『第七女子会彷徨 1~3』 つばな 著 リュウコミックス 徳間書店
金やんと高木さんは普通の天然女子高生のようだけど…
彼女たちの暮らす世界の日常は、私たちの知るこの世界とは微妙に異なるようで、
奇妙で奇天烈でSFでファンタジーな出来事が彼女たちの周囲でごく日常的に展開されていく……。
もしかしたらすっげえ新しいかもしれない女子高生奇天烈SF少し不思議ストーリー♪
(COMICリュウHPより)
これは……変ってか、面白いではないか
ちょっとグロく、シュールな展開風味の女子高生の日々――。
自分が買ったのには付いてなかったけど、
1巻目の帯には『それ町~』の石黒正数氏の推薦文が付いてたみたい。
(『それ町~』はアニメしか見てないんですが)
COMICリュウが行なっている新人募集の第1回龍神賞で、
選考委員の安彦良和氏に激賞され[銅龍賞]受賞。
受賞作『子宮と部屋』が「COMICリュウ」2007年9月号に掲載されてデビューだそうです。
(『子宮と部屋』読んでみたいなぁ。)
そして、初単行本がこの『七女』
女子高生が主人公特有のフワフワ感が全編にありながら、
時折、なんとも形容しがたい造形が出現。
そう、画力は高くはないんですが、主要女子はちゃんとカワイイのに
それに絡んでくる正体不明なモノが――∑( ̄ロ ̄lll)!?
1~3巻を読み通して徐々にテンポが良くなってるような、そうでもないようなw
読んでて、なんとなく懐かしい感じがして、思い出しました。
自分が高校生の頃、せっせとよんでいた『マンガ奇想天外』!
あれに掲載されてたマンガにテイストが似ている…
吾妻ひでお氏の不条理ギャグってほどは消化しきってないんですが、近い匂いが…
(龍神賞の選考委員には吾妻氏の名前も…)
その辺の面白さに気付くと、クセになりそうなマンガです。
感想書いてませんが、本棚です。