goo blog サービス終了のお知らせ 

beatitude

好きなことだらけさ…

『バレエボーイズ』

2015年09月30日 | 映画 洋画

ルーカス、シーヴェルト、そしてトルゲールの3人は、
一流のバレエ・ダンサーになることを目指してノルウェーのバレエスクールに通っている。
ふざけたり女子の話をしたりと少年らしい顔を見せる一方、
厳しい練習にも真剣に打ち込み切磋琢磨し合っていた。
数々のコンクールに出場し、3人は狭き門をくぐり抜けクラシック・バレエのコースのある
オスロ国立芸術アカデミーへの入学資格を手に入れる。
そんな彼らに大人たちは、
別の選択肢に備えバレエばかりではなく勉強もしておくよう忠告した。
大人の入口に立つ彼らは、自分の才能について、将来について、
周囲の環境について向き合わざるをえなくなる。
そんな中、バレエ以外の道はないと言い切り
いつも誰よりも早くスタジオに入り準備していたルーカスが、
多くの有名ダンサーを送り出してきたイギリスにあるロイヤル・バレエスクールに招待される。
(Movie Walkerより)
 
2月17日にNHK-BS1でカット版が放送されてるドキュメンタリー映画のオリジナル版ですね。
TVのカット版は48分、オリジナル版は75分。
TVでは見られなかった映像がいくつか入ってました。
ちょいちょいあったハイスピードカメラを使ったダンスシーンは
カッコよく見えていいんだけど、もう少し舞台映像が欲しかったかな。
なんにしろ、一つの事に打ち込んでる若者の顔つきはいいです。

NHKのサイトによると
3人が受験してたKHiO(キオ)は、ノルウェーの首都オスロにある国立芸術大学。
ダンス学部の中にクラシック・バレエのコースがあり、
入学できるのは1年に10人以下の狭き門! 

メインとなるバレエの授業の他、栄養学、解剖学、怪我防止、キャリア・プランニングなど
プロのダンサーとして生きていくのに必要な講義があり、
卒業すれば大卒資格を得ることができ、授業料は無料。
ここに入学できれば世界中のバレエ団への就職の道が開け、
プロとして活躍する可能性が高まる。

むむむ、こいつは凄い。
これを蹴って英国ロイヤルバレエスクールに行く決断は賭けだな。
いくらオーディションの招待を受けたからって、
行って潰される可能性の方が高そうだもんね。

メインのルーカス、あどけない少年の顔が

後半は青年です。

そしてググりました!!
英国ロイヤルバレエの研修生となった今は

鍛えあげてました。
英国ロイヤルバレエのダンサーとして日本で踊って欲しいものです。

アジア系のシーヴェルトは、今年のローザンヌに出てたんですね。

録画してたDVD探して見ちゃいました。
クラシック部門の演目は
「“ドン・キホーテ”パ・ド・ドゥから バジルのバリエーション」
彼も見違えるように成長してました。
一度バレエから離れた経験が糧となっているような気がします。
残念ながら賞はもらえてなかったけど、
今はヒューストンのダンスカンパニーに所属してるとパンフにありました。

そしてトルゲールはバレエ止めちゃったんですね。
今年の7月からノルウェー軍へ入隊になってます。
映画の中でも揺れてましたもんね。

本当にプロとして成功するのは、ほんの一握り。
それに将来をかける決断をするのは苦しいものです。
生まれ持っての容姿と身体能力が問われ、そこが整っているところから始まる芸術です。
そして観客を魅了するダンサーになるには、
努力して身に付けた技術だけではダメなんですね~。

止めたトルゲールも含め、頑張っていただきたいです。
そして日本に来て踊ってください。
生で観たいです。