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beatitude

好きなことだらけさ…

最近読んだコミック3冊

2010年02月20日 | コミック


『陽のあたる坂道』 吉田秋生 著 flowersコミックス 小学館

海街diaryの3巻目ですね。
吉田秋生の作品はファンですんで、殆ど読んでいると思います。
(知らない作品もあるかも知れませんが・・・)

彼女の作品は大きく2種に分かれると思います。
いわゆるBANANA FISH系と夢見る頃をすぎても系ですかね。
このシリーズは後者の方です。
もちろんBANNA~の方も大好きで、連載当時は大友の亜流じゃね?と
言われたりしましたが、別物です。
自分が思うに、吉田秋生が大友作品を好きなんじゃないかなと。
好きだと影響受けますよね。


相変わらず上手いです。何でもない日常を描きながら
登場人物の感情の動きを丁寧に追ってゆく手法が
小説を読んでいるようだし、女性なら必ず感情移入できます。
この作品の原点である『ラヴァーズ・キス』も発表当時に読んで
いいっ!と思ったものです。今見るとちょっと古い感じがするのは、
あの当時の流行を意識しながらキッチリ描いているからだと思います。

香田3姉妹+すずちゃんは平成の女の子たちです。
10年経って読み返すと、やっぱり古くて懐かしい感じがするのかな。






『きのう何食べた? 2、3』 よしながふみ 著 モーニングKC 講談社

友達から2巻を借りてモタモタしてたら3巻が出てしまった
で、また借りてまとめて読みました。
BLマンガでありながら、必ずあるエグイ会話もベッドシーンも無しで
ゲイの方々が世間の中で暮らしていく中での悲喜交々が、サラッと描かれています。

が、これは1話の中で必ず1食分のご飯を、作り方付きで紹介していて
自分はレシピ本だと思って読んでます。
流行りの自然食とか、貴重な食材とか、なんとかの店じゃなく普通のおうちご飯。
メインのおかずだけでなく主菜副菜もついて、とても便利。
何食べようか思いつかない時にチラッと読むと、ほんと助かる。

実は今日も1品作りました。
2巻に載ってる「厚揚げとニラとキャベツと豚ひきのみそ炒め」
酔っぱらいオヤジには好評でしたw


リアルな料理シーンといい、『愛がなくても喰ってゆけます。』も出してるし
よしながふみはホントに食べることが好きなんですね。