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森の空想ブログ

「坂部の冬まつり」通信

一度は訪ねたい憧れの祭り。
信州の深奥部、「雪がないと実行できない」「冬祭り」と聞いただけで「生きて帰れないかも・・・」と震え上がってしまう、寒がりの私。
今年は神楽取材仲間たちも多く訪れた模様。以下に春日聡さんのフェィスブック記事と信濃毎日新聞記事を転載。
「限界集落」「消滅の危機」「祭りの伝承」などは宮崎の神楽も同じ課題を抱えています。


・写真は信濃毎日新聞記事より

「坂部の冬まつり」
天龍村坂部地区、限界集落もいいところなのですが、全国に散っている神子さんたちが駆けつけ、舞を奉じたという記事にうれしくなりました。
リニア中央新幹線計画、私は最後まで反対の立場だけれども、どうせ開通してしまうならここは大いに利用してゆく方向に考えると、品川や相模原からものの40分足らず(※最初20分と書きましたが各停だと40分らしいです。リライトしました。)で飯田に到着する便、天龍村にもアクセスしやすくなります。
もちろん、坂部以外の三遠南信地区全体にも言えることです。
本格的なネット社会になって20年近く経ち、「秘境」はすでに消滅。社会の変化や人の往来によって民俗芸能が変容してきたことも史実の示す通り。
坂部のような辺鄙なところに人が行きやすくなれば、伝承文化の消滅の危機的状況が少しずつでも変わってゆくのではないでしょうか。
今年は、おなじみの三上さんや井上さんは観に行かれたようだし、数年前、久保田麻琴夫妻をお連れしたときも大いに盛り上がりました。大ファンとして今年は参加できなかったのが残念でした。
来年を楽しみにします。
信濃毎日の記事より。

長野県最南部の下伊那郡天龍村坂部地区に約600年前から伝わる「坂部の冬祭り」(国重要無形民俗文化財)が4日夕から5日昼にかけ、地元の大森山諏訪神社で行われた。少子高齢化が進む坂部だが、この日は地区出身者など「神子(かみこ)」と呼ばれる若い舞手が全国から駆けつけ、厳寒の山里で夜通し舞を繰り広げた。
 4日昼すぎに天竜川の水で体を清めた神子たちは、火の大神、神楽大神など八つの神を迎えるため、鈴と刀を手にした本舞と湯立て神楽を交互に繰り返した。明け方近くに「たいきり面」を着けた赤鬼が登場すると、祭りは最高潮に。赤鬼が大きなまさかりで神子の持つたいまつに切り込むと、荒々しい火の粉が散った。
 祭りの主な担い手は、地元に住む5人の氏子総代の他は全国に散らばる地区出身者らだ。川崎市の会社員関龍太さん(27)は、毎年祭りに合わせて帰省する。「祖父も父もやってきた。誰に言われた訳ではないが、祭りはやるもんだし、帰ってこんといかんと思っている」
 今年は、氏子総代長の関福盛(よしもり)さん(85)から禰宜(ねぎ)の役割を松井秀文さん(62)が引き継いだ。関さんは「世代交代を進めたい。神子の皆さんが帰ってきてくれるのでありがたい」と話していた。
(1月5日)

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