胸中山水――かさこそ森珈琲店―― 【かさこそ森の物語<6>】
染付け山水のそば猪口を愛好している。白地に藍で描かれた山水の染付けは、古伊万里の器にはもっとも好まれた図柄で、製作された数量も多く、ことさら珍しい文様と言うわけにはいか...
瑠璃の器が映すもの\―かさこそ森珈琲店― 【かさこそ森の物語<7>】
古伊万里「瑠璃」の器は、時折見かける。 初期伊万里の瓶子を私は長年愛蔵していたことがある。食器類は幕末から明治へかけて製造されたものが多く、瑠璃の器肌の上に金で絵付けがし...
陽だまりで本を読む午後 ―かさこそ森珈琲店― 【かさこそ森の物語<8>】
「かさこそ森文庫」から 文庫本を一冊持ち出して テラス席で読む。 「男の詩集」だと。 寺山修二編集だと。 男が詩を書く時、どのような心意であるのか。 戦争に負けた時...
「かさこそ森美術館」<25年前の記録から(1)>―かさこそ森珈琲店― 【かさこそ森の物語<10>】
このシリーズは、少し前に書いた文を加筆し、新しい情報を加えながら再構成しています。その過程で、25年ほど前に記録し、「空想の森の旅人」(鉱脈社/2005)に収録された文が見つかった...
冬の森に流れて過ぎた時間<25年前の記録から(2)>―かさこそ森珈琲店― 【かさこそ森の物語<10>】
*昨日の続き。 1998年、再びかさこそ森を訪ねると、のゆり保育園の石川さんに連れら...
森へ行き、大木を伐り倒す 【友愛の森ARTプロジェクト<23-1>】
寒さが和らいできた。 森へ行く。 3年前の台風で傷ついて立ち枯れになっていた杉の木を伐...
「空間」や「場」がアートの現場となること――「インスタレーション」という手法 【友愛の森ARTプロジェクト<23-2>】
今日も森へ行く。 修復中の古民家周辺の立木や竹を伐り払うためだ。 ひと月ほど前から...
本日、由布院へ 【空想の森から<153>】
本日(2月10日)、由布院に行きます。 まだ雨が強く降っているけれど、お昼前には上がるという予報。 現地も雨だという。 雪や凍結の心配はないので、雨が小やみになるの...
由布の朝焼け 【空想の森から<154>】
由布院の朝。 寒い。 宮崎から来ると、セーター一枚分、気温が低い。 由布院の盆地は、昨...
「神々の風姿」―高見乾司の近作による/由布院空想の森美術館:別館林檎蔵ギャラリーにて【空想の森から<155>】
表記の企画は第一期(2022年12月末まで)を終え、第二期(2023年2月10日―3月3...