beatitude

好きなことだらけさ…

NHK-BSルグリ&カラヤン

2009年08月24日 | TV・DVD

今日一日で、録画しておいたNHKクラシック番組を立て続けに見たら
頭がクラクラしてきた。



「エトワール 最後の60日~密着 マニュエル・ルグリのバレエ人生~」
続けて「パリ・オペラ座バレエ団公演 バレエ『ドン・キホーテ』」

先日、バレエフェスでガンガン踊っていたルグリの
オペラ座引退公演の模様とルグリ30代全盛期の『ドンキ』。
ドキュメントの方はちょっと物足りなかったかな。
上川さんのナレーションはいらなかったかもぉ~。
番組の中で『ル・パルク』の映像が流れたのはラッキーでした。
日本公演の時はル・リッシュで観たもんで、ルグリのがちらっとですが見れました。
(チケがもう少し安ければ両方観たかった)
惜しいのは『オネーギン』です。
抜粋でチラチラ流れましたが、オペラ座の『オネーギン』、全幕見たかったです。

パリ・オペラ座の『ドンキ』は初見です。
ABT、東京バレエ団、Kバレエとはだいぶ違いますね。
ダンサーの層の厚さに物を言わせた舞台というか、スゴイです。
バレエの場合「ドン・キホーテ」と言いながら主役はキトリ&バジルですから
舞台も風車に突っ込む勘違い男の部分はメインではありません。
でも、ヌレーエフ版ドンキは、もちろんキトリ&バジルが一番ですが
きっちり「ドン・キホーテ」のお話になっていました。
さらに、この2002年の映像はオーレリ・デュポン&マニュエル・ルグリをメインに
マリ・アニエス・ジロ、クレールマリ・オスタ、カール・パケット・・・
パリオペスターダンサーがゾロゾロ出ています。
(ジプシーの群舞の中にマチュー・ガニオもいました)
その分見せ場もかなり多いです。
バレエフェスでマリア・コチェトコワ&ダニール・シムキンで観た『ドンキ』とは
まったく別物ですね。豪華な『ドンキ』でした。



カラヤンの芸術 歌劇「ばらの騎士」

今月のBS2クラシックロイヤルシートはカラヤン特集ですね。
一週目からベートーベン、チャイコフスキー、ブラームス、先週から歌劇です。
「ばらの騎士」は内容を知らずになんとなく見てみたら、面白かったです。
20世紀最高の「ばらの騎士」と云われているカラヤンのオペラ。
侯爵夫人の寝室、それもベッドの上に夫人と浮気相手の青年という
シーンから始まりました。
えっ!?でも、このお相手女性だよなぁ??
あっ!?「僕のぉ~」とか歌ってる?? 話が進むと訳がわかりました。
この侯爵夫人のツバメ、浮気がバレないように女装する設定だったんです。
そして女装した男の子に訪ねてきた男爵が誘惑したりするんです。
だから最初から女性がやる男の子の役だったんですね。
年齢も17歳設定なので作るとちょうどいいのかも。
話はツバメ君が本当の恋に目覚めるのですが、その相手が婚約者のいる女性。
その女性の婚約者はなんと自分を口説いた男爵。
最後は囲ってくれた侯爵夫人の助けで、めでたしめでたしなんですが
途中、ツバメ君を真ん中に左に好きな彼女、右に元好きだった夫人で
朗々と恋を歌い上げるシーンがあるんですが舞台上は全員女性。
うわぁ~タカラヅカみたい!と思っちゃいました。