【無農薬野菜くるりんふぁ~む】~畑と元野犬たち~

愛知県の知多半島で、農薬・化学肥料・除草剤を使わず、丁寧に育てたお野菜を販売。ひとり農業と元野犬たちの日記。

感覚的に生きる~ 気分はナビゲーター

2022-12-24 | 日記

今年もあとわずか。

くるりん畑の今年一年を振り返って

分かったことは

「気分はナビゲーター」です。

野菜の栽培は、まず

数ヶ月先までの大まかな計画を立て

それを基に、日単位で作業スケジュールを決めます。

今までは

天候によって多少は前後するものの

出来る限りそのスケジュールに沿って作業していました。

が、今年はふと思いたって

少しやり方を変えました。

作業計画を立てるまでは同じですが

実際に作業するのは

その日の「気分=感覚」

例えば、その日は定植する予定だったとします。

でも、体が重く感じて

その作業をする気にならない…

そしてなぜか他の作業をしたくなる。

そういう時はスケジュールを無視し

「気分=感覚」に従って

その時やりたい作業をする。

次の日も定植したくなければ延期。

その時やりたい作業をします。

何もしたくない時は

作業せず体を休める。

数日~数週間

計画から遅れることもあれば

早まることもありました。

そんな適当で大丈夫?と思いつつ

しばらく試してみた結果

全体的に、とても順調👍でした。

まず、やりたくない作業を

重い体を引きずりながらやると

心身に負担がかかるので

通常の倍以上のエネルギーを必要として、とても疲れます。

一方、やりたい作業をする時は

体が軽くスイスイと動くので

楽に作業を進めることができて

気分が良く、疲れにくい👍

さらに、野菜が順調に育つ👍

なぜだろう??

と過去の状況を振り返って

見えてきたのは

その日の天気(日照・気温・風速・湿度)、土のコンディション、苗の状態などを総合して

その作業をするのに適した環境とタイミングで、自然と

「あ、今日はあの作業をしよう」

という気分になり、実行していた

ということです。

要は、この小さい脳みそで考えた計画に従って動くと

総合的な条件があまり良くないのに

「やらなければ」という理由でやるので、障害が多い。

それよりも

全身の五感・六感が察知した情報 = 気分・感覚

に従って作業した方が、障害が少なく

結果的にスムーズに進んだ

ということです。

もちろん

野菜を育てるための基本的な知識

(植物の構造・土の構造・微生物・各種栽培方法など)と

ある程度の経験が土台になっています。

でも、最終的には「気分=感覚」がナビゲーターになる。

自然相手なので、すべてが完璧にいくわけではないけれど

脳みそで考えただけの時より

「気分=感覚」に従って作業を進めた時の方が

なにより、心身ともに何倍も楽だし

(体感的に今までの3分の1程のエネルギー量で出来た)

野菜も比較的順調に育つ。

そう気づいたことが

今年一番の収穫でした。

ちなみに、この考え方は畑作業だけでなく

生活のあらゆる場面で応用できます。

おかげで今年の大掃除・庭仕事は、とても効率的かつ短時間で終わりました。

「思い立ったが吉日」と昔から言われるのも、そういうことかな。

ひとつ、注意点としては

心が健康でないと

このナビゲーションが狂うので

心が病んでいるときは

その原因となる人や物事から

物理的・心理的に出来るだけ離れ

穏やかで安心できる環境にできるだけ長く身を置く。

すると、徐々にナビゲーション機能が回復します。

ふと、今までの人生を思い返して

そういえば

大きなターニングポイント

脱サラして農業の世界に足を踏み入れた時も

野犬だった空を保護した時も

ナビゲーターは、まさに「感覚」でした。

でも、人生の多くの時間を

無駄に真面目に余計なエネルギーを費やしては、疲れ果てていたなぁ…トホホ

でも、それも無駄じゃなかったよね。

何はともあれ

考え方ひとつで世界は変わるもんだな。

と思う今日この頃。

一方

「感覚」だけで生きている愛息子たち🐾

毎日絶好調🐾ハッピー🌈なわけだ😄