神が依り付く――採り物舞の神秘/米良山系「尾八重神楽」にて② [宮崎神楽紀行〈21-16〉]
夜が更けてゆく。山岳重畳と連なる尾根筋の一角にまるで神様が置き忘れたかのような小規...
主祭神が降臨した/米良山系「尾八重神楽」にて③[宮崎神楽紀行〈21-17〉]
尾八重神楽では、序盤に「花鬼神」が出る。保安2年(1121)に尾八重・湯之片地区に至り、神...
赤き弓――猪荒神・大将軍・柴荒神と連続してゆく山神の儀礼/米良山系「尾八重神楽」にて④[宮崎神楽紀行〈21-18〉]
尾八重神楽では、中盤までに「花鬼神」「宿神」「八幡」「稲荷」「四方鬼神」などの仮面神が次々に降臨する。これらは、かつて集落ごとの神社に祀られていた神々であるが、明治期の神社合祀令...
龍蛇を切るという民俗――神楽の「綱荒神と蛇切り」について/米良山系「尾八重神楽」にて⑤[宮崎神楽紀行〈21-19〉]
尾八重神楽の終盤、山の神である柴荒神が退場すると、神庭はひととき、静けさに支配される。 スバルは西の空でぼうっと霞み、大犬・子犬を従えたオリオンは西南方に去り、中天にあった天...
友愛の森空想ギャラリーへ行く道/銀杏の落葉が散る黄金色の一日 [森へ行く道<92>]
小春日和が続く、暖かな南国宮崎の冬。 森を歩き、「友愛の森空想ギャラリー」に行く。 この古い教会を改装したアートスペースは「祈りの丘空想ギャラリー」として20年間、運営を...
森に子どもたちの歓声が響いた/「ことりのもり」 [森へ行く道<93>]
11月21日と28日の二日間、「友愛の森/里山再生ARTプロジェクト」「友愛の森:生活学校」「友愛の森空想ギャラリー」「森の空想ミュージアム」などが点在する「友愛の森」で「森のよ...
竹林に埋もれていたゴミ屋敷が再生された [友愛の森:生活学校〈1〉]
昨日(12月10日)の宮崎日日新聞の記事です。 この記事を見た近所の方々が早速現地を訪ね...
神楽が蘇生するとき/米良山系「中之又神楽」にて① [宮崎神楽紀行〈21-20〉]
一昨日(12月11日)の夕刻6時から、翌朝6時過ぎまで、約12時間超を東米良・中之又神楽をスケ...
不思議な仮面神―中之又の地主神―が次々に降臨する/米良山系「中之又神楽」にて② [宮崎神楽紀行〈21-21〉]
高千穂・椎葉・諸塚・米良と続く九州脊梁山地の最南部、米良山系に点在する村々は、かつて...
中之又の鹿狩りの神「鹿倉様」とは/③米良山系「中之又神楽」にて③ [宮崎神楽紀行〈21-22〉]
今年(2021)の中之又神楽では、「鹿倉様」が二体しか出なかった。鹿倉様と...