beatitude

好きなことだらけさ…

『メアリーの総て』

2019年01月09日 | 映画 洋画

19世紀、イギリス。小説家を夢見るメアリー(エル・ファニング)は、
折り合いの悪い継母と離れ、父の友人のもとで暮らし始める。
ある日、屋敷で読書会が開かれ、メアリーは“異端の天才”と噂される
妻子ある詩人パーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。
互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せて駆け落ち。
やがてメアリーは女の子を出産するが、借金の取り立てから逃げる途中で
娘は呆気なく命を落としてしまう。
そんななか、失意のメアリーは夫と共に、
悪名高い詩人・バイロン卿(トム・スターリッジ)の別荘に滞在。
そこで「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。
深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた……。
(MovieWalkerより)


小説「フランケンシュタイン」を書いたのが
女性だというのは知っていましたが、
やっぱりなぁ、幸せな生活を送ってたら書けない話だよなー。
自分の周りに"死"がたくさんないと、こんな話は書かないだろな。

メアリーが無政府主義を唱える思想家ウィリアム・ゴドウィンを父に、
「フェミニズム」の先駆者であるメアリー・ウルストンクラフトを母にもつ
出自だというから、普通のお嬢さんとは違ったんだろう。
それでも父の庇護下の生活はまだ夢みる乙女。
そこから駆け落ちし、生活苦、夫への不信感、子供の死、
怒涛の2年余りを過ごし、すっかり大人になったメアリーが書き上げた小説。

ダグラス・ブースは、あ~またこんな役ww
自由恋愛主義者って名のダメ男。
エル・ファニングはなかなかの熱演でした。
エンディングの曲が素敵でした。

ウィキに
"アイザックアシモフが後世に
シェリーの名声が詩人愛好家や知識人階級に留まっているのに対して、
アマチュア作家の妻メアリーの作品が古典のひとつとなってしまったことを、
「作家の悪夢」と評している。"
と書いてあったのが興味深いです。




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2 コメント

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こんばんは(^^) (jun-sweets)
2019-01-09 23:30:14
フランケンシュタインの作者が女性とは知りませんでした。
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jun-sweetsさん (kurukuru)
2019-01-22 00:54:07
興味ないと知らないですよね~。
返信する

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