beatitude

好きなことだらけさ…

「秘密 THE TOP SECRET」全12巻読みきった~

2016年09月13日 | コミック

いや、たいそう面白かったけど疲れましたwww

新装版ではなく、こちらの旧版で12巻。
続けて読むとさすがにこたえる。

グロシーンにも耐えうる清水玲子の華麗な画で少女マンガ誌「メロディ」で連載。
2011年に第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞してるんですね。

ザックリストーリーは
舞台は西暦2060年の日本、「科学警察研究所法医第九研究室」、通称「第九」。
そこで行われる「MRI捜査」では、死者の脳から記憶を映像として再現する事が出来るが、
解明不能な事件の真相にさえ繋がる有効な捜査手段でありながら、
世間から強い偏見と反発に晒されていた。
捜査を担当する職員たちも、
凶悪犯罪に関わる凄惨な映像と日々向き合うことで苦悩し、心を病む者も多い。
新人の青木一行は最先端捜査を担う「第九」に強い憧れを持って配属される。
だが、死者の脳から記憶を辿り、被害者と加害者の「秘密」を暴きだすその仕事は、
想像を絶する凄惨なものだった。
事件の捜査を通じ、青木は尊敬する第九室長 薪 剛が抱え持つ「秘密」とも向き合うことになる。
(ウィキから拝借)

清水玲子さすがでございます!!提示した伏線をすべて回収。
本編登場人物とは直接関係ない「秘密-1999」も
本編終了後のエピローグとして拾ってる。
しっかりしたストーリーはゆるぎなく、その上で
美貌の室長薪と部下の青木の関係は、絶妙にBL要素を入れながら振り切れてない。
猟奇殺人を扱う警察ものなのに少女マンガで長いこと連載できるわけだ。

これは実写映画は…無理だろ。
薪以外は十二分に実写化でOKだろうけど、
肝心の薪は…少女マンガ特有の女子萌えキャラなわけで、
(綺麗なお顔に辛辣な口調、それでいて芯は情に厚いけど、決して見せない。
負いはすべて身の内に引きとろうとする。)
その美しい容姿がリアルだと決定的に無理。
(けして 生田斗真がきれいじゃないとは言ってませんよ~
自分的にはイメージじゃないってだけです)

ストーリーも前半のメインは貝沼事件ですが、
後半は青木の親族を巻き込んでのカニバリズム事件。
このカニバリズム事件を読んでると、貝沼事件ですら伏線のように思えてくる。
問題は「薪の脳」。
世界情勢に影響が出るほどのこの事件によって、政界との癒着や警察の暗部が露見され、
薪の進退も決定づけられていくわけです。
ここがないと話の深みが半減。
映画にはこのチメンザールが絡む話は入ってないようなので、
劇場まで出向かなくてよかったかも。
でもWOWOWで放送したら、生田斗真がどう薪を演じたのか見たいので録画です!!

次はスピンオフシリーズの「秘密season0」読まなきゃ~。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは(^^) (jun-sweets)
2016-09-13 22:48:46
映画の「秘密」って漫画が原作なんですね。
映画も見ていないのですが、猟奇殺人は漫画でも恐い気がします
返信する
jun-sweetsさん (kurukuru)
2016-09-15 23:56:26
まあその猟奇殺人の犯人の脳が見た映像や被害者側の脳映像を見るわけですから、
不気味ですよね。
ストーリーの中にも取り上げられてるように、
事件の真相を解明するのに有力な方法なんですが、
世間からの強い偏見と反発にあってるってことです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。