倫路に、徐門一族が開いたギャラリーがあると聞き、行ってみました。
通っていた中高一貫校にほど近いこのエリアは、かつて同級生の家に遊びに行ったことが懐かしいです。
魯迅をはじめとする中国の近代文学者たちにとってもゆかりの多い通りとして、現在は「多倫路文化名人街」に様変わり。

私が訪れるのは、純宝棠。

事前に友人経由で紹介して頂き、ギャラリーのオーナーが徐門の四代目。親切に色々紹介していただきました。
横には、だまってずっと新聞を読んでいた老人のことが、ちょっと気になります。
宜興紫砂の歴史について尋ね始めると、横にずっと黙っていた老人は、初めて口を開けてくれました。
オーナーが老人のことを「老爺」と呼び、なんと徐門兄弟の一人徐可棠先生でした。
徐可棠先生が、たまたま宜興からお見えになり、上海にいらっしゃるのは清明節までです。私がなんと運が良いと思いました。
紫砂の伝統窯「龍窯」のことを詳しく話してくれました。老人が昔話に花咲き、先ほど黙っていた新聞読みの老人とは、うんとかわります。
使い勝手が良い水平壺を見つけ、私的には文字の彫られないものが良かったのですが、
とても良いお値段で購入できました。
新しい茶壺を育てていくのに、また楽しみが増えました。
最後に、オーナーから徐門もう一人の大師徐秀棠先生の著書「紫砂工芸」をプレゼントして頂きました。
じっくり読んで、少しでも知識の幅を広げていけたらと思います。

多倫路文化名人街
上海市虹口区多倫路
純宝棠
多倫路53号
